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【ネコミケ冬】悪質カメコを撃退せよ! 戦う☆コスプレイヤー
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午後に入ってもネコミケは人があふれごったがえしていたが、擦れ違えば思わず振り返ってしまう——、そんな少女が居た。
明るい笑顔に180センチをこえる長身の
羽生 碧南
は、『乙女ゲー』と呼ばれる主に女性をターゲットにした恋愛ゲームが好きで、昨日開催されたイベント一日目から連続での参加だった。
一日目はその乙女ゲーの同人誌を——もちろんお目当てのサークルはチェック済みだ——購入して周り、打ち上げがてらにSNSで知り合った同好の『乙女ゲーマー』のオフ会を満喫した。
二日目の今日は、お気に入りのサークル巡りや、企業ブースで販売している限定グッズを目当てにしていた。
今、碧南は、ポップな絵柄になっている二次元の美青年と美少年たちがちりばめられた紙袋を抱え、とあるゲームのアニメ化の宣伝を流す液晶パネルを遠目に眺めている。
振り切っていたテンションも用事が済むと一気に逆戻り。長い足にどっと疲れが押し寄せてきて、碧南は吐息をついた。
(昨日は遅くまで大いに盛り上がったし、今日も朝早かったから、少し疲れてきたわ)
帰ろうか、もう少しこの辺りをぶらついてみようか。
碧南が大好きなゲームのごとく、頭の中に二つの選択肢を並べていた時、ドンドンと胸に直接響くような低いベース音が聞こえてきた。
(イベントステージ?)これから何かやるのかな、と碧南は振り返ってみる。ステージ横のポスターに、案内が書かれていた。
(NY文庫主催のコスプレイベントか……、面白そうかも!)
音楽に誘われるようにそろそろと客席の方へ向かう碧南。
するとそこで、「お姉さん!」と横から声がかかる。首を回したが、相手は知り合いではなかった。
「ん? ……私?」
煌びやかな衣装に身を包んだ、コスプレイヤーの女性が二人にっこり笑顔でこちらを向いている。
青いポニーテールの女性と、金髪の少女の凸凹コンビだ。素人離れした衣装や佇まいから、彼女たちがプロであることはすぐに理解できた。
「このあとこのステージでNY文庫のステージイベントがあるんです。お時間ありましたら、是非ご参加下さい」
「参加って体験ゲームとかですか?」
「いえいえっ」金髪の少女が豊かな胸の前でささっと両手を振った。「今回のイベントに特別協賛頂いているコセティオさんから、今度アニメ化されるライトノベル『魔法軍学校の落第王子』の発売前の衣装を、ステージでご体験頂こうっていうイベントなんですっ!」
金髪の少女が言い慣れたスピードで吐いたタイトルを反芻して、碧南はふむと頷いた。「あぁ、そういえばそんなラノベあったよね……」と相槌を返した通り、名前くらいは知っていたが、その程度だ。
それにコスプレ——。
今まで乙女ゲームのヒロインたちの扮装してみたいと思うことは何度かあったが、高身長の自分では彼女たちの可愛らしさには……と、我慢してきたのだ。
「でも私、背が高いし……」
「スタイルがとっても良いからこそ、お似合いだと思うんです!」
金髪の少女が真剣な勢いでずいっと前に出ると、隣の青いポニーテールの女性が眉を下げて微笑み、タブレットの画面をぱらぱらとめくって、該当の衣装写真を見せてきた。
「こちらのキャラクターです」
「でもでもっ、カッコイイのに実はスイーツが大好きなキャラで……お姉さんだったらぴったりですよ!!」
いささか興奮しながら、金髪の少女が畳み掛けてきた。もう一度画像に目を落としてみると、この名前も知らないキャラクターにどこか親近感が湧いてきた。それに良い機会かもしれない。
「じゃあ……ちょっとだけなら」
こうして二人のプロコスプレイヤーに連れられた碧南は、ステージの運営スタッフに引き渡され、あれよあれよと言う間に衣装をきせつけられた。
「まだ試作品なんですが……」
衣装の着付けを手伝ったスタッフ——おそらく衣装を作ったところの社員だろう——は、碧南の完成したコスプレ姿を見上げてほうとため息をついていた。
「マリさんが言った通りぴったりですねー。スタイル良いから、とてもお似合いですよ」
碧南は賞賛に頰を染めながら、姿見で自分の姿を確認している。
衣装はやはり軍服風で、短いタイトスカートからにょっきり伸びた脚がポイントだった。
「私にも似合う衣装があるのね」
惚けたように呟いていた時、一度離れたスタッフが戻ってきた。
「そろそろステージへお願いしまーす」
「え? あ……」はいと返事が喉から出る前に、スタッフに背中をトンと押されて、碧南はステージへ上がる。
「それでは本日飛び入り参加のコスプレイヤーの皆さんをご紹介しまーす!」
先ほどのプロコスプレイヤーの二人が、碧南をライトの下へ手招いていた。
「ちょースタイル良い素敵なおねーさんだったんで、私っ、思わずナンパしちゃいましたっ!」
ステージの上で司会をしている金髪の少女の方が戯けた言葉をマイクに通すと、観客からどっと笑いが起こった。「マリさーん!」と声がかかったから、金髪の方はマリという芸名らしいと、ここへきて漸く把握する。
二人の軽妙なトークに巻き込まれて二三受け答えするうち、碧南の緊張もほぐれてきた。
「前へお願いします」
あらかじめスタッフから聞いていた内容を、マイクを外して耳打ちしてくれたポニーテールの女性——こちらは美希と言う芸名のようだ——に従って、碧南は緊張しながらもステージの上を歩いていく。
「——着ていただいているこちらの衣装は、エレオノーラ・ビクネーセ。主人公たちの戦闘魔術クラスを担当する鬼教官で、スタイル抜群の美人なお姉様! しかし実は甘いものや可愛いものが好きで……」
マリの説明と共に、背後のモニターにはキャラクターのイラストが登場している。この間に、下手からステージ中央まで歩き、軽くポーズをとったら上手へ、それで碧南の楽しいひと時は終わる——筈だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月20日
参加申し込みの期限
2016年02月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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