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『決戦! パイレーツ・オブ・マタタビワン!』(2)
いよいよ始まる、最後の大舞台! 出演者の誰もが思い思いの海賊衣装に身を包み、武器を手に、潮風を浴びて笑います。海賊稼業は自由に気楽に、大いに楽しみながら暴れ回るのが醍醐味なのです。
甲板の上を縦横に巡るロープの一本を手に取りながら、
呉井 陽太
は親友へ、軽やかに尋ねます。
「不安は消えた? 武道君」
「オカゲサマデネ! 痣もどうやら、少しは薄らいだみたいだよ」
にっこり笑って、
志波 武道
。少しだけ左腕のあたりをさすってから、おもむろに上着へ手をかけて、
「さーぁ、みんな! 気合入れていくゼーーーイッ☆」
しゅばっ! さっそく脱ぎっ、鍛えられた上半身を披露! 陽太の苦笑いを横目に、仲間たちはうおーっ!! と盛り上がります。
と、そこへのそりとやってきた、大きな影。きらきらぴかぴか、やたらに豪華な船長服を身に纏い、頭にはドクロマークの三角帽子。仲間たちの乗り込む海賊船、眼帯をつけた熊の旗を掲げる『ヨシダパール号』の船長、キャプテン・クマキチこと
吉田 熊吉
先生!
「うおおーっし、行くぞォ野郎ども!! 帆を張れ!! 錨を上げろ!! 出航だァー!!」
「「アイサー、キャプテン!!」」
陽太と武道が同時にロープを引くと、ばっ! と黒い帆が下り、強く吹き始めた風を受けて広がって、ざざざざ、ざざん! 船はいよいよ大海原……というか木天蓼湾へと漕ぎ出します。
大海戦のはじまり、はじまり!
海はあっという間に、大荒れ。空は分厚く黒い雲が垂れこめて、白波は船体へびしばしとぶち当たり、甲板はぐらぐらと大揺れです。波打つ海の高低差は十数メートルにも達し、頭上に盛り上がる高い波の上を走るのは、
「見えたぞォ、野郎ども! 敵だ! 『フライング・リッチマン号』だァ!」
キャプテン・クマキチが叫ぶと、波間に浮かぶ顔の無いガイコツの旗を掲げた海賊船がこちらへ向かって回頭し、暴風を受けて突き進んでくるのが見えました。
舵を取るのはライバルたる海賊船長、新出府 譲! 熊吉船長に負けじとぴかぴかな船長服を着込んで、頭にはやっぱりお決まりの三角帽子。ダジャレのような船の名前もピッタリな、堂々たる海賊姿です。クルーたちは赤い腕章を付けたスタッフたちで、大しけの航海にも手慣れた様子で船を操っています。
キャプテン・クマキチがヨシダパール号のクルーたちを振り返り、丸太のように太い腕を振り上げて、
「砲撃用ーーー意!!」
「あいよ、砲撃戦用意!!」
頼もしく答えたのは、
桜崎 巴
!
「砲撃手、まずは半数の大砲を、同一角度で発射しな! 同一の目標距離で同時に撃つことで、次弾の距離補正を測りやすくなり、個別に撃ちまくるより命中率が格段に向上するって寸法さ」
どん、どどん! さっそく撃ち鳴らされた開幕の砲撃は、ばしゃんと波間へ落ちたものの、巴はニヤリと笑います。
「海戦の歴史的転換点と言やあ、もちろん斉射戦術だ。あたし自身の手で、その威力を体験してやるよ!!」
直後に、敵船からも発砲。どんどん、どどん! どががががん!! 二隻は距離を保ったまま横並びに並走しつつ、互いに撃ち合う砲撃戦へと突入します。
巴の指示を受けて、
曖浜 鴻
は大砲に点火。どごん! その爆音に、彼はひゅうと口笛をひとつ鳴らして、
「こりゃすげえ、迫撃砲より迫力あるぜ」
壮麗な砲身の並びを眺めて、悦に浸ります。
「後は、人間大砲でもありゃ面白かったがな……ん? よう、大丈夫かお嬢ちゃん」
「な、何て音なのよ……! 耳がキーンってなっちゃったじゃないっ」
隣では
水上 桜
が両耳を押さえて、目を白黒させています。砲列の奏でる爆音が、ちょっぴり予想以上だったようです。
とはいえ彼女も、今やこの船のクルーのひとり。すぐにも体勢を立て直すと、
「砲撃手、敵船へ向け斉射!!」
巴の指示に、桜は隣の鴻とうなずきあって、
「うんっ。こうなったら、思いっきりやってやるわ!」
「よォし今だ、ぶちかませ!!」
どん、どかん!! 砲弾は鋭く弧を描き、敵船の甲板へと命中!
強烈に吹く風、砲撃の雨がどかどかと降り注ぐ中。
鎌八 まもる
は、くるり! 彼女を振り返ります。
「さあ、今こそ溜まったツケを払ってもらう時だ。生ポニテだ!」
「えっ、ポニテ? 今?」
神野 美野梨
は当然、眉を寄せて困り顔。そりゃあそうです、無理もありません。
「生でポニテ作るところを見せてくれるなんて、感激だよ。いやあ、キミを手伝って良かった」
なんて、すっかり一方的にその気なまもる。なんだかんだで人の好い美野梨も断り切れず、髪ゴムを取り出し艶やかな黒髪へ手を添えて、
「し、仕方ないわね。それじゃ……」
「おおお! 髪を集めるこの仕草、グッと来るッ! そして露わになる白くて綺麗なうなじ……ギャーーーッ!?」
どっかん!! 敵船から放たれた砲弾が、足元へ炸裂! 残念ながら、彼は最後まで生ポニテを見届けることができませんでした……衝撃に、すぽーん! とどこかへ飛んでいくまもる。
「やな感じーーーっ☆」
「……えっ。えっ?」
美しいポニーテール姿となった美野梨は、見せる相手もなく、ぽかんと口を開けて星になったまもるを見送りました。
「……! どうしたの、クロワ?」
航海士として風と海を読みこなす、
綾辻 綾花
。どこか不安そうに、足元へふにゃあとすり寄ってきた黒猫を抱き上げて、ふと、気付きます。
敵船との間、うねる海面に突如として現れた、途方もない大きさの大渦。いかにも不穏な空気に、綾花はクロワをぎゅうと抱き締めながら、仲間たちへ叫びました。
「気を付けてください! 何か来ます!」
直後に。ずずずずず……海中へ浮かび上がる、巨大な影。ざざざざざ、ざばん! どどどどど!!
「これは……クラーケン!!」
水飛沫とともに姿を現したのは、海賊船よりもふたまわりも大きい、イカかタコか……ともかくあまりにも巨大な頭足類の、怪物! 長大な触手や触碗には無数の吸盤がぞろりと並び、そのひとつひとつにぎらりと覗く、円周上に生えた鋭利な牙。ぎょろぎょろと動く目玉は実に、人間ひとり分と同じくらいの直径がありました。
綾花は風と波を読み、海獣との直接接触を避けるように、的確な指示を飛ばします。
「舵を右へ、迂回してください!」
そんな中、砲撃手、
屋敷野 梢
は砲身に弾を込めつつ、
「うわぁ、なんかでっかいのが来ましたよー壬生先輩!」
「やーすごいねぇ」
うねうねとうごめく触手を眺めて、
壬生 由貴奈
もうんうん、とうなずきます。
どうにもいまひとつ緊張感が薄いふたりながら、砲弾をどかどかと撃ち放っては、見事に敵船へ命中させています。ことに由貴奈などは、
「おっと、きたきた。はい、もらったよぉ」
ばりばりとクッキーを頬張って、飛んできた敵の砲弾を、ろっこんでぴたりとキャッチ! そのまま装填し、こちらへにじり寄る海獣めがけて撃ち返すという芸当を披露して、何ともこれが頼もしいのです。
「ふふん! 全部壊して奪い取る、ですかー。確かにお祭りは派手じゃなきゃ、ですよね。それ、たーまやーっ♪」
梢もまた、どかんと砲弾を放ち……不意に。曇り空の下を走る敵船で舵を取る、顔の無い男のどこか楽しそうな様子を、静かに見据えます。
「でもね……新出府さん。お祭りって、毎年必ずやってくるものなんですよ。最後、だなんて……」
「こずえちゃん?」
ちらりと、覗き込む由貴奈の瞳。
かすかに寂寥が滲んだ梢の瞳は、瞬く間にいつもの色を取り戻し、
「さあー、ド派手にドッカン!! 撃ちまくりますよー!」
「おーっ」
雲の合間に、ちらりと垣間見える赤い月。
その光に照らされて、ぼんやりと浮かび上がる、あのシルエット。
「……! あれは……まさか?」
飛んできた砲弾がごしゃんと海賊船の縁を砕き、その破片から手で顔をかばい、
御巫 時子
はにわかに眉を寄せて。
「どうしたのです?」
「あそこに……見てください。あれを」
時子とともにケガ人の手当てに奔走している
椿 美咲紀
も、ふと思わず手を止め、見入りました。
「あ……あの船はー!?」
見つけました。荒波を悠々と越えて突き進む、第三の海賊船を。見覚えのある、あの船体を!
小振りで小回りの利く、二本マストの木造帆船。乗り込むクルーたちはいずれも、朽ちかけた動く死体……ゾンビたち。
今やこの世のものでは無い、あの船。ヨシダパール号に乗り込んだ彼らの幾人かにとって、その船影は確かにくっきりと、記憶の中へと残るものであったことでしょう。
「くっくっく! あっしが番組を、これでもかと盛り上げてやろうかぃ。ついでにあの時失ったものを、今取り戻す! ってなわけでぇ」
自ら舵を取る海賊船長は、
骨削 瓢
。にいい、と口元を歪ませて、彼が操るその船の名は、
「さぁーて、ひっかき回すよぃ!! 『
リ・ボーン号
』ッ!!」
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月23日
参加申し込みの期限
2016年07月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月30日 11時00分
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