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パーフェクトワールドⅡ ~苺の宮殿に堕天の鴉は嗤う~
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翼獣達を伴って、
屋敷野 梢
はお菓子の森であったものが見える場所まで足を伸ばしていた。
本来なら先刻の位置から臨めたはずの景色だが、
「まったく、あの城本当に邪魔ですねー」
という具合で、肥大化した城が今は視界を阻んでしまっていたのだ。
それでも梢が森の残骸が目に映る所まで移動してきたのには、確固たる理由がある。
(クローネがこの子達を排除しようとする理由、知りたいんですよねー)
この世界とクローネに関わりがあることは、既に推論ではなく事実として共有されている。
ならば、翼獣達が傷付けられたのもクローネの意によるものではないか。
それが、梢の導き出した仮説だった。
梢は、お菓子の森の消火活動に当たっている黒い騎士達を翼獣達に指で示す。
「ええっと……ああいう黒い翼の鳥と出会ってはいませんかー?」
問いを零すと共に、『翼』を伝える為に手をぱたぱたと動かしてみせる梢。
心当たりがないらしい翼獣達は互いに顔を見合わせたが、
「みゅう!」
梢の足元をちょろちょろしていたいたぷーちゃんが、てしてしと梢の足を叩いた。
「ぷーちゃん? 何か知ってるんですか?」
「みゅ、みゅう!」
ぷーちゃんが、ストロベリーソーダ色の空を仰ぎ見る。
少し思案して、梢は空を指して曰く。
「空に、黒い鳥を見かけたんですか?」
丁寧な問いに、ぷーちゃんが自信満々頷いた。口元に手を宛がう梢。
(クローネは、空に目撃されただけ……様子を窺いにきていた、とか?)
正確なところは現状では知りようがない。
(彼女の野望に少しでも近づきたいんですが、やっぱり一筋縄ではいかないですねー)
そこまで考えたところで――梢はふと、視界の隅に空飛ぶぬいぐるみの姿を見留めた。
ふよふよと巨大な宝石の陰からとび出してきたしろくまのぬいぐるみは、まだこちらに気づいていない様子。
思いつきに、梢は近くにいた翼獣へとこそりと耳打ちをした。
「あのぬいぐるみ、捕まえてもらえませんか? えっと、傷付けないようにお願いしますー」
目だけで諾と応じて、翼獣がぬいぐるみにとび掛かる。
悲鳴を上げる暇さえなく、ぬいぐるみは翼獣の大きな前足で地面に縫いつけられた。
「おお、すごいですねー。ありがとうございまーす」
手柄を立てた翼獣の元へ歩み寄りその背を撫でてやって、梢はぬいぐるみを覗き込む。
恐怖のあまりだろう、ぬいぐるみはぷるぷると震えていた。
「襲ってくる割には怖がりだなー。クローネが使役してるとも思えないんですよね……」
うむむと腕を組んで思案して、やがて梢は、ピン! とあることを思いつく。
「……もしかして、この世界の吸血ぬいぐるみは、ただの生き物?」
そうだとすれば、パズルのピースがかちりと噛み合うような気がした。
「こちらに襲い掛かってくるのは攻撃ではなく捕食で、敵が今までいなかった、とか」
毛玉や植物が身を守る術を持っているのは、捕食者たるぬいぐるみから逃れる為。
それを知っているから、ぬいぐるみは毛玉達ではなくそれ以外の存在を襲う。
「うん、やっぱり辻褄が合います。自然界でよく見る光景ですよねー」
しかし、そこに捕食者に対抗できる侵入者が現れたのではないか――翼獣だ。
梢は、相変わらずぎゅむと抑えつけられて震えているぬいぐるみへと声を掛けた。
「答えてください。この子達は、突然にやってきた生き物ですか?」
こくこくと、ぬいぐるみが頷く。やっぱり、と梢は小さくひとりごちた。
「じゃあ、クローネ――ほらあそこのあれみたいな、黒い翼の鳥もそうですか?」
返るのはまた頷き……だと梢は思っていたのだが、ぬいぐるみは意外にも首を横に振る。
梢は、大きな目をぱちぱちと瞬かせた。
「あれ、違うんですか? ということは、クローネの方がぬいぐるみ達よりも古株……?」
自然界の掟に生きるものたちよりも先に、あのカラスの影はあるらしい。
情報が増えれば増えるほど、謎もまた深まっていく。
「とにかく、この子達はどこか別の場所からやってきたんですね……」
どうやってここに来たんでしょう? との言葉に、翼獣達は困ったような顔をした。
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担当ゲームマスター
巴めろ
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パーフェクトワールドⅠ ~音楽教師は白亜の鳥籠に眠る~
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月19日
参加申し込みの期限
2016年06月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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