this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
MFS! ~あるいは全ての表現者に捧ぐ、夜半過ぎのTVショウ
<< もどる
1
…
25
26
27
28
29
…
70
つぎへ >>
『激突! ニャルカトラズ・コロシアム!』(4)
ぱさり、ぱたぱたと、手の中で瞬く間に形作られていくのは、折り鶴。
「試合では、『あらゆる武器』が黙認されるんだったな」
「ええもちろん、ご希望ならこちらで用意してあげることもできるわ。お姉さんにお任せよん!」
レフェリー、ハルさんの安請け合いに、
折紙 一月
はうなずいて。
「なら……用意しておいてくれ。俺の武器を……」
リングの周囲へまばらに佇み、こちらを眺めているレンズ・キャッツたちのカメラ・アイを見返しながら、
「誰かの説得とか、難しいことは他のヤツに任せる。俺はせめて、視聴率とやらを稼ごう」
ひょい、とステップ。大上段からの警棒の一撃を避け、続く第二打、大三打も一月は上半身を反らし、下を潜り抜けて回避。
目の前にそびえる山のような巨体の看守に比べて、一月の身長や体格はあくまで一般的な高校生男子のそれであり、力任せに繰り出される殴打を何度も耐えられるほどの屈強さはありません。
「……む」
際どく顎先をかすめた衝撃すら、少しばかり頭を揺らすほどの破壊力。相手はいかにもな巨漢で、手にした警棒はやけに小さく見えるものの、直撃を受けるわけにはいきません。
「折紙選手、キョーレツな攻撃を避けるのがやっとです、防戦一方! いいえ、これは何か、チャンスをうかがっているのでしょーか? 折紙選手に打開策はあるのかーーーっ!?」
肩口へ振り下ろされる一撃には半身をひねり、左のフックは膝を沈み込ませて。苛立ち紛れに繰り出されたローキックには、小さくジャンプ。一月は大振りな殴打のひとつひとつを見極め、ギリギリで体を交わし避けていきます。
全ての攻撃が空を切り、一月は未だ反撃のそぶりを見せず。看守の顔は半ば帽子の影に隠れ見えないものの、おちょくられているとでも思ったのか、明らかに彼は苛立っているように見えました。腰で揺れるそれらが邪魔に感じたのか、ホルスターに収めたスタンガンを引き抜くとそれを乱暴に一月へ投げつけ、手錠を放り捨て、警棒をひと振り、ふた振り。その全てが徒労に終わると、今度は思い切り腕を振りかぶり、
「ぎゃああ、It's dangerous!? 看守さん、ついに警棒までブン投げてしまいました、お姉さんに当たるとこだったじゃないのー全くもう! ってあら? 試合放棄? 苛立つ看守さん、何と場外へ!?」
「……ん?」
一月が怪訝そうな顔を浮かべる中、おもむろに看守はロープを乗り越え、場外へ。のしのしと大股で、監獄の外へ出て行ってしまいました。
しばしの後。ざわつく場内へ、再び姿を見せた看守が手にしていたものは、
「あーーーっと、これは!! 看守さん、どうやら武器を調達しに行っていた模様! 豪腕が振るうのはある意味ニャルカトラズ名物、砂の詰まったドラム缶だーーー!!」
「ぐ……っ!!」
意味も無い刑罰で受刑者たちを苦しめる、超重量の鉄と砂の塊が軽々と振るわれ、その巨大な攻撃面を避け切れず。一月は弾き飛ばされてロープに激しくぶち当たり、それでも勢いを殺し切れず、
「ああっ、今度は折紙選手のほうが、場外へと吹き飛ばされてしまいました! これは大ダメージ、折紙選手起き上がれるか!?」
落下時にコンクリートの床へ強打した背中が痛み、息は詰まり、一瞬遠のいた意識。いささかにぼやけた視界の中で目に入るのは、ロープへ寄りかかりこちらを見下ろす、看守の歪んだ口元。
そして……どこからか聞こえてくる、あの音。
「……やってくれたな。次は、俺の番だ」
エンジン音。ポケットから取り出し唇にくわえた、折り鶴一羽。
試合の成り行きを見守る
日暮 ねむる
は、ふと顔を綻ばせて、つぶやきます。
「ああ……懐かしいね。
あの車
」
再びリングへ戻った一月を前に、看守は先ほどまでの余裕をすっかり失い、あんぐりと口を開けて見上げます。場外より戻った一月が肩へと担ぎ持ち込んだ、その武器を。
「いやー、用意してくれって言うから用意したんだけど……まさか持ち上げちゃうとは思わなかったわ、お姉さんビックリ!! 折紙選手、なんと車を担いでリングへ復帰ーーー!!」
一台の、軽乗用車を!
ドラム缶は看守の手から滑り落ちて転がり、『そんなのアリかよ?』とでも言いたげに、口元はぱくぱく。
折り鶴を唇に、ろっこんのもたらす腕力を見せつけながらに、一月は超然と。
「これが俺の武器だ」
やがて振り下ろされ、叩きつけられる超重量。直上から圧し潰す数百kgの鉄塊……に加え、その上に腰かけた彼自身までも、10カウントで跳ね除ける力など、もちろん看守にありはしませんでした。
「やりましたー、勝者折紙選手ーーー!! フィニッシュホールドは自動車固め、なんてねっ」
「ん。少しは俺も、役に立てたか?」
【
78%
vs
22%
】
<< もどる
1
…
25
26
27
28
29
…
70
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
MFS! ~あるいは全ての表現者に捧ぐ、夜半過ぎのTVショウ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月23日
参加申し込みの期限
2016年07月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!