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【生徒会主催クリスマスパーティー〔本編〕(2)】
御剣 刀
はパーテイーの準備段階からヘルプとして参加し、パーティーの会場で事前に誘っておいた
橘 千歳
と
小山内 海
と合流する約束をしていた。
「志波先輩の『やろうぜ!』の声から始まったパーティーだけど、皆盛り上がってるみたいでよかったよかった!」
刀は準備に走りまわってかいた汗をぐっと手で拭って、やりきった笑顔を浮かべる。
それから、刀はタキシードに蝶ネクタイをつけて、赤い鼻とトナカイの角をつけて、パーティー会場のテーブルに向かった。
「さて、千歳と海はもう来てるかな?」
赤い鼻のついた顔で、きょろきょろと会場を見渡す。
「……!?」
会場には大勢の生徒達が集まっていたが、刀はすぐに二人の姿を見つけることができた。
何故なら――二人はたくさんの生徒達の中でもきわめて目立つ、少し丈の短く可愛らしいサンタ――いわゆるミニスカサンタのような格好をしていたからだ。
* * *
その少し前。
橘 千歳
は、
小山内 海
と一緒に、パーティーでの仮装のために着替えスペースを訪れていた。
「ここで衣装を借りられるのね」
『千歳ちゃんはどんな衣装にするの?』
衣装を前に考え込む千歳に、海はスケッチブックに書いた文字でそう問いかける。
「難しいわね……。刀君はトナカイにするって言っていたけれど」
『合わせるなら、サンタとか? あっちにサンタドレスっていう衣装があるよ?』
「うーん。それが一番無難かしらね。もう、あまりサイズが残ってないのが気になるけど」
千歳と海はあれやこれやと意見を交換し合い、結果として、そのサンタドレスでパーティーに参加することになったのだった。
『うん。千歳ちゃんよく似合ってる』
「そう? ありがとう。小山内さんもよく似合ってるわよ」
千歳は海と談笑しつつ、二人で会場入りする。
「うわあ、凄い人ね」
『刀君はどこかな?』
「おーい! 千歳! 海! こっちこっち!」
「あ、いたわ」
幸い、刀とはすぐに合流できた。
笑顔でこちらにやってくるタキシードトナカイ姿の刀は、心なしかいつもより上機嫌に見える。
トナカイの仮装は面白くおかしいのに、タキシード姿は妙に様になっていた。
そんな刀の姿を見て、
(……私はどうだろう? ちゃんと似合ってるかな)
千歳は少し不安げに少し心許ない丈のサンタドレスの裾をくいと直すのだった。
* * *
『刀君、準備お疲れ様。赤鼻のトナカイさん、よく似合ってるよ』
海は刀の姿を見るなり、さらさらとスケッチブックにそんな言葉を書いて彼に見せた。
「ああ、ありがとう。海のサンタドレスもよく似合ってるよ」
刀は照れたように笑いながら、海の衣装を見て言った。
(えへへ。刀君に似合ってるって言われちゃった。嬉しいな)
海は思わずはにかむような笑顔になる。
それから、刀は千歳の方にも視線の方を向けて、
「千歳もよく似合ってるな」
と、微笑んだ。
「……そ、そう? ちょ、ちょっと丈が短すぎるかなって思ったんだけど。あ、あんまりジロジロ見ないでよ……!」
「べ、別にジロジロなんて見てないぞっ……!」
少し顔を赤らめながら短いドレスの裾を引っ張る千歳に、刀も少し顔を赤くして慌てふためく。
(むむ……。私のときと微妙に反応が違う気がする……)
それに海は少しだけふてくされるが、すぐに気を取り直して、テーブルに並ぶ料理に目を向ける。
『二人とも、見て! 美味しそうな料理がたくさん並んでるよ!』
「……ん? あ、そうだな。よし! 準備で走りまわって疲れたし、今日は思いっきり食うか!」
「あ、ちょっと、刀君。食べ過ぎは身体に良くないわよ?」
こうして、三人はテーブルに並ぶ料理の物色を始める。
* * *
「うん。料理は悪くないわね。盛り付けも綺麗だし、家で料理をするときの参考になりそう」
千歳は小皿に取り分けた料理を味見しつつ、冷静な評価を下す。
『本当だ。美味しいね。あ、刀君、美味しそうなお肉があるよ』
海も同意しつつ、美味しそうな料理を発見すると、小皿に載せて刀のもとへ持っていく。
「お、サンキュ。うん、この肉美味い! 海も食べてみるか?」
『うん!』
刀がフォークに差した肉を海の口元に運ぶと、それをそのまま海はあーんと口を開けて美味しそうに食べる。
(ふふ。なんだかこうしていると、ちょっと恋人気分?)
肉の味とはまた違う種類の幸福感を噛みしめて、海は舌鼓を打つ。
そんな二人の様子を、千歳はやや鋭い視線で見つめていた。
「……刀君。ちょっといいかしら?」
「……え? あ、お、おう」
わずかに怒気を孕んだような静かな声で語りかけてくる千歳に、刀は少し動揺する。
「ナイフやフォークを他人に向けるのは良くないわ。食器といえど、食べ物を切ったり、刺したりするもので、先が尖っているから刃物と一緒なの」
子供に押し諭すような口調で言いながら、千歳は小皿に山盛りのサラダを盛りつける。
「それからさっきも言ったけど栄養のバランスにも気をつけて。お肉ばっかりだと身体に良くないわ」
「あ、ああ。ありがとう。千歳。……もぐもぐ。うん、これも美味いよ」
差し出されたサラダをむしゃむしゃと食う刀はトナカイというよりちょっとヤギっぽかった。
そんな感じで、三人の食事は進んでいく。
「……そういえば今年ももう終わりだな。なあ、せっかくだから、年末は三人で二年参りに行かないか? もちろん帰りは俺が送るし。それともやっぱり夜遅くなるからダメかな?」
『私は大丈夫だよ。刀君が送ってくれるなら安心だし。千歳ちゃんは?』
「え? 二年参り? そうね。ええ、とてもいい考えだと思うわ」
少し不安げに訊いた刀をよそに、二人はすぐに了承してくれた。
「そうか、よかった。じゃあ、二人とも年末はよろしくな」
ほっと安堵したような笑顔で言う刀に、
「ええ」
『うん』
と、千歳と海が頷けば、三人の間に自然と笑顔の花が咲きこぼれて、穏やかな時間がまた続いていくのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月23日
参加申し込みの期限
2016年03月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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