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終末救世主 ~寄る辺なき悪意と蒼い月~
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「月夜の晩になると人が獣に変身するお話があるんだけど
今の状況って、なんかソレに似てるから……。
もしかしたら獣の正体って元は『人』なんじゃないのかなぁ?
」
陽太の言葉に、詔子は重々しく頷く。救世主の行動は基本的にイエスを返すのだろう。
アリーセの保護を受けながらも後方で小さく息を切らす詔子は己を守護すべく戦う救世主達を見詰めていた。
獣の数は多い。粘土細工を操り、獣動きを警戒する陽太は粘土との視界を共有しくるりと振り仰ぐ。
「アリーセちゃん!」
「ええ、解ったわ」
陽太の声に振り仰ぎ、詔子を隠す様に動くアリーセの眼前には獣が居る。
背後からの不意打ち、背後に会ったのは
庸一の長屋
だけだという奇妙な不安感に襲われながらアリーセは詔子を護るべく身を張った。
――――!
「黒依様ッ!?」
詔子の悲痛な声を裂く様に陽太の声と共に動いた刀が巨大な刃を振り翳す。
獣以外にも人が襲い掛かってくる可能性だってある。市井を逃げる為の地図も宗像家で把握した。
ガチン、と撃鉄が落ちたイメージと共に移動する刀が不意打ちへと反応し、重い攻撃に奥場を噛み締め対応した。
「初めまして、こんばんは。俺は
御剣 刀
。テメェは何処の誰かな?」
に、と唇に笑みを乗せ、刃を振り翳した刀が「くたばれ!」と遅い来る獣を振り払う。
背後に現れた獣は喉をぐるると鳴らし、知性ある獣の指示を待つ様にじっとりとした目で詔子を見詰めていた。
「誰だ……?」
重心を低くし、叩き潰さんと振り下ろした刃の感触に獣が息を止める。
獣の腕を受け流し、高校生の腕ではとてもではない重みに表情が歪んでゆく。
地面を蹴り、両の足に力を込めその姿を『ブレ』させた刀が小さく毒づいた。
「数ばっかりあるな……!」
刃を鈍器の様に使用し、意識を飛ばす。ぐらりぐらりと脳味噌を混ぜ返す様な衝撃を獣に与えては、反撃する様に繰り出された拳の重みに、目玉を抉るなど器用なまねを出来ない事を嫌という程に理解した。
「御剣様、無理はなさないでくださいませ!」
まほろばを手に、詔子が獣を薙ぎながら己の無力を悔む様に声を張る。
霊刀がどの様な力を所有するのかは分からない。しかし、それが人狼を切り裂けば、獣たちはたちまち灰へと変貌するのだ。
弱点を知らないと言うのも、獣を知らないと言うのも納得がゆく。
霊刀はそれその物を無に変えてしまう
のだろう。まほろばの力も万能ではない。それを使用するごとに詔子の体力が徐々に失われてゆくのも感じる。
「救世主だと言っただろう? 任せてくれ、厄介事は得意だ」
冷静に告げた刀の刃が、重く振り下ろされた。
徐々に数を減らし、残る背後の獣に馬乗りに鳴った剣がその咽喉を貫かんと狙った時、陽太が「ストップ!」と叫んだ。
「……捕まえる、んだったか?」
獣は、二足歩行の狼の様な形をしている。
生命力が強く、人の可能性もあるが――捕縛が難しい。
尚且つ、人語を有し知性ある獣は『統率』を取り霊刀を狙ってくるのだ。
「戻せる勝算はあるだろうか」
「わからない――わからないけど……姿が」
刀の下に居た獣の姿が徐々に変貌する。気付けば赤い雨は止み、蒼い月は去ってゆく。
「あ、」と小さく息を飲んだ陽太の反応も虚しく、何時もと同じ朝が来る。
「庸一……さん?」
死した獣はその体を灰へと変えて、刀の刃が喉に向けられたままの獣の姿は、変わってゆく。
朝日が昇り出したその先に、見えたのは――……。
「芦澤 庸一。盲目の人狼だと……?」
睨みつけた刀の声に首を振るりと振った庸一は泣いていた。
気付けば叡知や知性ある獣は姿を消して居て、空には柔らかな陽が滲むばかりだった。
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あとがき
担当マスター:
日下部あやめ
ファンレターはマスターページから!
お疲れさまでした。救世主、その1話です。
二足歩行で歩き回る獣達の正体に辿りつく為の罠や、様々な作戦は有効でした。
捕えられると思わなんだ……。
これから、訪れる動乱。どうぞお付き合いくださいますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。
このたびは、ご参加有難うございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月20日
参加申し込みの期限
2016年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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