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浮遊岩群『天上の滝』(1)
天界で見られる光景にはどれも目を見張るばかりだが、『天上の滝』の豪快かつ壮麗な景色にもまた、彼らは息を呑む。無数の浮遊岩にぶち当たり、飛沫を弾けさせながら伝い落ちていく途方もない水量は、何とも大迫力だ。
「なるほど、こいつはすごいな!」
「わぁ、綺麗ですね……!」
目を輝かせたのは、
風雲児 轟
に、
月守 輝夜
。このあたりは立って歩ける場所も少なくて、新米天使たちはまだまだ苦労しつつも飛んでいるが、それでも少しずつ慣れてはきたようだ。
といって、この場にはそもそも飛べない者もいる。
「屈辱だぜ……」
渋面を浮かべたテオは今、輝夜の腕の中にすっぽりと収まって、むぎゅっと抱っこされている。轟と輝夜は少しばかり首を傾げて、
「ここって、テオの故郷なんだよな。こういう時は、いつもどうしてたんだ?」
「テオは、飛べないの? 神さまって、みんな飛べるものじゃないの?」
「……ねこは、飛ばねえよ」
むすっとして、彼は言う。確かに天界はテオの故郷であるようだが、それでも翼の無いねこが飛べる道理は無いらしい。普段からしてやっぱり、他の天使やら神さまに抱きかかえられ運ばれていたという……だから仕方が無い、とため息まじりながらではありながら、ひとまず彼は大人しく、抱かれるに任せている。
「ねえねえ! 交代、こうたーい!」
び、と手を上げた、
桜庭 円
。
「ボクにもテオ、抱っこさせてよー」
「いいですよ、はいどうぞ」
「おいっ、俺をぬいぐるみか何かだと……もがーっ?」
ぽふん、とテオを胸に抱きしめて、円はむぎゅむぎゅ! なでなでもふもふと、いつもツンケンしている彼の毛並みを堪能しつつ、
「よしよしよし♪ ねえテオ、すこーし、お話してもいい?」
「ったく……何だよ」
「テオはさ、このあたりのねこくんたちに、何だか慕われてるみたい。ボク、ちょっと安心したんだよね」
「? 何がだ?」
少しばかり眉を下げ、円は複雑な表情を浮かべた。朗らかで快活な彼女が、いつもは見せないような顔だ。
聞けば円は、寝子島へと落ちたののこと、どうやら彼女のマネージャー……といった役回りであるらしいテオとの間に、どこか溝のようなものがある、と感じていたらしい。確かにテオは、遠巻きに見守るののこに対してのみならず、他者をあえて遠ざけているように見えることもあった。
(それに……前に聞いた、
あの話
のことも……)
テオは決して、多くを語らない。過去も思いも、胸の内にしまい込んで表に出さず、頼らず……それが少し、円には、寂しい。
「間違いを犯さない人なんて、いないよね。ひとりで何でも、全部できちゃう人だって……だから、聞いて理解してくれる人も必要だって、ボクは思うんだ。ひとりでずっと……誰にも、何にも知られずに抱え込んだままなんて。そんなの、悲しいじゃん」
「…………ふん」
緩やかな向かい風や、岩肌から跳ね返る冷たい飛沫を浴びて、テオのヒゲがぴくり、ぴくりと跳ねた。天上にそびえる雄大な滝を、物言わず、ただじっと見上げた彼は、何を思っただろう。
ともかくも、円は微笑んで、彼の頭をくりくりと撫でてやった。今度は、不満の声が上がることは無かった。
「……あ! 本当にカラスがいますよ。あんなにたくさんっ」
輝夜が指差した先に、黒い群れ。
出がけに、ねこの一匹が教えてくれた。先ほどから、滝の周辺に生息する神鳥、フェニックスの巣があるあたりで、恐らくは天界の者たちではないカラスの群れが、何やら探し回っているらしいのだと。
「ちっ。クローネの手下の連中か……お前らを移動させた時に、紛れ込んでやがったらしいな」
「欠片はその、フェニックスの巣にあるんだよねー?」
円が聞くと、苦々しそうにぷんと鼻を鳴らしたテオは、前足を伸ばして浮遊岩の一角を指す。
「あのあたりだ。てめえら、仕事だぜ」
カラスたちはおびただしい数で、追い払うのにも少々、骨が折れそうだ。かといって眺めているばかりでは、悪魂石の欠片は持ち去られ、クローネの手に渡ってしまうのだろう。同行する彼らにも、異論は無い。
「よし。行くぞ、みんな!」
翼をはためかせるのにはまだ慣れなくとも、やる気はもちろん、充分だ。
ぎゃあぎゃあと鳴くカラスへめがけて飛翔しながら、轟は叫んだ。
「戦衣着装!! 『ザ・ストレイト/フェザー』ッ!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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