this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
進路相談、君等の道 【2,3年生限定】
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
つぎへ >>
●芸術科:3年7組
【
吉祥寺 黒子
の場合】
吉祥寺 黒子
は3年生芸術科担当の
ジャン・ポランスキー
先生に中庭に呼び出されていた。
「進路希望調査票を白紙で出したら面談に呼び出されたぜ……どうせ俺の事なんか分からねェくせによ」
悪態を吐きながら、黒子は指定された場所へ赴く。
一本の木の下で、ジャン先生は寝転がっていた。
「呼び出されたからてっきり鬼熊か風紀のムッツリ野郎が居るかと思ったけどよォ……何の用だよ、ジャン先生。俺の進路希望を出せってんなら……ハッ! お断りだね」
「オー、黒子サン。荒れてマスネ」
「大体、俺は一度死んでる様なもんでね、死人に夢も希望もある訳ねーだろ? ……俺の今の気持ちがわかる訳ねェだろ? 先生」
「分かりまセン」
「フン、見たことか! わかるわけねえんだよ、志半ばで神様に理不尽押し付けられて、ようやくそれを克服したら更なる理不尽で潰された奴の事なんてよォ……」
「ユー」
「あぁ!? 言いたいことあるなら言ってみやがれよ、糞教師! ……言えねェならもう放っておいてくれ……」
「ユー、ここに来て座ってくだサイ。ミーの隣デス」
「こんな最低野郎な俺なんかに構うなよォ……」
「黙ってクダサイだよ。ユー、座る。黙る。することはそれだけダヨ」
糞、このハゲ野郎……と思いつつも、有無を言わさぬジャン先生の様子に、しぶしぶ黒子は隣に座る。
「黙っテ。聞イテ」
「聞く? 何をだよ。何も聞こえねーよ」
「シィッ」
何にも音なんかしねえよ。むしゃくしゃした気分で、黒子はうっとおしいくらい青い空を見上げた。
雲一つない5月の空だった。
大嫌いな爽やかな風が吹いている。さわさわと、葉擦れの音がして、木漏れ日が揺れた。
黒子は眠たくなってきた。
「寝ちまうぞ、糞教師……」
「それはすばらしいデス。ユー、今、とてもリラックスしていマス。ユー、話すといいデス」
「なんだよそれ……」
「ユーのお父サンとお母サン、映画作っていたと聞きマシタ。ミーもそうデス。話、聞きたいデス」
フン……と黒子は鼻を鳴らした。
しばらく時間が過ぎた。
ジャン先生が、黒子が本当に寝てしまったのではないかと思った頃、彼女はようやく重い口を開いた。
「……父親は吉祥寺灰呂っつってよー。映画村の大道具から陶芸家に転身した男だった。母親は、女優の鷹峰白名。映画村で出会って結婚したって言ってたかな。母親は俺を生んだあと女優業を廃業してたけど、まあ……娘の目から見ても綺麗な人だったぜ……」
ジャン先生は相槌も打たず、ただ聞いている。難しい日本語は判らないながらも、すこしだけその声色に寂しさが混じっているのを、ジャン先生は感じ取っていた。
「父親のことも、まあ尊敬してたかな。俺、3年やるのが2回目なのは知ってんだろ。前の進路相談んとき、なんて書いたか知ってるか? 『芸術大学進学希望』『陶芸でも芝居でも……尊敬する両親の跡を継ぎたいから』だぜ?」
「……今モ。その気持ち、あるデスカ?」
かつて。彼女は品行方正な優しい姉御肌の生徒だった。ところが、二年前に大病を患い、さらに今年の四月に大好きな両親を事故死で亡くしてしまった。――教師の間で申し送りもあるだろう。ジャン先生は当然そのことを知っているはずだ。
……喋り過ぎた、と黒子は思った。
「知らねーよォ、んなもん」
尻に付いた泥を払って、あかんべーと舌を出す。
『幸運』の入れ墨が顔を覗かせる。
「オー、アートですネ。なんと読みマスカ?」
「教師の癖にそんなことも知らねーのかよ。『こううん』――Luckって意味さ。も、いいだろ、糞教師」
歩きだした黒子を、ジャン先生が呼び止める。
「黒子サン」
「なんだよ」
「――グッド・ラック!」
――ふん。
胸の中で黒子は答える。
言われなくたってもぎ取ってやるぜ、幸運。
――俺は、幸運の女神に愛された女なんだからな。
◇
教室へ戻ろうとした黒子は、同じクラスの友人・芽森菜々緒とすれ違う。
どうやら彼女も中庭呼び出し組らしい。
「アイツの話は眠くなるぜ」
「では寝てしまおうかしら……」
「あー、寝ちまえ、寝ちまえ」
黒子は無責任にそう言って彼女を送り出したのだった。
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
進路相談、君等の道 【2,3年生限定】
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月26日
参加申し込みの期限
2013年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!