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妖怪おじさんの問い ~夜道で一番怖い妖怪はなんですか?~
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【大きさ比べ?】
何時から話していたのだろうか。しかしこの場合は大した問題ではないのかもしれない。
エロ・イーアールオー
本人がどこからともなく現れて、いつの間にか消えている存在だから。
エロは寝子ヶ浜海岸に設置されているベンチにロングコートの男と並んで座っている。
いつものようにのんびりした口調で会話を楽しんでいるようだった。
既に日が沈み、明かりは海岸通りの街灯と天に散らばる星々のみ。
辺りは不思議なほど人気が無く、静寂に沈んでいる。
「ほう、もうこんな時間ですか。そろそろ御暇しなければ」
「もうですかー。エロはもうちょっとお話ししていたいのですー」
「それは光栄ですが行かなければなりません。最後に一つ質問をさせてください」
「なんですかー?」
「貴女が帰り道に出会ったとしたら、恐ろしいと思う妖怪はなんですか?」
それは唐突といってもいい内容だったが、エロは気にせず小首を傾げて考えた。
「怖いものと言われても思いつかないのですー。でも一番おっきなおばけさんならきっと一番強いのです。だから一番怖いんだと思うのですー」
「なるほど。貴女が怖い妖怪は最も大きく強いものなのですね」
男はバケットハットを深くかぶり直して小さく笑ったようだった。
「やはり貴女は『違う』ようですね。それではこの出会いを祝してお友達をご紹介しましょう。それではまた」
「はい、またなのですー」
エロが挨拶したとき、男の姿はこつ然と消え去っていた。
次の瞬間、海面が大きく揺れ砂浜を蹂躙していく。
海が盛り上がり巨大な何かが海岸に手をかけた。
「ふわー。大きいのですー」
砂浜が手で覆い尽くされる。海から突き出た頭は空を覆う。
動くだけで大惨事になりかねない大きさ。全身が海から出れば、おそらく寝子島をまたぐこともできるだろう。
それは太古の恐竜ですら小さく感じるほど巨大な人だった。
顔だけ出した巨人はエロを見て口角を上げる。それだけで海が揺らぎ空気が震える。
もしこの光景を他の誰かが見たのなら、笑ったと認識する前にひたすら逃げ出すだろう。
しかし黒い女性は、ふわふわした微笑を浮かべて頭を下げた。
「おばけさん、こんばんはなのですー。エロはエロなのですー」
巨人はゆっくりと瞬きをすると低く唸った。
それだけで風が吹きあれる。エロの豊かな髪が鮮やかになびいた。
「おばけさんはダイダラボッチさんというのですかー。エロは会えて嬉しいのですー。でもこれではうまくお話しできないのですー」
なぜ意思疎通ができるのか、などと問うのは無粋だろうか。
「そうです。エロも大きくなれば、一緒に遊べるのですー!」
そう言ってエロはろっこんを発動させる。
『おっきくなったのですー』は好きな大きさに巨大化するろっこん。あっという間に天にも突き立つほどになった。
ダイダラボッチは目を見張ったが、むしろ子供のように顔をくしゃくしゃにして喜びをあらわす。
山や湖を作った伝承が多いダイダラボッチは国造りの神に連なるともいわれる存在。子供達と遊んだり人間を助けた言い伝えもある。
「エロのお家でゆっくりお話ししましょうなのですー」
エロの言葉にダイダラボッチも立ち上がる。
手に手を取って海に向かって歩き出す巨人二人。
低く響く笑い声が海鳴りのようにこだまする。
あとには波風の跡はもちろん、ダイダラボッチの手形もエロの足跡もなく。
静かに打ち寄せるさざ波と、降り注ぐ星の輝きだけ。
二人がどこに行ったのか、知る者はいない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿都
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月25日
参加申し込みの期限
2015年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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