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果樹園『チエノミ』(5)
樹々の上を、一羽のカラスが飛んでいく……といっても、例の性悪カラスの眷属なにがしではない。
ろっこんによりハシブトガラスに変身した
山田 勘三郎
は高所を飛びながらに、あまり他の面々が手を付けないような、人の目に触れないような場所になっている実を選び、かぷりとかじりついている。変身中はすこぶる腹が減るためいくらでも食べられて、おまけに目端の利く鳥の目なら、変わった実も見つけられる……というのが、ひとつの理由ではあったが。
(そこらじゅう、ねこだらけなんだもんなぁ……)
幼い頃のちょっとした経験によるトラウマから、猫は大の苦手であった。猫じゃなくねこだと自分に言い聞かせてはみるものの、やはり怖いものは怖いのだ。
ともかくそうして、目を引くような変わった果実を探していたところ。
(……ん? あいつ、何やってるんだ?)
少しばかり気になる光景に出くわし、勘三郎は一本の大樹の元へと急降下すると、人の姿へと戻る。
ひとりの少女が何やら、太い幹に手を触れて、樹木へ語りかけているらしい。
「よう、何してるんだ?」
勘三郎に話しかけられ、
篁 文緒
はくるりと振り返る。
「あ……この樹に、気になる実は無いかって、聞いていたところです」
「樹に?」
文緒のろっこんは、植物との会話を可能とするものだ。果樹園は広大だが、ひとつひとつ実を食べて確かめていくよりは、樹の一本一本に尋ねていくことができるなら、そのほうが効率的ではあるだろう。
「なるほどなぁ。それで、何か手がかりはあったのか?」
「はい。きっと、少し重い実の中にあるんじゃないかと思って、違和感のある実はありませんか? って聞いてみたんです」
すると、ちょうど目の前の樹が、頂点近くの実がやけに重たい気がする……と教えてくれた。
「よし! なら、俺が取って来てやるよ」
文緒の背にも翼はあるものの、自由に飛ぶにはまだまだ慣れていない。勘三郎は空を飛ぶろっこんで慣れていることもあり、実に器用に翼を操り、樹の上方へと羽ばたいていった。
程なく、ふたりの目の前には、同じくらいの重さの果物がふたつ。
「それじゃ、食べてみようぜ!」
「はい。いただきます」
ぱく、ぱくり。
「っ?」
すぐにも、文緒の歯にかちりと、硬い感触。
取り出してみると……そこには、黒々として怪しい輝きを放つ、それでいてどこか美しい……そう。悪魂石の欠片があった。
「……! ありました、見つけました!」
「おー、やったじゃん!」
にっこりと笑って、勘三郎を見た文緒は、絶句した。
「ん? どうかしたか?」
『髪が伸びる実』を食べてロンゲになった彼は、緩い風にふぁっさ~っと、長く美しい黒髪をなびかせていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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