this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ラン・ラン・ラン!
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
…
33
つぎへ >>
シンクに、冷たい水音が響く。
コンビニのトイレで、
多喜 勇生
は鏡を見ている。
ムースを掌に取り、ていねいに髪に撫でつける。
側頭部、耳回り。汗で髪が跳ね上がり、ウルフカットのようになる。
瓶底眼鏡を外し、代わりの薄型レンズの眼鏡をつける。
ぎらりとした鋭い目が、鏡の奥から自分をにらんできた。
野性味あふれる、鋭いナイフのような少年。
普段の勇生とは、真逆の姿がそこにあった。
(これで大丈夫……のはず)
頷いて、水道を締める。
※
(……)
トイレから出てきた勇生を見て、目を丸くするのは刻人・F・ミセリア。
先ほどトイレに入った、地味な少年とはまるで違う印象の男だ。
まとう気配、放つムードさえも、微妙に変化している。変装術としては、かなり高位のものだ。
なぜ、こんなところで変装する必要があるのか。
――ひょっとして、自分と同じ立場なのかな?
こっそり後をつけながら、刻人は考える。
ただ、変装のつもりなら、逆効果なんじゃないかな……。
※
夜道で絶叫が響いた。
「見つかった! ばれた!」
警察に囲まれる勇生。
実によどみなく、あっさり囲まれた。
「素顔も、把握されていたのか……」
ぎりりと歯を食いしばる勇生に、警察がにやついた顔を見せる。
――その兇悪な、悪人面……。
――顔だけで殺せそうな、獣の面構え……。
「殺し屋にふさわしい悪人面で、一目で分かったって!」
包囲を狭められ、追い詰められつつ、勇生は絶叫する。
「気にしてるのに、ひどい!」
――誰かが、笑ったような気がした。
どこからか放り投げられた小石が、街灯を貫く。
燦爛と散る、ガラス片。
一瞬だけ火花が散って、勇生の顔を照らしあげる。
その兇悪な顔に、思わず警察も及び腰になる。
その隙を逃さず、勇生は警察を正面突破、絶叫しつつ逃走を開始する。
「ぜってえ逃げ切ってやる!」
こうなったら、とことん逃げてやる!
交差点を突っ切ってくるトラックの前に飛び出す。
交通量の多い深夜の交差点、悲鳴のようなブレーキ音が交錯する。
赤の信号が、血のように勇生を染め上げる。
工事中のカラーコーンをなぎ倒し、通行止めをハードル超えして、マンホールのふたを蹴り上げる。
夜間の照明が、長く勇生の影の尾を曳く。
獣さながら。熱い呼気を吐き出しながら、彼は爆走する。
本能が励起する、
多喜 勇生
のろっこん『うらがえりのゆうき』。
勇生の人格を真逆のものとし、躊躇なく行動できるようにする。
住宅街の奥、さらに奥へ。
叫喚と悲鳴が、遠ざかっていく。
走り去っていく勇生と、警官隊を見つつ、刻人は苦笑する。
思わぬ遊びの時間をとってしまった。こんなのは全然、僕らしくない。
悠然と彼は歩み去る。行くべきところが、まだある。
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
…
33
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ラン・ラン・ラン!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月23日
参加申し込みの期限
2015年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!