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寝子島高校
奇妙なお掃除
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ひととおりもっふぁーの退治が済み、みんなはグラウンドに集合する。
そこにはグラウンド以外の場所で清掃していた
八神 修
や
恵御納 夏朝
、それに
篠宮 六花
や
桃川 圭花
、
白 真白
、
風雲児 轟
の姿もあった。
「よかった、間に合ったー」
ジュスト・ランベール
も、ほっと胸を撫でおろしている。
「みんな、おつかれさまっ」
集まった彼らを笑顔でねぎらったのは、しかし主催の
鬼河内 巌
にあらず。妹の
鬼河内 萌
だった。
巌はカレーをかぶったあと、持ち前の負けん気を起こして再度、再々度、再々々度ともっふぁーの鍋に挑戦し、全戦全敗。爆発を浴びすぎたせいで、今ではすっかり消し炭状態でかちーんと固まっている。元に戻るには、もう少し時間がかかりそうだった。
「みんなのおかげでカレーも無事護ることができて、イベントを続行することができたよ! お兄ちゃんの代わりにボクからお礼を言わせてもらうね! 本当にありがとう!
このカレーはみんなのために。題して「おつカレー」。いっぱいあるから、遠慮せずじゃんっじゃんおかわりして、食べてってねー♪ 」
ぐつぐつ煮えて、おいしそうな香りを周囲に漂わせるカレー鍋の前には
宇佐見 望月
がいて、お玉を使ってカレールーの容器にカレーをよそっている。
「わーんっ! やっと食べられるのねっ! もう餓死寸前よ!」
待ちに待ったこの時間の訪れに、一番感動しているのが
羽生 碧南
なのは明らかだった。深呼吸をして、おいしそうなカレーのにおいをめいっぱい吸い込んでいる。
「本当に、とってもおいしそうですわ。適度な運動のあとは、おいしい料理を食べるのが一番ですわね」
財前 華蓮
の声を聞いて、望月が振り返った。
「あ、配膳カレーちゃん。こっちのは全部よそい終わったから、みんなのとこ持ってってくんねーかな?」
「財・前・華・蓮ですわっっ!!」
耳がキーンとなるくらいの大声で叫ばれて、きょとんとなっている望月を見下ろし、フン! とそっぽを向くと華蓮は容器の乗ったトレイを手にとって、グラウンドに用意された折りたたみテーブルの元へ運んで行く。そして何事もなかったように同じテーブルを囲った面々と笑顔でカレーを食べた。
「このスパイスは……ふむふむ、なかなかに美味ですわー!」
「俺様、なんか変な事言ったかなぁ?」
まったく悪びれない顔をしてこんなことを言うあたり、全然分かってなさそうだ。きっとまた同じことを繰り返すに違いない。
そんな望月の横にはいつの間にか
三夜 静音
がしゃがみ込んでいて、カレー鍋から自分の分のカレーをすくっていた。
「おかわり自由なら、最初から大盛りでもいいってことですよね。大丈夫、2杯でやめておきますよ。……もしかしたら、3杯いくかもしれませんけどね」
容器の口いっぱい、たっぷりとよそったカレールーと山盛りにしたごはんを手に、席へと戻る。
「お兄ちゃん、お姉ちゃん、これ、すっごくおいしーねっ。おかわりしてもいいんだよねぇ?」
屋敷野 幹覚
、
屋敷野 梢
と一緒にテーブルについた
曖浜 瑠樹
は、見ている方もほんわりするような幸せそうな笑顔でそう言った。梢にほおについたカレーをぬぐってもらって、ちょっと赤くなりながら照れたように笑っている。
「もっちろん! おなかいっぱい食べて帰ってね!」
水の乗ったトレイを手に、テーブルを回って給仕していた萌が、パチンとウィンクを飛ばす。
「わあ。ありがとう、お姉ちゃん。
あのふわふわたちも、どこかでおいしいもの食べれてるかなぁ?」
「そうかもしれないな」
答えたのは幹覚だった。瑠樹の頭越しに梢と顔を視線を合わせ、視線で話し合う。
梢の観察や
旅鴉 月詠
からの報告であれは生物ではないと分かっていたが、小学生にそれと告げて、ガッカリさせることに意味はない。夢を持ってくれていた方がずっといい。
「んー! このカレーおいしい!」
ジュストはひと口食べて、スプーンをくわえたまま、じーんと感動している。
となりで不思議そうに見ている
三宅 葉月
と視線が合い、彼女がまだスプーンも取っていないのを見ると、スプーン立てから取って差し出した。
「さあ、葉月姉ちゃんも食べて食べて!
リナ姉ちゃんもだよ! なんかいろいろあったけど、今日は楽しかったね、姉ちゃんたち!」
ふたりを見て、ジュストは心の底からそう思っている笑顔でそう言った。
一方で、別テーブルの轟は、ちょっと複雑な心境だ。
「すべてが終わったら、せめて両手を合わせて供養をしてやろうと思ってたんだけどな……」
まさか生物じゃなかったとは。
「まあまあ。良かったじゃん、生き物殺したわけじゃなくってさ」
真白は満足感いっぱいでキラキラした目で言う。途中で数を数えるのをすっかり失念していたため、果たして目標の1000体斬りを達成できたかは謎のままだが、やり切った思いで満たされている今は、そんなことどうでもよくなっていた。カレー、おいしい。
「とんでもない目にあったけど、まあ、最後がこれならそれほど悪くないかもね」
とは
桃川 圭花
。
もっふぁーのに貼りつかれて悲鳴を上げていた彼女を思い出し、今のクールでとりすました姿とのギャップに、
篠宮 六花
はつい、くつりと笑う。
「なんですか! それ!」
何を思い出されているのか瞬時に悟って、顔を赤く染めて憤慨したように言う圭花に、六花は「ごめんごめん」と言ったけれど、笑いを消すことができなかった。
「――だからね、あたしは本格的に習ったわけじゃないのよ。見様見真似。観察ね。でももしあなたが参考にしたいっていうなら、あたしが参考にしたのを今度貸してあげてもいいわよ?」
「えっ、マジ? いいの? ぜひぜひっ」
尾鎌 蛇那伊
の戦いっぷりに見惚れていた望月は、興味津々蛇那伊の話に聞き入っている。そうされるのは蛇那伊も悪くない様子で、カレーを食べる合間にナプキンにざっと絵を描きながら、棒を操るときのコツを伝授していた。
わいわい盛り上がっている彼らの様子をひととおり見渡して、萌は満足のため息をつく。
「良かったね、お兄ちゃん。お兄ちゃんのカレーイベント、大成功だね♪ 」
消し炭になった巌がそれを知るのはいつだろうか?
とにもかくにも寝子島高校グラウンドで開催された究極のカレーイベントは、みんなの協力のおかげで、こうして大盛況で幕を閉じることができたのだった。
『奇妙なお掃除 了』
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あとがき
担当マスター:
寺岡志乃
ファンレターはマスターページから!
こんにちは、またははじめまして、寺岡といいます。
当シナリオにご参加いただきまして、ありがとうございました。
公開をお待たせしてすみませんでした。
ほかの方たちと絡みたい、というご要望を多くいただきまして、できるだけそうしたつもりですがいかがだったでしょうか。
ご期待に沿えているといいのですが……(ドキドキ)
いろいろと至らぬマスターで恐縮ですが、またぜひ次のシナリオでも、皆さまにご参加いただけましたなら幸いです。
それでは、ここまでご読了いただきまして、ありがとうございました。
次回もお会いできたらとてもうれしいです。
もちろん、まだ一度もお会いできていない方ともお会いできたらいいな、と思います。
それでは。また。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月11日
参加申し込みの期限
2016年01月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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