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花日和:カーネーションと本屋さん
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平日の放課後。
笠原 ひびき
が
桜庭 円
と共に歩いていると、シマリス書店の前で兎沢 柚乃の姿を見つけた。
「あっ。笠原さん、桜庭さん!」
「こんにちは、兎沢」
「やっほー。柚乃ちゃんっ」
ひびきと円を見つけた柚乃が嬉しそうに声をかける。今日の柚乃はカーネーションを売っているようだ。
「今日はここで売ってるんだね。母の日近いから? たくましい!」
円の言葉に柚乃はにこにこと微笑んだ。ひびきに視線を向けて返事をする。
「前に笠原さんがカーネーションがないか? って聞いたくれたことを思い出しましたの。ちょうど八十八旗さんが、主宰するシマリス書店の押し花教室のお話を持ってきてくださったのもあって期間限定でここで販売させてもらっているんです」
寝子島一のバラの消費量を誇る
八十八旗 信彦
……。ホスト部にも所属している彼は、今回かわいいレディーとお近づきになる目的で押し花教室を企画していた。すでに柚乃のアドレスはゲット済みらしい。信彦からアシスタントをしてみないかと言われたときは驚いた柚乃だったが、近い年齢の人と話せるのは楽しそうだと思い喜んでお手伝いすることにした。
「部長のクラスの委員長が……。そこはかとなく不安になるのはなぜだろう」
ひびきが自分にしか聞こえないように呟いた。対して、円は押し花教室に興味を持ったようだ。大きな瞳をキラキラと輝かせている。
「へーっ! 面白そうだね! 先生役って足りてる? もし足りなかったら僕もお手伝いしたいっ」
「本当ですの? 実は、申し込みの人数が予想よりも多くてアシスタントが足りませんでしたの」
「そうなんだっ。渡りに船とはこのことだね。僕とひびきちゃんにドーンとお任せしていいよ!」
「ちょ……あたしもやるのか!? 押し花なんてやったことないぞ」
「僕もないけど練習すれば大丈夫だよ! えーと、当日持って行くものは、やっぱりメガネだよね。先生と言えばメガネ!」
ああ。もうすごい調子乗ってるし……。
慣れていることとはいえ、部長の行動力には毎回驚かされる。ひびきは軽い諦めを込めて頭を押さえた。
「それはそうと、柚乃ちゃん。カーネーションって島外に送れる? 両親に送りたいんだけど」
「勿論できますわ。商店街の本店でブーケを作って届けることもできますの」
「ほんと? じゃ、後で相談させて!」
「あたしは今日買って帰ろうかな。ちょっと早いけどさ」
「はい。お買い上げありがとうございます♪」
ピンク色のカーネーションをくるんで手渡す。携帯端末のアドレスと電話番号も交換した。押し花教室の詳細は後程、柚乃から連絡が行くようだ。
「じゃ、まったねー!」
円がぶんぶんと手を振り、ひびきが軽く頭を下げる。柚乃はふたりの後ろ姿を静かに笑いながら見送っていた。
休日。雲ひとつない晴天。
シマリス書店の7階は芸術関連のフロアだ。寝子高芸術科の生徒が訪れることも多く、本日は1年6組芸術科の
市橋 誉
、
津川 霞
、
御鏡 聖
が立ち寄っていた。互いの顔を見つけ、3人はなんとなく集まって立ち話を始めた。
「こんにちは。市橋さん、津川さん。今日はいいお天気ですね」
聖が柔和な微笑みを浮かべて話しかけると、誉もにこりと微笑み返した。
「天気がいいから散歩に来たところだった。俺は漫画とピアノのスコアを見に来たんだけど、ふたりは何を見に来たんだ?」
誉が尋ねると霞が持っていたカゴを持ち上げる。美術の専門書……人体のデッサンや空間描写法に関する技法書が入っていた。
「この店は美術の専門書が多いって聞いたから来てみた。すぐ練習に使えるような内容のものを探していてね」
「そうなのか。同じ芸術科でも、みんな分野が違って面白いな……御鏡は?」
「私は神楽を舞うときに奏でられる演奏の事などを知りたくて。それに関する書籍を探しに来ました。後は、現代文と古文の参考書も」
聖は参考書は既に購入済みで、神楽に関する本はこれから探すとのことだった。専門的な本なので民俗学、宗教学、音楽のどのコーナーにあるのかわからず困っているらしい。
「そういう系統の本なら、さっき音楽のコーナーで見た気がするな……俺で良ければ案内するよ」
「いいんですか?」
「ああ。っていっても、すぐ近くなんだけどな……っと、あった。こういう感じのか?」
誉が近くの棚に聖を案内する。聖の目当ての内容に近い本がそろっていた。
「わあ。ありがとうございます、市橋さん。私、こういうのが欲しかったんです」
「……神楽、か。僕もこういうの、わりと興味があるほうだな」
霞は興味深そうに聖の本を眺めている。聖と誉は霞の母が著名な音楽家だと、クラスで聞いたことがあるのを思い出した。
「系統は違うが……俺たち、音楽って共通点があったんだな」
「ふふ。ここに来なければ気づけなかったかもしれませんね」
「今朝のタロットで出た出会い、とはこのことだったのか……ん?」
霞が何かに気づいたように動きを止める。フロアの壁に貼ってあった押し花教室のポスターを見つけたようだ。霞の視線の先に、誉と聖もすぐに気付いた。
「押し花? 今日やる教室みたいですね」
「当日参加可、か。面白そうだけど、男の俺が行ったら浮くかな」
「興味があるならみんなで行くか? 自然の素材を使った栞って、感性を刺激されそうで僕も興味がある」
「素敵ですね。私もご一緒したいです」
誉に霞が提案すると、聖が両手をぽんと合わせて賛成した。こうして、同じクラスの3人は押し花教室に参加することになったのである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月03日
参加申し込みの期限
2013年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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