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御巫 時子
は清楚な色合いの服を重ねて、その上から水色のカーディガンを羽織っていた。三つ編みにした髪は胸の方に下ろしている。
和服の癖なのか。ロングスカートを穿いて小股で歩く。やや視線を下げて考え事をしているように見えた。
今くらいの時間ですと、ゆっくりとお弁当の食材を選ぶことができますね。尚輝先生の好きなおかずは何でしょう。コーヒーを好まれているのはわかっているのですが、コーヒー味の煮物とかは、想像ができません。
今ここに先生がいれば、一緒に見て回って選んで貰うことも、え。
心の中で声を上げて思考が途絶えた。痩身の男性がこちらに歩いてきた。
ボサボサの髪型で目は前髪に隠れている。首には深緑のマフラーを巻き、同じ色の手袋を嵌めていた。
時子は笑みを浮かべて小走りとなった。
「尚輝先生、お買い物ですか」
「コーヒーの買い置きが切れまして」
「学校の外でも白衣なのですね」
時子は尚輝が首に巻いたマフラーと手袋を交互に見ながら言った。
「白衣は落ち着きます。それと御巫さんから貰った
誕生日プレゼント
は暖かくて重宝しています」
「既製品と違って手編みなので心配していたのですが、その言葉を聞いて安心しました。その、尚輝先生、よろしければ一緒にキャットロードに買い物に行きませんか」
時子は唇を結んで返事を待つ。
「そうですね。
あの時に力になる
と言いましたので、今日はお付き合いします」
「ありがとうございます」
とんとん拍子に話が決まって笑顔が零れる。
ゆっくりとした歩みで時子と尚輝は歩いた。緩やかな時間の流れを二人は楽しんでいるようだった。
キャットロードに足を踏み入れると、仲睦まじい男女の姿が多く見られるようになった。時子は視線に困って尚輝の方に目を移す。普段と変わらないぼんやりとした様子で、たまにマフラーの中に顔を埋めるような仕草をした。
時子は巣の中に潜り込む雛鳥の姿を想像した。可愛い、と心の中で思って即座に反省した。
尚輝先生は立派な大人です。可愛いは褒め言葉になりません。少し浮かれ過ぎたようですね、私は。
思い直して気を引き締める。改めて尚輝を目にして、すぐに表情を和らげた。
「あ、ここです」
よそ見していた時子が急に立ち止まって言った。
「ここですか。僕が入ったことのない店ですね」
「鮮度と品揃えが良くて私は気に入っています」
時子は尚輝を伴って店に入った。出入口近くに置いてあった買い物カゴをカートに乗せて生鮮コーナーへと向かった。多くの大根の中から白い物を選んでカゴに入れた。里芋は泥が付いた物を迷わずに手に取る。
「あとは豆腐と油揚げですね」
「もしかして味噌汁の材料ですか」
「そうです。明日の尚輝先生のお弁当に入れる予定です」
機嫌よく答える時子に尚輝は困ったように頭を掻いた。
「それは、僕が甘えることに、なりませんか?」
「そんなことはありません。尚輝先生がいてくれて助かります。実はキャラ弁を作ろうと思っていて、少し悩んでいました」
「キャラ弁、ですか。どのようなものですか」
表立って感情を出さないものの、尚輝は話に乗ってきた。
「オムライスにカニカマやチーズを使って、ひよこサンタを作ろうと思っています」
「クリスマス仕様ですね」
「はい、そうです。今、悩んでいるのは周りに入れるおかずなのですが。あの、尚輝先生、リクエストはありませんか?」
聞かれた尚輝は周りをのろのろと巡って立ち止まった。顔を傾ける方向にずらりと冷凍食品が並んでいた。
「手作りなら、どのようなおかずも、美味しく食べられると思います……」
「わかりました。私の方で工夫してみます」
温かい笑みで時子は食材を選んでいった。
買い物袋を両手に提げて尚輝が店から出てきた。時子は控え目に後ろを歩く。
「重くないですか」
「重いので、僕が持ちます」
尚輝の言葉に時子は、はい、と嬉しそうな声で答えた。歩きながら、ふと言葉に出した。
「尚輝先生、クリスマスの予定は」
「ありません」
「そう、ですか」
短い言葉の遣り取りに小さな笑顔の花が咲く。時子はそれとなく尚輝との距離を縮めるのだった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月10日
参加申し込みの期限
2015年12月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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