【終業式】始めようと思ったときが始まり｜リアクション

【終業式】始めようと思ったときが始まり

【Epilogue】

　そして、パーティは終わった。
「はい、みんなお疲れ様！　二学期はこれで終わりだけど、来年もまた楽しい学校生活を送ろうネ！」
　会長の志波武道のそんな言葉でパーティーは締めくくられ、会場は溢れんばかりの温かい拍手で包まれた。
「凄く楽しかった！　会長、海原先輩、それに一緒に遊んでくれたみんなもありがとうね！」
　響タルトはそこにいた全員に握手してまわらんばかりの勢いで、パーティーに参加できた喜びをあらわにしていた。
「いやー、あそこまで喜んでもらえるとスタッフとして頑張ったかいがあったと素直に思えますねー」
　スタッフとして、トラブルがないように見まわりをしたり、雑用をしたりしていた屋敷野梢も感慨深そうな声をあげる。
「生徒会役員冥利に尽きるっていうのはこういうことだよねぃ」
　と、呉井陽太も満足げだった。
「無事に終わってよかった。来年はもっと盛り上げられるといいな」
　生徒会副会長として、パーティーでは裏方に徹していた八神修もやりきった笑顔を浮かべて言った。
　こうして、パーティーは終わった。
　だが、何ごとにも後始末がいる。
　生徒会役員達の仕事はまだ終わらない。
　いや、校長の言っていた通り、そもそもこれもまた終わりではなく始まりに過ぎないのかもしれない。

　そう。寝子高生達の冬休みは――たった今始まったばかりなのだった。

〔了〕

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あとがき

担当マスター：水月鏡花
ファンレターはマスターページから！

というわけで、ご参加頂いた皆様お疲れ様でした。
ＭＳの水月鏡花です。

そんなこんなで終業式でした。
これで二学期は終わりですが、それは冬休みの始まりでもあり、冬休みが終われば、それはまた新しい学期の始まりでもあるのです。
当たり前のことを言っているだけのような気がしますが、当たり前のことほど意外とあっさり見落とされていたりしますよね。

ちなみに水月も冬休みは大好きでした。嫌いな人はあまりいない気もしますが、水月はお休みが大好きです。むしろ毎日が日曜日であればいいのに、といつも思っています。というか、冬は一秒たりとも布団から出たくない系のＭＳです。お布団大好き、お布団愛してる！

まあそういうわけで、今回はだいたいそんな感じで（どんな感じだよ）。
ではでは最後になりましたが、改めまして、ご参加頂いた皆様、ここまでお読みくださった貴方様、そして「らっかみ！」に関わる全ての皆様に感謝を。

それではまたどこかのあとがきでお会いできることを祈って。

水月鏡花　拝

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