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サンタクロースの贈り物~ニャンタクロース♪~
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木鈴 寧々子
は、猫カフェ『Black&White』の前に来ていた。
寧々子の隣には、これでもかというほどに存在感を放つデブ猫ニャンタクロース。
(でぶいよねぇ~)
まじまじとニャンタクロースを見つめ、寧々子は思う。
体重はどう軽くみても10kg越えているのだ。
寧々子の視線に気づき、ニャンタクロースが線目をうっすらと開けた。
開けても閉じている時と大して縦の大きさが変わっていないとか何とか。
「……まだ、不服か」
「そうゆうわけじゃないんだけどなぁ~」
「我輩は、ニャンタクロースの中でも、上位の存在なのだぞ」
「体重的に?」
「むぅ……」
寧々子がニャンタクロースに遭遇したのは、つい先ほどのこと。
いつもどおり、アルバイト先を探している時だった。
ふいに、寧々子の足元に出現したのだ。
このでかくて丸くてふてぶてしくて、可愛げが少しもないニャンタクロースが。
丸すぎて、ニャンタクロースの衣装はもう、はちきれんばかり。
「ボタンが千切れそうだねぇ。縫い直そうか~?」
「肉ごと縫われそうだ」
「縫っても痛み感じなさそうだねぇ」
「馬鹿を言うな。我輩はこれでもデリケートだ」
「確かにバリケードだよねぇ」
「デリケートだというておろうがっ。繊細なんだ、防壁ではないわっ」
「へ~。せっかくザブトンって名前を付けてあげたけど、別の名前のほうが良かったかなぁ? 信楽焼きとか~?」
「……ザブトンでかまわんわ。これ以上おかしな名前にされてはかなわん」
「見たまんまの名前にしてあげたのになぁ。おかしいなぁ~」
「さりげなく我輩に腰掛けるな。荷が重過ぎるのじゃ」
「名前的に座ってあげないとぉ~?」
「……御主は本当に猫好きなのか。リストが間違っているとしか思えぬ」
「猫は好きだけど。だからここに着たんだし?」
寧々子はBlack&Whiteのドアを指差す。
そこには、「アルバイト急募!」の張り紙が。
「うむ。ここの従業員がまたしても倒れたようでな。大量の猫達が困っておるのだ」
「でぶなのに、情報はまともだねぇ」
「でぶは、余計だ」
「さて~。雇ってもらえるかなぁ~?」
猫は好きだけれど、それだけで採用してもらえるかどうか。
だが、そんな寧々子の懸念は無用だった。
ドアを開けた瞬間、それは起こったのだ。
「来てくれてありがとうございますっ」
ぎゅっ。
Black&Whiteの店長である要院が寧々子の手を握り締めてきたのだ。
「あのぉ~?」
「ニャンタクロースさんから聞きました。寧々子さんですよね」
寧々子は足元のザブトンを見る。
サブトンはふふーんとどや顔でふんぞり返った。
(手伝うことは確定事項なんだねぇ。ふてぶてしいのに手際はいいなぁ~)
「猫が好きってだけで、採用してもらえるんですか~?」
「えぇ。猫たちを愛してくれる方なら、どなたでもです。まして寧々子さんはニャンタクロースさんのお墨付きですから」
初対面の寧々子を全面的に信用しているらしい店長に、寧々子も頷く。
ここまで頼りにされているなら、頑張らなくては。
(オッス、いっちょやってみますかぁ)
ほわわっと気合を入れて、寧々子はとりあえずエプロンを受け取ってみる。
肉球マーク入りのエプロンを付けただけで、もう猫カフェスタッフ風味。
「あー、そこのでぶいねこかわいぃ~♪」
いつの間にか来ていたお客様が、ザブトンに目を付けた。
要院が止めるのも聞かず、お客様はザブトンを抱き上げる。
「クリスマスシーズンだからサンタ服着てるんだ~? かわいいけど重い~♪」
女の子が全力で抱っこする様子を、寧々子は気合で笑いをこらえた。
(ザブトンが普通の猫の振りしてるわぁ~)
下におろせと言えないため、ザブトンは前足のわきの下をもたれて、くすぐったそうにしている。
線目の目じりが振る振る震えているからわかるのだ。
(くっくっく、これは、しばらくそのままがいいかなぁ~?)
悪戯心を起こして、寧々子はザブトンを助けずそのまま傍観。
「こら、いい加減、我輩を助けぬか!」
「えっ」
「あ……」
ザブトンがくすぐったいのを堪えきれずについに声を上げ、お客様が硬直、店長もその場に凍りついた。
(やっばぁ……っ)
寧々子は、咄嗟に腹話術の真似をしはじめた。
「そう、我輩はこの店のボス猫ザブトン。気軽に抱き上げてよい存在ではないのだぞ」
ザブトンも慌てて寧々子にあわせてにゃーにゃにゃーと、鳴き真似をする。
「……さっきのって、店員さんの声だったんだ~?」
「うむ。我輩はこの店員を使って、皆の者と会話をするのが得意なのじゃ」
「面白いね~♪」
お客様はふふっと笑ってザブトンを床におろすと、奥の喫茶スペースに去ってゆく。
「すまぬ。迂闊だった」
ザブトンが小声で寧々子に謝った。
「どういたしましてだよぉ。それよりもぉ、ザブトンはわきの下が弱かったんだねぇ~?」
にやり。
含みのある笑いをする寧々子に、ザブトンはびくりと後ずさる。
「さぁ、抱っこしてあげようねぇ~」
「ひぃっ?!」
「くっくっく、冗談だよぉ~」
思いっきり生意気なザブトンをからかって、寧々子は猫カフェスタッフとして働き出したのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月16日
参加申し込みの期限
2015年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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