変態の軍隊 Revolution ～葉っぱ１枚でも寒くない～｜リアクション

変態の軍隊 Revolution ～葉っぱ１枚でも寒くない～

　更に混乱は広がる。
　たまたま愛犬の散歩に出かけていたメイソン・ブリッジス。
「ううっ寒い寒い、こんな夜中でも愛犬ジョニーは元気だから困っちゃうよ。
　メイソンはぼやいていると、突然、愛犬が吸い寄せられるように砂浜へ突進しだした。
「おいおい、どこ行くんだジョニー！　って、何やってるんだお前たち！？」
　全裸に近い男女が炎の前でスキンシップ（意味深）をしていたり、バトルを展開していたり、なんかカオスだ。
　愛犬は謎の雰囲気に当てられてヒートアップ！
　目の前にいた輪廻の背後に飛び掛った！
「きゃっ！　いやぁん、積極的なワンちゃんだこと♪」
　野生の本能を掻き立てられた愛犬ジョニーの執拗なアプローチ（意味深）に、異種間の垣根を越えかねない興奮を覚える輪廻。
　すぐさま飼い主のメイソンがジョニーに海水をぶっかけて引き離した。
「バカッ！　なんてことをしてんだ！？　すいません！　うちのジョニーが粗相を！！」
　メイソンはひたすら頭を下げて謝罪した。
　しかし、横嶋のエロい攻撃を受け止めている真っ最中である輪廻は、トロンとした表情でメイソンに振り返った。
「いいのよぉん？　いろんな意味で元気なことはいいことだもの♪」
「……なんて人だ、この人は女神だ……！」
　エロい部分限定で輪廻の器の広さを見せつけられたメイソンの頬に感涙が溢れる。
「ねぇ、よかったらあなたもこのイベントに参加してみない？」
「えっと、お姉さんの言ってる意味がわからないんだけど……？」
　ドギマギするメイソンに、輪廻は蠱惑的な表情で誘い出した。
「……片方、空いてますよ？」
　何がとはあえて言わないでおこう。
　誘われたメイソン。
　彼の中の理性というものが、この瞬間、風船めいて破裂して粉々になった。
「こ、こんな大きいのは掴んじゃっても仕方ないでしょ！」
　今度は彼がオオカミとなって輪廻に腕を伸ばす。
　右は横嶋隊長、左はメイソン。
　左右同時のデュアルプレイに輪廻も思わずダブルピース。
「よし！　このまま３人でマイム・マイムだ！　いくよ！」
　横嶋隊長の音頭で、３人は世界一奇妙なマイム・マイムに興じることになった。
　そのカオスっぷりが認められたのか、彼らの頭上に輝く葉っぱ３枚が急速接近している。
　だが、まだ彼らは気付いていない……！