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花日和:カーネーションと本屋さん
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年齢不詳の綺麗なお姉さん店員・浜西 冬子。おっとりとした笑顔の持ち主で、アルバイトたちの教育係もしているようだ。
「ポスターは桜井君が担当してくれて……あとはどんな準備をすればいいかしら」
背中まで届くふんわりとした亜麻色の髪を揺らしながら、冬子がのんびりと呟いた。
彼女は現在、絵本のキャンペーンを考え中。大人にも絵本のよさを知ってもらえるようなアイデアをアルバイトから募集していた。
「冬子さん。あなたの悩み、僕でも力になれるでしょうか」
「あら。馬頭君も手伝ってくれるの?」
「勿論ですよ。冬子さんにはいつも、素敵な笑顔でいてほしいですしね」
「ふふ。お上手ね」
冬子が事務室で企画書を眺めていると、
馬頭 カナト
がさりげなく紅茶を出して微笑んだ。カナトは高校3年生。それなりに長い間シマリス書店でバイトをしているようだ。カナトはバイト中、プライベート用の眼鏡をかけている。服装の効果もあって、学校にいるときよりも大人びて見えた。
「カナト君の淹れてくれるお茶は美味しいわ。いつもありがとう」
「いえいえ、とんでもないですよ。……もしよければ、アルバイトだけでなく寝子高の生徒からもアイデアを募集してみては。芸術科の友達や、学校の後輩に声をかけてみましょうか」
カナトの提案に、冬子はあらまあと口元に手を当てて驚いている。どうやら寝子高の生徒の力が借りられるとは考えていなかったようだ。
「お願い……していいのかしら? もし手伝ってくれるなら、本当に助かるけれど」
「お任せください。いつもお世話になっている冬子さんのためにも、絵本の企画を絶対成功させたいですから」
カナトは紳士らしく胸に手を当ててお辞儀をして見せた。芝居がかった仕草に冬子がくすりと微笑む。
「それじゃあ……お願いしちゃいます。頼りにしてますね、馬頭君」
「ええ。ご期待ください」
女性が絡むと本気を出すのがカナトという男だった。カナトは宣言通り寝子高の生徒に冬子の事情を説明し、有志を集めてシマリス書店にて作戦会議を開くことした。
シマリス書店会議室――。
バイトの
桜井 ラッセル
、
馬頭 カナト
、
冴木 竜司
。ボランティアの
青物 といき
、
霧切 翠子
が集まった。
「よし、そろったね。それじゃあ作戦会議を始めようか」
唯一の3年生であるカナトが進行役を務めるようだ。書記は翠子。ホワイトボードに綺麗な字で進行内容を書いている。
パッとラッセルが手をあげた。
「馬頭先輩、今決まっているのはポスターを描くってことくらいですよね。そっちは俺や霧切先輩が担当でいいですか?」
「そうだな、桜井君。ポスターの件は君たちと、あとは芸術科の後輩にも依頼をしておいた。必要な分は準備ができそうだよ」
「オッケーです。描く内容はポスター班で相談しておきまーす」
ラッセルの質問が終わると、今度はといきが手をあげた。カナトが先ほどより若干エレガントにといきに微笑みかける。
「どうぞ、青物君」
「はーい。浜西さんのお悩みなんだけど、私たちよりも上の年代……例えば20代にアピールするなら絵本の内容とは別のアピールがいいんじゃないかにゃ?」
「ほう。例えば?」
といきは書店から借りてきたいくつかの絵本を並べて見せる。同じ作家の絵本が並んでいた。
「例えばー、これみたいに、こういう作家がいるんですよって紹介するとかにゃ。もしくは、国別に分けるのも有効にゃ? 絵の綺麗さ以外の部分で興味を持ってもらうのもいいと思うよー」
それ、面白そう! と翠子が同意する。ホワイトボードに『紹介方法を工夫する』と書き加えた。
「霧切先輩、ありがとにゃ。あ、でも、親子で来る人にはイマイチかも。子供にもポスターを描いてもらうのもいいかもにゃ」
「子供……! 子供に関しては俺の出番だ!」
ガタッと竜司がパイプ椅子から立ち上がる。
「子供にポスターを描いてもらうのははいい案だな。いい案だが……せっかくのキャンペーンなんだ。子供と店がもっと直接仲良く。いや仲良くって言っても幼女ぺろぺろ系じゃなくて、もっと純粋にピュアッピュアな意味で仲良くできるような企画があってもいいんじゃないか!? ほら。俺って爽やかで子供好きだからそういう企画任せてもらえたら絶対成功すると思う! 霧切、俺の案もホワイトボードに書き加えてくれ!」
「えー」
「えーって言わない!」
竜司と同学年の翠子は竜司の趣味を知っている。バイト先……特に冬子さんの前では隠しているが、竜司は極度の子供好き。ちょっとギリギリな感じのロリコン趣味の持ち主だった。
「俺のダチに相談して、絶対盛り上げるから。な! なっ!」
「もー。りゅーくんは、しょうがないなあ。じゃ、一応書いとくからね!」
「よっしゃー!」
まだアイデアのひとつとして書かれただけなのだが、竜司は激しくガッツポーズを決めた。
「……よし。今日はこんなところかな」
会議が進んで意見が出尽くすと、カナトができそうなことをまとめていった。ラッセル、翠子たちがポスター班。竜司と彼の友人がパフォーマンス班。といき、カナトは手の足りないところを助けるサポート班となった。
「では、冬子さんと、こどもたちの笑顔のために頑張ろう!」
カナトが右手を出すと、といきたちも手を重ねていく。全員が手を乗せると、これから何かが始まるんだと実感がわいてきた。
「盛り上がってきたぜ! シマリス書店、ファイ・オー!」
「「「「ファイ・オー!」」」」
竜司の掛け声に全員が反応する。
部屋の外。お茶菓子を持ってきた冬子は、会議室のノブに手を置いたままわずかに目を見開いた。すぐ、口元に穏やかな微笑みが戻る。
みんな、頑張ってくれているのね。
企画がうまくいったら、美味しいものでもごちそうしなくちゃ。
心の中でそう考えて、ノブを回した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月03日
参加申し込みの期限
2013年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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