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サンタクロースの贈り物~ニャンタクロース♪~
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佳乃は、会社の窓際から煌く町並みを見つめ、軽く溜息をついていた。
(毎年のことだし、いい加減慣れないとなあ……)
神奈川県の地方紙『神奈川うみねこ新聞』の記者として、寝子島支局に移動させられてからもう5年も経つ。
けれど毎年このクリスマスシーズンは、取材取材の毎日で、華やかさやお祝いの気分は、どうしても後回しになりがちで。
佳乃は、カーテンを締めなおす。
仕事はとても好きなのだ。
ただちょっと、ほんの少しだけ、この時期は胸の中に寂しさが滲むだけで。
佳乃は今日撮って来た写真と、取材内容を照らし合わせ、ファイリングする。
(そろそろ、帰らないとね)
大量の書類の山をきっちり処理し、佳乃は会社を後にした。
「あっ……天動さん……! こんばんは、お久しぶりです」
会社のあるビルの階段の下に、記士郎がいた。
(どうして、ここに?)
そんな疑問も一瞬心に浮かんだが、それよりも会えた事が嬉しかった。
「あの、……少しだけ、おつきあいお願いできますか?」
「はい」
突然の誘いなのに、なぜだろう。
佳乃は、迷いなく頷いていた。
(仕事漬けの毎日に、知らず知らずのうちに息が詰まっていて。気分転換を求めてた……のかな?)
ワンボックスカーの助手席に座り、佳乃は流れてゆく夜景を見つめる。
後部座席に置かれているサンタクロース姿の猫のぬいぐるみと、窓越しに目が合った。
(天道さん、そういえば猫好きだったな)
お店を取材させてもらったときのことを思い出す。
あれから、猫グッズはさらに増えているのだろうか。
記士郎がコンソールボックスの上に置いておいたミニクリスマスツリーの電源を入れると、小さなクリスマスツリーにほんわかと明かりが灯り、オルゴールのクリスマスソングが流れ出す。
「ちょっとコンビニに寄りますね。珈琲で大丈夫でしょうか」
「ええ」
記士郎はすぐに戻り、佳乃に缶珈琲を手渡す。
「暖かいです」
缶珈琲を両手に包み込む。
ただの缶珈琲なのに、いつもの数倍美味しい。
(喉、渇いてたのかな?)
美味しく感じる理由に、そんな事を思う。
会社ではドリップ珈琲が飲み放題だから、喉が渇いているはずはないのだけれど。
本当に、美味しく感じるのだ。
「司馬さんは、今日はどこに取材に行かれていましたか」
「星が丘ホースクラブですね。この時期は、馬達もクリスマスカラーに着飾っているんですよ」
高台に着き、車を止めた記士郎に、佳乃はデジカメの写真を何枚か見せる。
「鞍が赤と緑なんですね。金の房も豪華です」
「ここの馬達は何度か取材しているんですが、本当に礼儀正しくて、人懐っこいんですよ。動物って、カメラを向けると怖がってしまう子もいるんですが、ここの子達はゆっくりと撮影させてくれました」
「よい子達なんですね。優しげな目をしています」
目を細めて、自分のほうがよほど優しい目で、記士郎はデジカメに映る馬を見つめている。
「天道さんのほうが、優しい眼をしていますよね」
「はい?」
あ。
やってしまった。
つい、思ったことが口を出て。
「仕事の話ばかりで、つまらなくないでしょうか」
記士郎の目を見つめていられなくて、佳乃は戸惑いながらそんな事を口にする。
「そんなことはありません。司馬さんとまた、こうして過ごすことができて嬉しいです……」
記士郎の頬が染まって見えるのは、ミニツリーの光のせいだけじゃない気がする。
佳乃は、街を見下ろす。
職場から見た景色と変わらないというのに、なぜか今は寂しくない。
あの光の中に、自分も含まれている。
そんな気がしてくるのだ。
(……天動さんと一緒にいると、なんだか癒されますね)
佳乃は、なんだか肩の力が抜けて、ふふっと微笑む。
「天道さん。ちょっと早いけど、素敵なクリスマスをありがとうございます」
(また、会えるといいな)
そんな事を、思った。
見つめあう二人の後ろの席で、ずっとぬいぐるみの振りをしていたニャンタクロースが、記士郎にウィンク☆
(ありがとうございます、ニャンタクロース)
記士郎もニャンタクロースに目でお礼を告げた。
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あとがき
担当マスター:
霜月零
ファンレターはマスターページから!
皆様ご参加をありがとうございました。
ニャンタクロースを可愛がっていただき、とても嬉しかったです。
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担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月16日
参加申し込みの期限
2015年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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