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【大晦日】シーサイドタウンでカウントダウン☆
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●それぞれのお家。
夢呼・ステイシー
は、実家の和洋菓子店で飛ぶように売れていく和菓子を見つめ、レジのキーを叩きながら嘆息した。
(大晦日、年末。クラスメート達もみんな自宅や寮でのんびりしたり、デートの約束なんかしちゃったり、楽しい休日を過ごしているはずの日……)
「ありがとうございましたー」
笑顔で客を見送り、ひと時の静寂が店を包んだのを確認して大きくため息をつく。
(何で俺は、実家の和洋菓子店で、レジ打ち接客とかさせられてるんでしょうね!?)
頭を抱えながら、カレンダーを見遣る。
(いや、わかる、わかるよ? 明日から新年だもんな? 元旦はともかく、2日以降になれば、御年始参りとか行く人も多いもんな?)
そして、在庫が減って行っている菓子折りへと視線をうつした。
(御年始参りには、御年賀が必須だもんな! 菓子折りとか持っていくよな!)
たんっ、とカウンターに手をつき、体勢を立て直す。
(はい、これが答え!)
――カランカラン。
店の扉がひらき、次の客がやってくる。
「いらっしゃいませ~」
きらり。
完璧な営業スマイルを気合いで作り、客を迎え入れる。
(今年の年末年始も、家業の手伝いで終わりそうな予感がする)
普段は実家に寄りつかない彼がここへ戻ってきているのは、ほぼ強制的に帰省させられたからというのもあるが……。
こうやって文句も言わず(心の中ではめっちゃ言ってるけど)仕事をこなしているあたり、賞賛に値するだろう。
(せっかく帰省したのに! 俺には昼間っから炬燵でゴロゴロするような安らぎの時間も、友達と冬休みを満喫してキャッキャウフフする時間もありません!)
「ええと、こちらの菓子折り包んでいただけますか? それから――ケーキと……」
「かしこまりました~」
(何これ神様イジメ? ……でも俺の学費も入寮費もお小遣いも、全部両親の稼ぎからでてるんだよなぁ……)
文句言える立場でもないし。
ちゃんとやらなきゃな。
――笑顔を崩さず、菓子折りを包んでレジに商品の値段を打ちこみ、おつりを丁寧に渡す。
「ありがとうございました、またお越しくださいませ!」
ひっきりなしに客が来る。わずかな休憩をはさみつつ、バタバタしていたらあっという間に閉店の9時になっていた。
ようやく家業の方も今年の仕事納めだ。
「お疲れ様」
ぽん、と両親に肩を叩かれる。
「あ、まだ片付けあるよな?」
のぼりをしまったり、掃除をしたり。やらなくちゃと立ち上がる息子を制止し、母親は笑って、片付けは自分たちでやるから年越しそばを作るよう頼んできた。
そうだ、まだ夕飯も食べていなかった。晩御飯用の年越しそばをつくらねば。
「わかった。じゃあ、先に戻るよ」
んーっと大きく伸びをしながら、家の方へ戻る。
(今年も……まぁ、病気はいくつかしたけど、無事にこの日を迎えられて良かった)
窓から見れば、外には無数の星。
鍋に湯を沸かしながら、ちょっとした達成感と満足感を覚えながら薄く微笑む。
「願わくば、来年もそれなりに元気に年の終わりを迎えられるといいな」
掃除、洗濯、年越しそばの準備を終えて
白 真白
はふうっと汗を拭った。
「家の大掃除終わり! 年越しそばの準備もオッケー!」
よしっ、とぴかぴかになった部屋を見渡すと、なんだかすがすがしい気持ちになる。
今日は、久しぶりに母親たちが帰ってくる日なのだ。
普段は仕事で海外を飛び回ってる両親。なかなか、会えず、寂しい思いをしている。
(メールとかはたまにしてたけど前に直接会ったのは確かお盆の時だっけ?)
携帯をそっと確認して、その時の事を思い出す真白。
(あの時も、またすぐ出ていっちゃったからなぁ……今回は少しゆっくりできるって言ってたし楽しみだよ)
エプロンと三角巾を外して、真白はソファにすとんと腰かけた。
「早く帰ってこないかなっ」
昔から、母親も父親も仕事で忙しくて家族の時間をあまり作れなかった白家。両親が自分の為に仕事をがんばってくれているというのは重々解ってはいるけれど、寂しい気持ちは抑える事なんてできない。
だから、こうして家族の時間が持てる時はいっぱい甘える。真白はそう決めていた。
わくわくしながら、出迎えの準備をする真白。
――時計の音が、大きく聞こえる。
(……まだかなぁ)
外が、暗くなってきてしまった。じっと待っていると、何かとても不安な気持ちになってくる。
――連絡もないし、心配で寂しい……。
その時、携帯電話が鳴った。
「!」
――お母さんからだ!
内容を確認すると、飛行機の遅れや渋滞やらで帰宅時間が遅れているという事が解った。
それでも、日が変わる前には必ず帰るとのことだ。何かあったわけじゃないとわかり、真白は安堵に胸をなでおろす。
『了解、お蕎麦も用意してあるから楽しみにしててね』
メールを返信すると、真白ははやる気持ちを抑えられない様子でもう一度椅子に座った。
――こち、こち、こち。
とっぷりと日は暮れ、外は真っ暗。気温もぐっと下がって、窓の曇りが濃くなっていった。
――もうすぐ日が変わる。
(……お母さん達は帰ってこない)
鼻の奥が、つんとした。
(約束、守れなかったのかな……)
窓の外を見つめても、真っ暗な世界が広がっているだけ。
――一人ぼっち。その思いが胸を占めていく。
(……寂しいよ)
じわり、視界が滲んだ。
その時、外でエンジン音が聞こえた、気がした。
次に、キキ、と車が止まったと思われる音が。
「あ……!」
思わず駆け出す真白。
勢いよく玄関の扉を開ける。
車から降りてきた人影を認め、我慢していた何かが、決壊した。
ぽろぽろと涙があふれて、扉を開けた勢いのまま真白はその二つの影に走り寄る。そして、飛び込むようにして母親の胸に抱きついた。
「ただいま」
遅くなってごめんね。
優しい声が頭上から降ってくる。
「おかえりっ、お母さん、お父さん!」
抱きついたのと同時に、遠くから花火の音が聞こえた。
――ああ、年が明けたのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月08日
参加申し込みの期限
2016年03月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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