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暴走世界からこんにちは
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【仮面の下の嫉妬】
大天使 天吏
の行動に、周囲のもれいび達は息を詰まらせた。
「私のろっこん――《鸚鵡芝居》を使えば、何か面白い答えが聞けるかもしれないわ」
天吏は淡々とした口調で誰にというわけでもなく呟きながら、無防備な姿をさらしたまま高橋に近づいていく。
「ちょっ、あんた、危ないから下がって――」
「――いいわ。やらせておきなさい」
近石 簾
の制止の声を、
尾鎌 蛇那伊
がさらに手で制する。
「いつもクローネの味方をするあの子がいったいどういう風の吹きまわしなのか気になるじゃない?」
「で、でもよっ!?」
「……」
言い合う二人を無言のままちらりと見て、天吏はひとまず自分の擬態は成功しているようだと考える。
(そう。私もまた彼らと同様の愚かな人間。だからこそ、邪魔をされないように普段は仮面を被って行動しなくては)
口元にだけ笑みを浮かべつつ、さらに一歩二歩と天吏は高橋に接近する。
「……ふ、ふふ。次に殺されたいのはきみかい?」
高橋が顔を上げて、天吏を睨む。
「そうね。クローネさんの羽で刺されて死ねるなら本望かもしれないわね。でも、あなたはクローネさんの羽を持っているだけで、クローネさんではない」
「……?」
高橋が何を言っているのかわからないというような顔で、天吏を見る。
このときすでに会話の主導権を天吏は掌握していると言えた。
そこで、天吏は畳み掛けるように問う。
「……ねぇ、あなたはクローネさんのなんなの?」
「…………ッ!?」
呟かれた言葉が高橋の鼓膜を突き破って、直接脳髄まで叩き込まれる。
高橋は頭痛を堪えるように頭を抱えて、その場にうずくまった。
そして、暴走したろっこんの力が、高橋の意思とは無関係に答えを引きずり出させる。
『ク、クローネは僕を必要としてくれた……』
高橋の返答は暴走のせいか、天吏のみならずその場にいたもれいび達全員に聞こえてきた。
「……それはどういう意味かしら?」
天吏は、そのことはあまり気にせず、重ねて高橋に問う。
『……誰にも必要とされなくて、夜の街をうろついていることしかできなかった僕に……力をくれた……そして、僕に言ったんだ……邪魔なもれいび達を排除してくれって……』
「……なるほど。つまりクローネさんは、邪魔者を排除するために、あなたを必要とした、と?」
『そ、そうだ……。だから、僕は……』
「違うわね」
『……え?』
きっぱりとした否定の言葉に、高橋が顔を上げる。
「……あなたはクローネさんに必要とされたわけじゃない。邪魔者を排除するために利用した手近な駒があなただっただけ。別にクローネさんが利用するのはあなたじゃなくてもよかった」
『…………ッ』
その言葉に、愕然と高橋の目が見開かれた。
その表情に深く刻み込まれた感情は絶望。
「……違う……僕は……僕は……」
高橋はがくんと膝をついて、再びその場に項垂れた。
そんな高橋にもはや一瞥もくれずに、天吏はするりと踵を返した。
(……高橋はクローネさんに選ばれたわけではなかった。それならもう何の興味もないわ)
すたすたと歩いていると
尾鎌 蛇那伊
と目が合った。
「……随分とえげつない真似をするのね」
「あら。私には貴方達が彼を殺そうとしているように見えたんだけど……。はたして、どっちが本当に酷い真似なのかしら」
「……」
「まあ、私にはもう彼がどうなろうとどうでもいいことだから」
そう言って、天吏はもはや全てに興味をなくしたように後ろの方へ去っていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月07日
参加申し込みの期限
2016年02月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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