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白いハコニワ~温泉旅館にようこそ~
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「あらいや~ん、この人生きてるじゃな~い?」
そこにやってきた
ミッシェル・ナイスゲイ
と
天利 二十
が
新井 すばる
を引っこ抜いた。
「ふぅ、死ぬかと思ったよ」
すばるは何事もなかったかのように息を吹き返す。
「……」
「……」
ブリジット・アーチャー
と
新江 天懸
の間に白々しい空白が訪れた。
「……何だよ、エクストリーム自殺って」
「……何でもないわよ」
天懸の白い目に耐えられなくなったブリジットはすばるに詰め寄った。
「そもそもすばる! こんなところで何を死んでるのよ! おかげでかかなくていい恥かいたじゃない!」
「それはボクのせいじゃないよ……それよりブリジットさん、聞いてくれ! 大発見なんだ!!」
「一体何だって言うの? 納得のいく説明をしてくれるのでしょうね?」
ご立腹のブリジットに対して、すばるはあくまでも冷静だ。
「もちろんだよ、聞いてくれ……この温泉の謎について」
成り行き上、天懸はその話を聞かざるを得ない状況になっていた。
「この温泉の謎とやらとアンタが逆さに突き刺さっていたことと関係あんのか?」
その問いに対して、すばるはぴっと人差し指を立てた。
「愚問としか言いようがないね……いいかい」
「まずは、このシナリオのタイトルを見てくれ」
そういうメタなこと言わないで下さい。
すばるはその何かを無視して続けた。
「『白いハコニワ』だ。いいかい、これを逆さに読むと……。
そう、『ワニコハい白』……『ワニ怖い白』だ」
「何よ、そのワニ怖い白って……」
ブリジットは当然の疑問を口にする。だがすばるは黙って先ほどまで自分が刺さっていた辺りを指差した。
すばるは相当深くまで突き刺さっていたのだろう。浴槽の底が抜け、そこから見る見る男湯のお湯がぬけていくではないか。
「こ、これは……」
これにはブリジットも驚いた。なんとお湯が抜け切った温泉の底には、白いワニの美しいレリーフが現れたではないか!!
「……なんか、金曜夜の映画番組のアニメで見たことあるようなレリーフだな」
ぼんやりとした感想を漏らす天懸。するとその時、温泉のお湯が抜け切った男湯に女将が現れた。
「あの、お客様? 何だか騒がしいご様子ですけれど、何か不都合でもございましたか……? あら……?」
軽く驚いたような表情を浮かべる女将。
すばるは、あたかも全て謎は解けたとでも言わんばかりに締めにかかった。
「女将さん、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました」
「男湯のお湯ですか?」
答えると、女将は眼前で軽く両手をぱん、と鳴らした。
「あれ?」
次の瞬間、その場の全員の眼前にはすっかり元通りになった男湯が出現していた。
「失礼いたしました。それではごゆるりと」
深く一礼して、女将は男湯を後にした。
後に残されたすばるは、何事もなかったかのように言った。
「というわけなんだ、ブリジットさん」
「どういうわけよ」
「まぁ、何だかわからないうちに温泉の謎も解けたわけだし……せっかくだからゆっくりして行こうよ」
すばるの言い分はさっぱりわからないが、確かに温泉は気持ちよさそうだ。
ブリジットはその場でくるりと踵を返す。
「そうね、ゆっくりしてく。せっかくの夢だからね」
もちろん部屋は別々だけど、と付け加えるのを忘れずに。
☆
「……なんだったんだ……」
一連の騒動ですっかり毒気を抜かれた天懸は、元通りになった男湯にようやく浸かっていた。
「よぉ、坊主も来てたのか」
その横に天利が腰掛ける。
「……天利のオッサン、来てちゃ悪いかよ」
口の減らない天懸だが、天利は気にした様子もなく、軽く笑った。
「はは、別に悪いことはねぇなぁ。むしろいいとこずくめだ……疲れた身体を癒すにはもってこいだぜ」
ざばりと両手でお湯をすくって顔面を洗う――どことなく年寄りくさい仕草。
「……なるほど?」
天懸も真似をしてみた。一瞬の熱さが通り過ぎると、頬を冷やす夜風が気持ちよかった。
「そうよ~、更にお肌とお肌を密着させるとさらに気持ちいいのよ~、スキンシップ、スキンシップ♪」
反対側から天利に迫るのはミッシェルである。
「いや、そういうのはいいから」
「……なんかすげぇな」
襲い来るミッシェルをどうにかいなしている天利を見て、天懸は呟く。その様子を見て天利も返した。
「騒がしくて悪いな、坊主」
「いや……別にいいけどよ。つか、こういう賑やかなのも悪くねぇな」
両親が離婚した後で寝子島に来た天懸だが、そもそも幼少期に家族で旅行などに行った記憶もない。
思い出せば悲しそうな母の顔や、いまひとつソリが合わなかった親族……特に不仲だった姉の顔ばかりが思い出される。
考えてみると、寂しい子供時代だったな、なんて。
「……」
天懸はもう一度、お湯をすくって顔を洗った。ふいに湧き上がってしまった感情をお湯に流していく。
「あー、温泉ってのもいいもんだ。こういうこと、もっと昔からやっておきたかったぜ」
誰に言っているのか、天懸は呟いた。聞いていたのかいないのか――隣の天利は、黙って天懸の頭の金髪をくしゃっと乱した。
「……何だよ、オッサン」
「……ガキが後ろばっか見てんじゃねぇよ。これからいくらでもやりゃいい……そんだけだろ」
「……ちっ」
髪を乱されて不機嫌なポーズを取る天懸だが、実のところ天利のことはワリと気に入っている。
特に何がどうこういうわけではないが、強いていえば。
自分が嫌いな自分の名前を呼ばないでいてくれるところだろうか。
「そんなことより、坊主」
物思いにふける天懸に、天利がこっそり話しかけた。
「何だよ」
「この温泉……あの垣根で仕切っているだけで、向こうは女湯らしいぞ」
「……何だって?」
色めきたつ天懸。仕切りに使われている垣根の背は確かに高いが、あまり頑丈な作りには見えない。ひょっとしたら、どこかに隙間でも開いていないものだろうか。いやもしかしたら、うまく細工すれば向こう側くらいは見えるかもしれないのだ。
「よし、こうしちゃいられねぇ!」
やおら立ち上がる天懸、天利もわざとらしく口を開いた。
「どうした坊主!」
「ああ、俺はどうやらあの垣根をどうにかして外さないといけない病気らしい! 手伝ってくれ!」
「そうか、病気じゃしょうがねぇな!!」
何だか楽しげに垣根の方へと向かって行ってしまった二人を見て、ミッシェルは呆れ顔で呟いた。
「ホント、オトコってバカよね~」
と。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月07日
参加申し込みの期限
2015年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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