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パーフェクトワールドⅠ ~音楽教師は白亜の鳥籠に眠る~
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空から翼獣と共に世界樹を目指す面々も、世界の異変を感じていた。
「収まった……? 何だ今の……なあ、大丈夫か?」
怪訝そうに眉を寄せながら、自分を乗せている翼獣へと声を掛けるは
卯木 衛
。
顔だけで振り向いた翼獣が、問題ないと眼差しで応じた。
「よくわからないけど……とにかく、あの大きな樹も目前だねぇ」
隊列の最後尾を行く
壬生 由貴奈
が、のんびりとした口調で言って振り返る。
「その前に、お邪魔虫には退散してもらうよぉ」
手持ちのクッキーを一気に口に頬張って、操るは翠玉の葉をドライバーに固定した物。
ダクトテープでしっかりと結び付いた2つは、由貴奈の能力で彼女の意のままに宙を飛ぶ。
それは、一行の後ろを少し離れてついてきていた黒い騎士の頭をすり抜けた。
「また!? 今の絶対当たったよね!?」
由貴奈と同じく攻撃役として後続についていた
ロベルト・エメリヤノフ
が、驚きに目を丸くする。
「うーん、へんてこだねぇ。頭が駄目なら……心臓、とか?」
ぐいとUターンをした由貴奈お手製の武器は――今度こそ、騎士の心臓部を貫いた。
目を見開いて、騎士は断末魔さえ上げずに地上へと落ちていく。
一部始終を目撃してなお、一行を追ってこようとする勇敢な騎士はいなかった。
「お見事! さて……次はあの樹だね」
真っ直ぐに前を見据えて、ロベルトが言う。
出発して間もなくに本性を現したかのように動き出した世界樹が、今や目前に迫っていた。
「面倒だねー。気づかれたみたーい」
斥候役として先頭を行く
茨城 音夢
が、心底面倒臭そうに声を零す。
こちらに気づいた騎士たちが、槍を手に構え直していた。
「この樹には指一本触れさせたくない、って感じー?」
「そうは行くかっての!」
頼むぞ、と翼獣に声を掛けて、衛は猛る騎士たちへと声を張る。
「来い! 俺たちが相手だ!」
ぎゅん、と挑発するように騎士たちの周りを飛び回る衛と音夢の翼獣。
攻撃が迫れば二手に分かれ、と、二頭は曲芸めいた動きで相手を翻弄する。
衛と音夢が騎士たちを引きつけるその隙を突いて、ロベルトと由貴奈は世界樹の上空へ。
「皆頑張ってるね。僕らも支援させてもらうよ!」
地上の仲間たちの奮闘ぶりを見て取って、ロベルトは紅玉の実を世界樹へと食らわせる。
「苺の城も気になるけど……先ずはこっちを何とかしないとねぇ」
と、由貴奈もそれに倣った。終わらない爆撃に、幹を捩じらせる世界樹。
思わぬところからの援軍の登場に、地上で戦う一同は空を見上げる。
「あれは、椿さん……よかった」
途中で別れた仲間の姿に、
恵御納 夏朝
はほっと安堵の息を漏らした。その
椿 美咲紀
は、
「さあ、追ってくるのですよ!」
と、相棒の翼獣と共に、騎士たちを手玉に取って飛び回っている。
その様子に、
八神 修
はふっと口の端を上げた。
「元気そうだな……俺たちも負けていられない!」
再び精神を集中させ息を止め、ろっこんを発動させる修。
一同の猛攻の前に、世界樹は当初の勢いを失い始めていた。
敵の攻撃をかいくぐり、目に入った檻へと急ぐは
勅使河原 悠
だ。
「津止先生……!」
津止 孝道
先生がここにいる理由は悠にはわからない。だけど。
(とにかく、放ってはおけない……!)
と、悠は檻の外から、津止先生へと必死に声を掛ける。
呼吸はしている。しかし、津止先生はどこか安らかにさえ見える表情で眠り続けていた。
(一体何で……津止先生が捕まる理由があるとしたら、何……?)
懸命に頭を働かせる悠。
そうして悠は、『津止先生がもれいびだったとしたら』という一つの仮説に辿り着いた。
(だったら、何かが見えるはず……!)
悠はバランスを崩さないように注意しながら右目を手で隠し、改めて檻の中を見遣る。
ろっこんのビジョンは見えない。見えないが、けれど。
(まるで、何かに邪魔をされているような……この檻のせい?)
だとしたら、彼がこの檻を脱するまでは事の真偽はわからないだろう。
考え込む悠の周囲で、『その時』は刻一刻と近づいていた。
砕かれた大地や騎士をぶつけられ、何度となく爆撃を食らい――世界樹は遂に、その機能を止めたのだ。
――オオオオオオオオ!
最期に耳をつんざくような音を放って、世界樹の幹が、枝が、ぐたりと力を失う。
重たい枝は大地に次々と垂れ、檻を下げた枝もがしゃりと音を立てて地面に降りた。
「……どうやら、終わったみたいね」
騎士たちが逃げるように撤退するのを見送って、
エヴァ・ブランシェ
が扇子を閉じる。
「また何か起こらないうちに、早く先生を」
仙藤 紫
に促されて、世界樹から素早く降り立った
サキリ・デイジーカッター
が、鍵穴に鍵を差し込んだ。
「ああ、ぴったりだね」
ガシャン! と大仰な音を立てて、呆気なく檻が開く。
御剣 刀
が檻から助け出した津止先生に、
御巫 時子
が気つけにと水筒の茶を飲ませた。
「う……」
「ああ、気が付いたようですね」
結構なことですと、その見目は淑やかに
エレノア・エインズワース
がにこりとする。
相変わらず肩にきゅーちゃんをひっつけたままで、口元に手を当てるのは
桜庭 円
だ。
「でも、この先どうしたらいいのかな?」
「それは……先生が、何か知っているかもしれません……」
他の皆と同じく、翼獣と共に地に降り立った悠がそんなことを言う。
そして、右目を手で隠そうとした、その時。
「待って、あの煙……」
静かに声を上げたのは、
大天使 天吏
。
その指が示す先――お菓子の森から、いつの間にか轟と黒煙が上がっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月21日
参加申し込みの期限
2016年03月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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