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サンタクロースの贈り物~ニャンタクロース♪~
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恵御納 夏朝
は、猫達の多くいる場所に行こうとしていた。
可愛いし、暖かいし、可愛いし。
一匹で可愛いなら、集団ならなおの事可愛いのだ。
でも。
「ニャンタクロースさん、可愛い……っ」
「助けて欲しいのニャ☆」
ぷにっと笑うニャンタクロース。
夏朝は一も二もなく、ニャンタクロースについてゆく。
「危険が一杯で、今日もみんな大変なのニャ。ニャンタクロースの肉球が足りないのニャ」
「ニャンタクロースも肉球あるの」
ぷにっ。
パペットのハルくんと、ニャンタクロース、握手。
「不思議ニャ。そのパペット、本当に、パペットかニャ?」
「そうだよ。たまにしゃべるんだけど」
夏朝が左手のハルくんに「ねー?」と話しかけると、ハル君がこくこくと頷いた。
「そんなこともあるのニャね」
「ハルくんがどうかしたの?」
「ううん、なんでもないニャ。付喪神さまの気配を感じただけニャ。リストを見てもらえるかニャ?」
ハルくんから目線を外し、ニャンタクロースは夏朝に肉球リストを見せる。
「桜台墓地に困っている人がいるの?」
「どんな風に困っているかは分からないけど、いるニャ」
「よし、急ごう」
「魔法でひとっ飛びにゃー☆」
くるっとニャンタクロースが杖を回すと、桜台墓地に移動していた。
「墓地だけあって、なんだか肌寒いの」
夏朝の呟きに、ハルくんもぶるぶるっと身震いして見えた。
「聞こえるニャ。助けを呼ぶ声ニャ!」
「子猫かな。にー、にーって、僕にも聞こえるの」
夏朝は耳を精一杯澄ます。
ニーニー、ニーニー…………
「わかった、向こうなの。恐らく上のほう!」
夏朝が墓地に急ぎ入り、日陰にあった木に目を留める。
茶色い瞳を細めて見上げると、それはあった。
「カラスかな? かなり大きな巣。たぶん、声の主はあそこにいるの」
「良く見えないニャ」
「ちょっとまっていて。僕が見てくるんだよ」
ハルくんがにゃにゃにゃーにゃにゃーと、呪文を唱えた。
瞬間、猫シールが夏朝にぺたり。
猫シールの効果で体重を自在に操れるようになった夏朝は、体重を無くしてふわりと空に舞い上がる。
ほわほわと浮かぶ夏朝は、カラスの巣を覗き込む。
そこには、なぜか子猫と、カラスが集めたと思われるキラキラと光る小物が山ほど詰め込まれていた。
「もう大丈夫だよ。こっちにおいで」
夏朝はハルくんと一緒に子猫を抱き上げる。
「ん、これももっていくべきなの」
子猫を抱き上げると、その下に置かれていた小さな箱に夏朝は気づいた。
ビロードを思わせる手触りの小さな箱が開いていて、中にはダイヤの指輪がはまっていたのだ。
十中八九、婚約指輪だった。
夏朝は器用に子猫を肩に乗せながら押さえ、指輪をハルくんと拾い上げる。
「すっごいにゃ。ニャンタクロースの魔法がいらないレベルだニャ」
「褒めてくれてありがとう。でもここから先はニャンタクロースの力がいるんだもん。この子の母猫と、この指輪の持ち主を探さないと」
「この子の母親ならすぐにわかるのニャ。指輪の持ち主も大丈夫にゃ☆」
ニャンタクロースがクルクルと杖を回すと、夏朝は公園についていた。
母猫らしい野良猫が即座に気づき、夏朝に駆け寄ってくる。
「うん、心配だったよね」
母猫に甘える子猫と、子猫を一生懸命舐める母猫を夏朝は撫でた。
ニャンタクロースが母猫に猫語で事情を話すと、母猫はお礼を言うように、夏朝にぺこりと頭を下げた。
「指輪の持ち主については、ちょっと確認したい。もしかしたら、渡す直前だったのかもなの」
蓋が閉まったままなら、カラスが巣に持っていくはずがないのだ。
つまり、指輪を渡す瞬間か、渡した直後に奪われた可能性大。
「ちょっと魔法を強めるニャ」
ニャンタクロースがむむーんと眉間にしわを寄せ、魔法を使う。
すると、杖の上に、ほわんと何かの映像が浮き上がった。
「探しているのは男性と女性。やっぱり、渡す時に奪われたの。ニャンタクロース、男性のほうに移動できるかな」
「任せてニャ☆」
くるくるくるん♪
ニャンタクロースが杖を回し、夏朝達は指輪を探す男性の側に移動した。
「おにいさん、探し物はこれじゃないかな」
夏朝が必死の男性に声をかけた。
飛びつく勢いで男性が夏朝の手の中を覗き込む。
「これです、これをどこでっ」
「カラスが落としていったんだもん」
巣の中に、とは言わない。
どうやって高い木の上のすから取り返したのか、説明しづらい。
男性は夏朝に何度もお礼を言って、彼女にスマフォをかけだした。
夏朝はぺこりとお辞儀して、その場を立ち去った。
「ハルくんも、いつか……ニャンタクロースになれるかな?」
そんな夏朝の呟きに、ニャンタクロースは首を振る。
「やっぱり駄目かな」
「違うニャ。ハルくんは、もっと特別な存在になるニャ」
「ほんと?」
「うんうん。その日を、楽しみに待つといいと思うニャ」
そんなに遠い未来じゃないと思うにゃーと、ニャンタクロース。
「わかったの。ゆっくりまつの」
今でもハルくんは十分特別だけどねと呟き、夏朝はハルくんに「ねー?」と同意を求めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月16日
参加申し込みの期限
2015年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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