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進路相談、君等の道 【2,3年生限定】
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●木天蓼大学 大学紹介
昼食を挟んでの5限目。
個々の面談を終えた2、3年生は、それぞれの思いを胸に、講堂に集まってくる。
席は自由なようだ。クラスを超えて友人たちを見つけ、固まって座る者も多い。
志波 武道
は、友人の
桐野 正也
、
高梨 煉
と合流した。
「よー! きりのん、れんちゃん、進路相談どうだったよ?」
「バカになれって言われた」と正也。
「はは、なんだそれ。れんちゃんは? 高校卒業したらどーすんの?」
「まだ決めきれていないけれど、料理の道を行くと思う。そっちこそどうなの?」
「聞くなよー。知ってるだろ? 俺は永遠の弟みまもり隊!」
キラッとウィンクする武道。正也と煉は苦笑いすると「マジ弟に同情する」と口を揃えた。
財前 華蓮
はルームメイトの
八重崎 五郎八
を見つけ、声を掛けた。
「面談はどうでした? 進学先はもう決まっていますの?」
「進学先はまだ決めてない。けど、今やりたいことは、決めたよ」
「まあ、なんですの?」
「競技かるたで今年中にA級取りたいと思ってるんだ。進路とはちょっと違うけど……決意表明を誰かに言っときたい……そんな気分なのだよ」
「わかりますわ。『有言実行』という言葉、私も好きですわよ。応援します!」
「ん。ありがとう」
そこまで和やかに話していた華蓮だったが、視線の先に因縁のある9組の
山路 源太郎
を見つけるとツカツカと歩み寄って高笑いを上げた。
「あなたの進学先はどうなんですの? あ、その前に進学できるか怪しい感じですわね! オーッホッホッホ!」
「おっ、ぜんざいカレーちゃんやないか。そういえば
前にキャラが被ってるちゅーてうちのクラスに乗り込んできたな。
ま、まさか! ぜんざいカレーちゃんも寿司職人目指しとるのか!? やらん! 源寿司の暖簾はやらんでぇ!?」
「いらないですわよ!!」
「あーどうどう」
五郎八が仲裁に入ったところで。
「はじまるみたいよ」
◇
やあやあ、と片手を挙げて、枯れススキみたいな色をしたボサボサ髪を無造作に後ろに束ねた男が講堂に入ってきた。
「ヨッ! 枯草元会長!」と野次が飛ぶ。三年生の誰かだ。
声を掛けられたススキ頭の男は、その方向に軽く手を振ると、まっすぐ檀上に上がった。年の頃は二十歳前後か。Vネックのサマーセーターにジーンズというラフな格好。大学生活をエンジョイしていそうである。
「どうも! ご紹介に与りました、当校卒業生で、海原君の前の前の生徒会長、枯草 秀人です」
ニカッと笑うと、秀人は一礼し――ゴツンとマイクに頭をぶつけるという定番の芸を披露した。
「やあ、失礼。こういう場に立つのは約二年ぶりなので、マイクとの距離を測りかねました」
ハハハと秀人が笑うと、会場に笑いが漏れる。
「本日は、木天蓼大学に通う現役大学生として、母校の愛すべき後輩であるみなさんに、学生目線での大学紹介をしに来ました。僕は教務担当者ではありませんので、事務的な詳しい話はできませんが、そこはみなさんご容赦ください。さて――」
秀人は檀上のスクリーンに、一枚の写真を写しだす。
「これが、現在僕が通っている木天蓼大学です。すでにみなさんご存知でしょうが、簡単に説明しますと、木天蓼大学は木天蓼市に広大な敷地を持つ総合私立大学で、通称マタ大と呼ばれています。学部は文学部、経済学部、法学部、商学部、社会学部、教育学部、理工学部、医学部、薬学部、芸術学部、体育学部……これで全部かな? ちなみに僕は文学部です」
秀人はスクリーンに映った写真を切り替える。
新しい写真は、シーサイドタウン駅のそばのようだ。
「えー、みなさんこれもご存じとは思いますが、これまでの木天蓼キャンパスに加えて、来年度から、『木天蓼大学 寝子島キャンパス』というものが出来ます。場所は、寝子島シーサイドタウン駅から徒歩5分ほどで、大変便利です。噂によると3年ほど前から準備が進んでいたそうで、大学施設はすでに半分以上完成しています。このキャンパスでの授業はもちろん来年度から、と言うことになるのですが、もののはじめってのは何事も肝心で、新キャンパスを俺色に染め上げたい、と意気込むラボやサークルが、すでに寝子島キャンパスの敷地に乗り込んで来ていたりします。――まあ一説によると、手に負えない変わり者や厄介者が追いやられた……などという話もありますが」
秀人はハハハと笑い。
「僕が所属しているラボもすでに寝子島入りしていますので、そういう噂は信じないようにしています。物事はいい方に考えましょう」
さて、と秀人は会場を見渡した。
「簡単すぎるかもしれませんが、僕からは以上です。このあとは質問タイムにしましょう。木天蓼大学について、質問がありましたら、遠慮なくどうぞ」
◇
はじめに手を挙げたのは、
朝海 瑠歌
だった。
「校風やどんな学生を育てているのか、どんな事をしているのかをお伺いしたいです」
「なるほど。質問は3つですね。ひとつずつ行きましょうか」
秀人はにっこり笑ってこう答えた。
「一つ目、『校風』ですが、一言で言うと、『自由な校風』です。
二つ目、『どんな学生を育てているのか?』ですが、大学パンフレットによると『自主性のある学生』だそうです。寝子高と近いと考えて貰えたらいいと思います。
三つ目、『どんな事をしているのか』ですが、『勉学に励んでいる』とお答えしたいところですね、実際はともかく。建前も方便、ということを、僕は、生徒会長を経験して学んでいるのです。この場には先生方もいらっしゃいますしね」
ハハハ、と秀人は笑った。
次に手を挙げたのは
青野 海仔
だった。
「総合キャンパスですが、特にどの分野に力を入れていると感じますでしょうか?」
「特に、と言われると答えに困りますね。特に特化していないから総合大学だとも言えますから。敢えて言えば……『全部』です」
秀人は、「うちのは全部美味いよ」という調子のいい魚屋の親父みたいな答え方をした。
次の質問は
エカテリーナ・クロキ
からだ。
「私はトライアスロンで五輪を目指していますが、木天蓼大学の体育学科は、設備やコーチは整っていますか。また、推薦などはあるのでしょうか」
「トライアスロンをやっているのですね。頑張ってください。さて、僕は体育学科ではないので、あなたのご質問にはっきりとは答えられませんが、設備やコーチは多少あると思います。トライアスロンで五輪を目指せるレベルなのかは分かりません。
推薦については、たしか、入学者の少なくとも1割程度は地元から、ということで県内推薦枠というのがあるはずです。寝子高や木天蓼工業、そのほか県内の学校からはその県内推薦の枠で、県外受験者より多少有利に入学できるはずです。ちなみに僕もその枠で入学しました。各高校で学内推薦があり、その推薦者のみの試験があります。寝子高で、上位二割に入っていれば、学内推薦の対象としては十分だと思います。興味のある方は狙ってみてください。経験者として申し上げるなら、推薦入学は、一般入試入学より、格段に楽です」
「では、次の方で最後にしましょう。――はい、そこのあなた」
指名されたのは、3年生の
青龍寺 琴理
だった。
「秀人先輩にも大学に入ったきっかけと将来の夢を聞いてみたいです。悩んだり立ち止まった時どうやって一歩を踏み出しますか? 私は自分の事を人に伝えるのが苦手だから相談も出来なくて……」
「それは大学に関する質問ではなく、僕個人への質問ですね。あなたのような素敵な女性に興味を持っていただけて嬉しいです」
歯の浮くような台詞を恥ずかしげもなく口にして、ではお答えしましょう、と秀人は続けた。
「僕は、楽しい事至上主義者です。生徒会長を務めていたときもそうでしたし、今もそうです。お蔭でトラブルもありますが、今のところ僕の人生にほとんど『後悔』の2文字はありません。ですから、悩んだり立ち止まったりというあなたの悩みの参考になるかどうかわかりませんが……」
そう前置きして、秀人は答えた。
「大学に入ったのは、知りたいことがたくさんあったからです。とくに地元、寝子島のことは興味がありますね。将来の夢は、僕自身がずっと楽しく生きることです。そのためなら、なんでもしますよ。ハハハ。
えー、ふたつめの質問、悩んだり立ち止まった時という質問は先ほど言ったような事情なので勘弁してください。あまりそういう経験がないので。とりあえず寝てみたらいかがでしょうか。僕は寝るのも仕事だと考えているので、よく寝ます」
それから秀人は琴理に視線を合わせた。
「自分の事を人に伝えるのが苦手だということですね。心配いりません。こうして僕に伝えているじゃありませんか。大丈夫です。今日のように、周りの人に話せばいいんですよ」
「――それでは以上で木天蓼大学の紹介を終了します。みなさん、よい高校生活を!」
秀人は来た時と同じように、やあやあ、と手を振りながら壇上から去って行った。
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担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月26日
参加申し込みの期限
2013年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月03日 11時00分
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