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終末救世主 ~寄る辺なき悪意と蒼い月~
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「ふむ……詔子君から頼まれての護衛と言う事だね」
百目鬼 辰彦は屋敷へと訪れた救世主の顔ぶれを見詰め「若いな」と呟いた。
辰彦の護衛役を買って出たは良いがもれいびとなったばかりの
優木 遥斗
にとっては異世界に動揺を感じずにはいられない。
不思議な体験とは無縁で暮らし、本土から桜花寮に来たばかりの遥斗は表情を変えずとも、黒の眸で『奇妙な世界』を一つ一つと見回して息を吐く。
「不思議かね」
「いや……よく分からないとは、思うが」
通学途中に竹刀と共に異世界に放り込まれては、「わからない」と言う他にない。
宗像家で貸し出されると言う武器から真剣を選び取った時の緊張は女性と会話する時に似ていて、稽古をしなくてはと柄をよくよく握りしめた、
「刀の稽古なら私も付き合うが」
「い、いや……よく分からない突風が起きることもあるんだ。
わけもわからないし、慎重にしなくては――辰彦殿を、怪我に巻き込む可能性もありますし」
たどたどしく抜きみの刀をゆっくりと仕舞った遥斗に辰彦は表情も変えず「そうか」とだけ返す。
少し重めの愛用の竹刀が振り難いと感じる『風』の正体を掴まなくてはと屋敷に入った所で遥斗は小さな苦笑を漏らした。
「辰彦殿、申し訳ないですが……」
「何かね」
くるりと振り仰いだ辰彦は申し訳なさそうな表情の遥斗が言葉を続けるのを待っている。
ええと、と呟く彼は「何か食べさせてもらえないか」と懇願する事となった。
食事を行う遥斗の隣に腰掛けて、礼儀正しく挨拶をした
サキリ・デイジーカッター
は愛らしいかんばせに笑みを乗せる。
見透かす様に鋭い紅色を細める彼の『過去』からか、動揺は余り見られないようだ。
ゆっくりと陽が下り、『月』の昇りがゆったりとした世界は徐々に徐々に暗闇が訪れる。
「辰彦さん、月って……?」
「今日は『蒼』の日なのだろうな」
未だ、夜とは言えぬ空模様を眺めながら作戦を口にするサキリは自分と同じ寝子島の住民たちの考えに唸る。
バリケードを張って安全区域へと下がって欲しいと考えた彼とは対照的な考えを打ち出したのは
後木 真央
だった。
「もうすぐ夜が来るってことなのだ。と言う事で、作戦提案なのだ!」
「ああ、俺達の考えも一つ聞いて欲しいのだが……危険を伴う可能性もあるのだが」
八神 修
が提案するのは『獣』の判断基準を研究する為の入れ替わりだった。
攻撃のターゲットをズラし、
桃川 圭花
の仕掛ける罠への誘導を狙う。罠への誘導を考えながら、辰彦の安全を守ろうという考えなのだろう。
「大変興味深いが、勝算はあるのかね」
「入れ替わりに気付く時の隙は、桃川の罠の成功率も高めると思う」
辰彦の視線がサキリへと向けられる。冷やかな色を宿した百目鬼家の当主の感情を感じとる様にサキリは苦笑を漏らした。
(遊ぶのは勝手だけど、実際殺されるのは自分だって言いたい様な顔だよね――……)
作戦へ納得できないとでも言った表情の辰彦の興味を惹くのは圭花の罠だろうか。
眼鏡越しに彼女が「屋敷で獣を捕まえるつもりよ。私の手元に引き寄せて一匹でも捕えたいの」と冷静に告げた言葉に小さく頷いた。
「ふむ。君の考えもよく良く理解しようか。君達には奇妙な力がある事も大変興味深い」
淡々と言葉を続ける辰彦は年若い救世主達を見遣って、ひとつ言葉の毒を吐いた。
「殺されるのは私だ。君達は遊びに来たのではない事を理解しているかね?」
詔子の様に、懇願し救世主と呼び崇め奉るだけではないのだろう。
人には感情がある。快い感情で出迎えてくれた可能性はあるにはあるが、実験にも似た『作戦』は窮地に陥る事が決定されている男にとっては疑問視せずには居られないことだったのだろう。
「……守るよ」
大丈夫だとサキリが続け、真央は「必ず守るのだ」と幾度も頷き続けている。
「何が会っても殴って殺(ツブ)してがんばるのだ。信じて欲しいのだ!」
大きな新緑色の瞳は、何時になく真面目な雰囲気だった。大丈夫だと、幾度も告げる真央を見詰め、辰彦は小さなため息と共に了承を零した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月20日
参加申し込みの期限
2016年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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