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「んー、なんかすごいゴミの気配がしますねー」
校門前。
屋敷野 梢
は首を傾げつつ、そんなことをつぶやく。
そこかしこで起きているもっふぁーの退治の騒ぎに目もくれず、まっすぐグラウンドへ向かった梢は。
「うわ……まじでいました……」
そこに兄の
屋敷野 幹覚
の姿を見つけたことに、腰に手をあててため息をついた。
早くもこめかみのあたりがずくんずくん痛くなってきた気がする。
感じたのは気配かそれとも殺気か。無言で立つ梢にティンっと幹覚も気がついた。
せっせと一輪車を使って地面のもっふぁーのをたき火まで運んでいた手を止めて振り返る。
「お。梢。もうついたのか!」
「もー。めずらしく外に出て行ったと思ってたら、なんで学内のイベントに来てるんですかー!
引きこもりニートが、ちびっ子が集まるイベントにひとりで参加とか、事案!」
肩をいからせて近づく梢に、幹覚はちょっとビビりながらも言い訳をする。
「お、俺は引きこもりじゃない。しおり(♀)とはたまによく話してる」
「二次でしょ!」
即座に言い当てられてしまった!
「そ、それに、おまえが最近露骨に食事を少なくしてくるから、俺の腹が空腹で闇の戦士、このままでは俺の寿命がストレスで音速にマッハで、病院で栄養食を食べるハメに――」
「あーあーあー、聞こえなーいっ」
梢は両手で耳をふさいで、露骨に幹覚の言葉にかぶせた。
「しかし、この天空より舞い降りたる穢れなき白玉をどうにかしなくては、致命的な致命傷を――」
「それやめて、ウザいですから」
びしっ。指をつきつけられて、幹覚はむぐ、とのどを詰まらせた。
「そんなだから私ばかりが事件に巻き込ま……コホン。
ここにはこの子みたいなちびっ子も大勢いるんです! 教育的によくないわ! この子がもし将来お兄ちゃんみたいになったらどう責任とるんですか!」
「――ふえっ?」
唐突に話の矛先を向けられて、
曖浜 瑠樹
は固まってしまった。
「え? ……ええ? ……お、オレ……?」
地面に落ちて転がるもっふぁーのに向かい、お手製ハリセンでチョップするのに一生懸命で、まったく話を聞いてなかった瑠樹は、梢を見上げ、それから梢が見ている幹覚を見る。
「謝りなさい! 未来ある少年に謝るんです!
大体、お兄ちゃんも昔は普通にしゃべってたでしょー。ネットだとべつにいいですけど、現実では普通にしゃべってよねー。ここには知り合いもいっぱいいるんですからー」
梢の言い分はもっともだ。ぐうの音も出ない。
「す、すまん……、未来ある少年」
「う、うん……ううん……」
べつにオレ、謝ってもらうことなんかないし、と瑠樹は懸命に首を振る。そして幹覚がしゅんとなっているのを見て、ちょっとためらったあと、そっと袖を引っ張った。
「オレ、ほんとに大丈夫だよ……?」
小学生に慰められてしまった、と幹覚は若干滅入りつつも、「ありがとうな」と瑠樹の頭をぽんぽんした。
「それにしても、ここ、すごいですね」
梢はあらためて周囲を見渡す。
「ああ。でも、この分ならたぶんもうじき終わるだろうから。
おまえも食べてくだろ? カレー」
「そうですね。せっかく来たことですし」
「あのねっ! すっごくおいしいカレーらしいよ! きゅーきょくのカレーなんだって!」
楽しみだよねぇ、と瑠樹から無邪気に笑いかけられ、梢もつられて笑顔になる。
「じゃあそれまで、とりあえず生態的なのを観察してみまーす。
生物部で飼えればいいけど、無理だろうなー。神魂生物だとすれば、例によって暫くしたら全部消える気がしますし……」
ぶつぶつと、最後の方は独り言のようにつぶやく。
「……まあそういうのは俺よりお前の方が向いてるだろうから、雑用は俺がやっておくぞ。
思う存分調査に励むといいぞ、妹」
「言われなくてもそうします。とにかく、じっくり観察です! お兄ちゃんは作業を続けてね。
あ、そういえばお兄ちゃん、この手の事、初めてだよね? お爺ちゃんには内緒でいてね」
最後、思い出したように振り返って言うと、梢は掃除しているみんなの邪魔にならない場所を見立てて、そこへ歩いていく。
「うむ。
まあおまえも無理はするなよ。あと、がんばるから俺の飯の量、元に戻してくれ。爺ちゃんより少ないとか死ねる」
聞こえていたのは確定的に明らかなのに、梢からの返事はなかった。
「……おーい、梢サーン?」
まるっと無視。
離れていく妹の後ろ姿に、幹覚はため息をつく。
ここに至り、なんとなくだが事情が悟れた瑠樹は、幹覚が悄然としているように見えて、彼に向かって一生懸命言った。
「お兄ちゃん! カレー! カレー食べよう! いっぱい!」
「そうだな。そうするか」
そのためにも、もうひとがんばりだ。
気を入れ替えるように深呼吸をした幹覚は、瑠樹とともに地面に転がるもっふぁーのの始末を再開したのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月11日
参加申し込みの期限
2016年01月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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