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「NO」と言える勇気を持とう
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◆敵は誰で味方は誰?
質問に答えるべく壇上に立っていた
風雲児 轟
は、突然の出来事に呆然とするだけだった。
訳が分からずに突っ立っていると、突然ものすごいスピードで突き飛ばされた。いきなり何をするんだと口を開こうとした瞬間、ステージにばら撒かれるゴムらしき散弾……訳が分からない! が、いつの間にか危惧していた乱闘騒ぎが起こってしまったのは明らかだ。
「みんな落ち着いて! パニックになったら危ないわ!」
ふと我に返ると、濃度を増していく煙の中、寝子生と思しき少女が必死に信者たちをなだめる声が聞こえてきた。が、もちろん彼女ひとりの声ではパニックを起こしたオバチャンたちは鎮まらない。 見兼ねた風雲児は、ステージから飛び降りると、彼女に倣って声を張り上げた。
「みんな、こっちだ! 大丈夫だから押さないで順番に並んで!」
取り乱す信者の肩を抑え、落ち着かせていく。橘は驚いたようにこちらを見たが、すぐに彼も味方だと悟り、力強い眼差しで頷いた。
「ありがとう、助かるわ」
「でもこの人数じゃキリないな。俺たちの声さえ聞こえてない人も多いぜ」
「ええ……それで、私考えたんだけど」
橘はそこで言葉を切ると、会場隅を指差してみせた。
その先には、薄暗い会場の中、赤々と輝く非常ベルが。
「あの音を聞いたらさすがにみんな逃げてくれるはず。私が押しに行くから、そしたらみんなを誘導してちょうだい」
「なるほどな。よし、任せとけ!」
風雲児の返事を聞くなり、橘は非常ベルへ向かって駆けて行く。
橘はためらいなく非常ベルのカバーガラスを叩き割ると、その奥にあるボタンを押した。
周囲の混乱をまとめてかき消してしまうかのような、けたたましいベルの音が鳴り響く。その音に、パニックを起こして動転していた信者たちもハッと顔をあげる。
「な、何の音?」
「煙もすごいし、きっと火事よ…! 逃げないと!」
「あー待って、押さないで! できるだけみんな一つの出口に固まらないで」
入り口に殺到する人をかき分けると、風雲児は信者たちを逃がすべくホールの扉を開こうとした。が、
「……あれ?」
開かない。
押しても引いても、扉は閉じたまま開こうとしない。
「こっちのドアは開かないわ! 鍵がかかってるの?」
別の入り口から、橘が同じように困惑しきった顔で声を張り上げている。
「こっちも開かない! くそっ、なんでだ……?」
鍵でも掛かっているのかと確認しても、その様子はない。しかし扉は開かないのだ。
ぴったりと、まるで接着剤でも張り付いているかのように。
一方、ステージ上ではステージ上で、予想外のアクシデントに見舞われていた。
ゴム弾を食らい床に這いつくばっていた教祖を、草薙が見逃すはずがなかった。一跳びに距離を詰め、その背中に圧縮空気の勢いで拳を叩き込もうとしたとき、
「……うっ!」
思いがけない方向から腹に一撃を食らった。
的確に急所を突いたその奇襲に、草薙は完全にバランスを崩して横倒しになる。次の瞬間、その隙を狙ったかのような強烈な殺気を感じ、草薙は反射的に倒れたまま身を捩って来たる攻撃を回避した。
ほんの先ほどまで彼がいた場所に再度容赦ない一撃を打ち込んだのは、尾鎌であった。
「……何のつもりだ」
目の前の大柄な少年は、教団の人間ではない。寝子生である。
「だって面白そうじゃない。この人たちがやってること」
興味深いだけよ。草薙の問いに尾鎌は短く答えると、話は終わったとばかりに拳での攻撃を繰り出した。中国拳法由来のその動きには一切の無駄がなく、無駄がないぶん一撃の純度はきわめて高い。近距離からの攻撃に、普通の回避では間に合わないと瞬間的に判断した草薙は、咄嗟に手のひらに高圧縮の空気を集め、解き放った。
それは攻撃ではなく緊急回避だった。圧縮解放の際の激しい反動が、草薙の体を後方へと吹き飛ばす。
「やるじゃない」
先ほど尾鎌が急所に叩き込んだ一撃は、奇襲だからといえ決して手を緩めたものではなかった。
あれをまともに食らっていながらここまで動けるとは……。
拳を構え直し、尾鎌はすっと草薙を見据えた。
(なんだあいつ、味方じゃないのか? 相当手強そうだが……)
外から飛び込んできた二人の幹部を手早く片付けた御剣は、異変に気づき草薙の加勢に行こうと一歩踏み出す。と、そのとき、
「スタンド! バイ! ミィィィィィイ!」
耳をつんざくような声が御剣の鼓膜を震わせた。
驚いて振り返ると、そこに立っていたのはひとりの少女と剣闘士の姿。
「な、なんだ?」
困惑した声をあげながらも、手にした木刀はまっすぐに構えたまま。
一方見条は、うつろな目で御剣を見据えていた。その隣には、先ほど彼女があらん限りの声で召喚した剣闘士の霊が立っている。
(あれ……俺、何やってるんだ?)
なんだかさっきから調子がおかしかった。さっきから……そうだ、あのとき儀式で質問に答えて、やっと水分補給できるとぐびぐび水を飲み干してからだ。
まるで夢でも見ているようにふわふわと現実感がない。
そのくせ、目の前のこいつらを徹底的にやっつけなければならないという妙な使命感が、胸の中でギラギラと脂みたいにしつこく染みついて離れないのだ。
その不快な使命感に突き動かされるまま、見条はあらん限りの闘争本能を、目の前の、木刀を構えたまま目を見開いた少年に向けた。
次の瞬間、剣闘士が地を蹴る。
無手の戦士は、そのたくましい腕を御剣へと勢いよく振り下ろした。
「うっ、わ」
御剣は反射的に木刀でその攻撃を受け流す。目の前の敵には実体感こそなかったが、その衝撃は確かに重い現実感を持っていた。こいつ、ろっこんか……。ようやく判断が追いついた頃には、剣闘士は二度目の攻撃を振りかぶっている。
「なら、手加減はいらないか」
小さくつぶやいた彼の頭の中で、ガチンと再び撃鉄が落ちた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月16日
参加申し込みの期限
2013年04月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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