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だるまさんが転んだ組が仲良く教室を出ていくのを見送って、
深縹 露草
は小さく安堵の息を吐いた。
青みがかった長い黒髪が、ふわりと揺れる。
温和な性質である露草も、さすがにもう「やめようよ」とあの男の子に声をかけるところだったのだけれど、
(止めたのがわたしかそうじゃないかは大事じゃないよね。お友達が泣きやんだから、それでいいの)
なんて、露草はおっとりと優しい微笑を零すのだった。
さて、事件が解決したら次はお遊びである。
露草は、読んでいた絵本のページを静かに閉じた。
(絵本を読んだりお絵かきするのも好きだけど、今日は……おままごとがしたいなぁ)
そんなことを思いながら、本棚に絵本を丁寧に仕舞う。
(一緒に遊びたかったら、わたしから声をかけなくっちゃだよね)
そう、例えば、さっき美咲紀が碧南にしたみたいに。
(一緒に遊んでくれる人、いるかな?)
ぐるりと視線を巡らせれば、教室の大きな机でお勉強をしているお友達の姿が目に入った。
(よーし、早速声をかけてみようっと!)
可愛いくまさんのゴムでまとめた両サイドの前髪とポニーテールを揺らして、露草はお友達の元へとてててっと駆け寄るのだった。
こねこ組に通う5歳の女の子【恵御納 夏夜】は、静かになった教室でやれやれと軽く肩を竦めた。
夏夜は、
恵御納 夏朝
が中学生の頃に生まれた夏朝の別人格だ。
だから『5歳の夏夜』は現実の世界には存在しなかった存在なのだけれど、この夢の世界の夏夜は、皆と一緒に幼稚園に通う、妙に冷めた性格の、けれど普通の女の子なのである。
(やっと静かになったね。これで今日もおとなしく、将来のためのお勉強ができるよ)
癖っ毛で天然パーマなこげ茶色の髪を2つ結びにした夏夜は、そんなことを思いながら算数ドリルのページをめくる。
少し冷たい印象を与える無表情ではあるけれど、夏夜は別に先ほどのことに何も感じていないわけではない。
現実主義の彼女だからこそ男の子に悪意のなかったのにも気づいていて、大ごとにはならないだろうとごく冷静に状況を見守っていたのだった。
(悪気はないのに上手くいかないということもあるよね。まあ、仕方がない)
開いたページの問題を解き終わって、次のページに進む夏夜。
小学校に上がったらテストで100点を取りたい、と夏夜は思っているのだ。
新しい問題に軽く目を通し始めた、その瞬間。
「ねえ、夏夜ちゃん」
声をかけられて、夏夜は顔を上げた。
子供用の机の向こう側から身を乗り出すようにして、夏夜に声をかけてきたのは同じこねこ組の露草だ。
「何かな? 君、何か僕に用事?」
「『君』じゃなくって、『つゆ』って呼んでくれたら嬉しいな」
夏夜の問い掛けに、露草はそう言ってふふりと微笑んだ。
少し小首を傾げるその仕草も含めて、彼は女の子にしか見えないと夏夜はぼんやりと思う。
「じゃあ、つゆ。それで、僕にどんな用事?」
「あのね。夏夜ちゃん、わたしと一緒に遊んでくれないかなって」
「え、一緒に遊ぼうって?」
「うんっ」
まだOKの返事はしていないのに、露草の顔には笑顔の花が咲いた。
その様子に、夏夜は胸の中に「仕方ないなぁ」とため息を吐く。
「いいよ、遊ぼう? 何して遊ぶの? 僕はつゆが遊びたいものでいいよ」
特に遊びの希望はないから、という言葉は飲み込んで応えれば、露草の表情がますます華やいだ。
「いいの? わたし、今日はおままごとがしたいんだ!」
「おままごとか。うん、いいよ」
「やったぁ! ありがとう、夏夜ちゃん」
きらきらと瞳を輝かせた露草に手を握られて、夏夜の胸にくすぐったいような思いが過ぎる。
(他の子と仲良くするのも大事だし、損はしないだろう)
それに、と夏夜は握られた手の温もりを思う。
(誘われて嬉しいって事も……少しは、あるかもしれない)
ほんのりと胸を温めながらも、夏夜ははしゃいでいる露草へと次の言葉をかけた。
「でも、おままごとをするならもう少し人数がほしいよね。もちろん、2人でも遊べなくはないけど」
「あっ、そうだね。ええと、どうしようかな……」
今、教室には夏夜と露草の2人しかいない。
ガラリと教室の扉が開いたのは、露草が口元に手をあてがって考え込んだ、ちょうどその時だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月16日
参加申し込みの期限
2015年11月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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