this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
天使と悪魔のロマネスク
<< もどる
1
…
39
40
41
42
43
…
66
つぎへ >>
天界ビーチ『クレセントムーン・サンセット(3)
「……ふっふ」
薄野 五月
は、感慨深げ。
どうやらあの無愛想な猫にも、我らが寝子島は、大切な場所となりつつあるらしい。それが何だか、やけに嬉しかった。
口元を緩めながらに、
「さて! そんなわけで、ねこさんも困っていることですし。頑張らねばー」
「ありがとうニャ、助かるニャー!」
宝物を失くしてしまった、件のねこ。その手の中にある黒い石を、五月はまじまじと見つめる。
悪魂石を直に見るのは、初めてだ。ハロウィンの折にはその機会が無かった……そのため、石が今こうして目の前にあるのが、どこか不思議に思えた。
ねこをふと、ひょい、と抱き上げたのは
綾辻 綾花
。ひとしきりナデナデ、もふもふしつつ、
「ねこの王様は、ここにはいないんですね……?」
聞いてみた。
二本の足で立って歩く『ねこ』と言えば、綾花の記憶に新しいのはやはり、自らもにゃんこになって『
ねこネコ王国
』を訪れたこと。ねこの王様と触れ合った、素敵な思い出だ。
この天界にもねこたちがわんさかといるようなので、かの王様も、ひょっとしたら……と綾花は思ったのだが、
「王様は、王国にいるんじゃニャー? でも天界には、ねこネコ王国出身のねこって、けっこーいるんニャ。お話聞いてみると良いニャ」
「そうなんですか……!」
「うんニャ。あっそういえば、ネコジマ? っていうところにも、ねこがいっぱいいるって聞いたニャー。すっごく良いところらしいニャー」
「!!」
聞けば、『ねこ』は王国や天界だけではなくて、割といろんなところにいるものらしい。これからも様々な場所、意外なシチュエーションで、たくさんのねこたちとの出会いがあるかもしれない……そんな風に想像すると、綾花の胸は期待で踊った。
とはいえそれはさておき、今は『歌う鈴』だ。音楽を奏でることで探すことができる、とのことで、
「一番馴染みがあるのはやっぱり、寝子高の校歌ですねー」
「あ、良いですね! それじゃ私は、歌に合わせて口笛を吹きますね」
ふたりは翼をぶわり、浮かび上がると、ビーチへ寝子島高校校歌を響かせ始めた。
この世の物とは思えない、美しい海と空。翼の生えた天使たち。
そんなものを目にすると、
優木 遥斗
は自らのおかれた状況を、こう判断した。
「どう考えても、天国……だよな。俺、死んだのか……」
遥斗は最近、本土の自宅を離れて桜花寮へ入寮し、新たな生活を始めたばかり……その矢先のことである。何というタイミングだろう、あんまりだ。
思わず、口をついて出た言葉は、
「……父さん……」
寡黙な父は、息子の死に何を思うだろうか? 涙を流すだろうか? たちまち胸は、申し訳ない思いでいっぱいになってしまった。
しかし、彼はすぐにも、
「……いや! 俺はまだ、こんなところで人生を終わりにするわけには、いかないんだ……!」
そう、全てはこれから。まだ始まったばかりなのだ。初っ端からつまづいたくらいで、簡単に諦めてしまうわけにはいかない。
「生き返って、寝子島に帰るんだ。そのためには、どうすれば……」
その方法を模索し始めた彼の耳に……何やら。
耳に馴染んだ、歌とメロディが届く。
♪
ここは寝子島 マジで良い島 セーイ?
寝子島高校 我は親孝行イェー!
♪
「それは、裏校歌のほうでは……?」
「表と交互に歌いましょう、交互に。ふっふ」
見れば綾花や五月……今や天使となったふたりが、寝子島校歌を熱唱しつつ砂浜を行脚している。
「……これだ!」
遥斗は思った。彼女たちもきっと、自分と同じように、生き返って寝子島へ帰ろうとしているのだろう……と。
自然、彼も白砂を蹴り、ふわりと飛び上がりつつ、
「俺も一緒に、歌わせてくれ!」
「おや。もちろん歓迎ですよー」
「一緒に頑張りましょう♪」
必ず帰る! そう胸に誓い、遥斗もふたりとともに、高らかに声を上げた。
<< もどる
1
…
39
40
41
42
43
…
66
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
天使と悪魔のロマネスク
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!