変態の軍隊 Revolution ～葉っぱ１枚でも寒くない～｜リアクション

変態の軍隊 Revolution ～葉っぱ１枚でも寒くない～

　第二の被害者は、これまた夜の散歩に出ていたセクシーなお姉さん、秋空輪廻である。
　日中にばらまかれたチラシの内容が気になり、足を運んでみれば……。
「何かまるで都市伝説みたいな噂に学生の子達が振り回されてるわねぇ。そこまでしてモテたいってやっぱり青春かしらねぇ♪」
　本当にやっているのだから、これには輪廻さんもニッコリ。
「ちょっと面白そうだし、見学して行こうかしらねん♪」
　スタスタと何も警戒せずに輪廻はＰＥＣと初接触（意味深）を果たした。
「こんばんわ～、なんかお取り込み中だったかしら？」
　ちょっと離れたところではバトル漫画顔負けの喧嘩が繰り広げられていた。
「あらあら～、やっぱり青春ねぇん。ＣＧまで駆使して派手にやってるじゃなぁい♪」
　ニコニコとろっこんバトルを（ＣＧ演出だと勘違いして）観戦する輪廻。
　生徒会側と裏生徒会側が潰し合いをしているおかげで、変態幹部たちは踊りに専念できていたのだ！
　そんな中に、着崩した着物でやたらエロいお姉さんが突然、声を掛けてきたらどうするべきか？
「着物姿のお姉さん！　お願いがあります！」
　横嶋隊長がイケメンスマイルを振りまきながら輪廻に願い出た。
「おっぱいが見たいです！　おっぱいが揉みたいです！　おっぱいに挟まれたいんです！」
　横嶋隊長のストレートな要求に、輪廻は笑顔で告げた。
「あらぁ、あらあら♪　まさか私に手を出して来るなんて本当に欲望に素直なのねぇ♪」
「はいっ、いいおっぱいですからね！」
「もぅ、褒め上手さんなんだから♪」
　輪廻はすっかりおだてられて上機嫌である。
「しょうがないわねぇん。……ちょっとだけよ？」
　輪廻は見せ付けるように胸元を寄せた。
　その溢れんばかりの２つの房の質量に、横嶋隊長のエロモチベーションが一気に沸騰した。
「ありがとうございます！　ありがとうございます！　ありがとうございます！」
　横嶋は無構えのまま輪廻の胸の谷間に顔を埋めた。
「あぁ～ん♪　若さっていいわぁ♪」
　まるでわが子への授乳の如き光景は、一種の神聖さをたたえていた。
　これを見た平隊員は、皆総じて涙を流す。
「尊い……尊い……！」
　ここに、エロ聖母が爆誕した。