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滅びの呪文の夢現
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寄せては返す波音は、昔聞いた遥かな空と同じ音。
夜色の水平線の果てから押し寄せる冬風に、波打つ銀の髪を巻き上げられて、
ゼロ・シーアールシー
は銀色睫毛に縁どられた煙るような灰の瞳を細めた。
凍てつく潮風に打たれようと僅かな朱も差さぬ真白な頬に銀の髪を纏わりつかせて、ゼロは寝子ヶ浜海岸に至る石階段の段に立つ。
ずっと前からそうしていたようにも、今の今立ったようにも見える存在感の希薄さで、少女は海を見つめる。何事にも動じぬような灰の瞳は、海浜の石畳に設置された街頭の光を受ければ、髪と同じ色を帯びた。
幼い瞳を彩る銀の光が、不意に消える。
銀色睫毛を瞬かせ、ゼロは僅かな動揺も表さずにぐるりを見渡す。
海岸の道を等間隔に照らしていた街灯の光も、背後に広がっていた街の光も、――島中の光と言う光が突如として消え失せて、
「真っ暗になったのですー」
ただ、闇の海の遥か遠く、水平線に頼りなく揺れる漁船らしき光だけが見えているのを瞳に捉え、ゼロは平坦な声で言葉を零した。
(そういえば昔もこんな風だったのですー)
街灯の眩しい光に代わって、遥かな空にさんざめき瞳に降る星々の海を仰いで想うは、いつかだったのか思い出せないほど、本当かどうかも思い出せないほど、ずっとずっとずーっと昔に見た景色。
(世界の外側はこんな星空みたいだったのですー)
星の海を抱くように、ゼロは両手を差し伸ばす。
(いつか、ゼロは居たのです)
知らん顔した潮風が、ゼロの指を掠めて過ぎる。
(宇宙の外側の外側の、……無限に無限を無限に重ねても及ばない絶対の無限をさらに超越するまで繰り返した果ての窮極の外側)
風に触れるように、空に触れるように、ゼロは小さな両手を差し伸ばす。
(昔は、この手は宇宙よりも大きかったのです)
白い瞼を閉ざす。瞼の内側の暗闇に残る星々の影をしばらく見つめて、再び開く。
(絶対の無限をさらに超越するまで無限に巨大な大きさの女の子)
ゼロ、と銀色の少女は己の名を囁く。
あの頃聞いていた波の音は、宇宙の外側の音だったのだろうか。それとも己の音だったのだろうか。
(ゼロの大きさは無限に無限を重ねることを無限に繰り返しても及ばない絶対の無限をさらに超越するまで無限に大きく、さらに常に一瞬ごとに、一瞬前の大きさが無限の小ささと見えるまで無限に巨大化し続けながら、)
まどろんで、いた。
夢見るような銀色の瞳に数多の星々を写し取りながら、ゼロは小さく首を傾げる。
(それは今も同じなのでしょうか)
傾げた瞳に捉えて、星の海に浮かぶひともとの大樹。
大樹の梢には無数に張り巡らされた石造りの道と瀟洒な白い家々、根に抱き抱えられるは武骨な石垣のようにも見える要塞。
歌う潮風の中に佇み、宇宙の外側の音によく似た海鳴りを聞きながら、ゼロは卒然として夜空に現れた不思議の浮島を微睡むように見つめ続ける。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月20日
参加申し込みの期限
2016年01月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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