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白いハコニワ~温泉旅館にようこそ~
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「ふふ、夢の中でも二十ちゃんに会えるなんて嬉しいわ~ん♪」
女将に通された部屋で、
天利 二十
は金髪の美女の酌を受けていた。
「おっとっと。まぁ、アンタも飲みなよ。何しろ夢の中だ……いくら飲んでもタダってのはいいな」
注がれた日本酒に軽く口をつけて、天利は徳利を受け取って返礼する。彼女も白魚のような指で盃を持ち、それを受けた。飲み干すと、赤い派手な着物を崩して、天利にしなだれかかる。
「もう、ムードがないわねぇ。せっかく温泉宿の二人きりだっていうのに」
軽く受け流して、天利は肴に箸をつけた。
「うん、うまい……いや、二人きりっていうにはちょっと騒がしい気もするけどな。
どうも、ここは俺たちだけの夢じゃなさそうだし」
「……そうねぇ。でもみんなの夢が繋がるなんて不思議よねぇ~。あの女将さんといい……二十ちゃんはどう思う?」
ちらりと天利の顔を見上げる。きょとんとした顔で返された。
「どうって何が」
「もう、この旅館……おかしな空間のことよ~。ここに来るとき、白い仔猫を見たような気もするし……。
あぁ、あの女将の正体がその仔猫なのかしら?」
天利はその問いに首を横に振って、答える。
「……どうでもいい。間違いないのはとりあえずタダ酒と温泉にありつけるってことだけさ。
それに、何でもかんでも正体を知りゃあいいってもんじゃねぇ」
「もう、相変わらずつれないわね~」
美女の囁きに眉ひとつ動かさず、天利は煙草に火をつけた。
「まぁ、そう言うなよ。それにそういうことなら、アンタもいつまでそんな格好でいるんだ?」
「え? きゃっ!」
天利が美女の眼前に軽く煙草の煙を吹きかける。一瞬、煙草の煙に咳き込んだ美女は、次の瞬間には筋肉質のオトコに変身していた。
いや、そうではない。変身したのではなく、これがこの金髪美女――
ミッシェル・ナイスゲイ
の正体なのだ。
「もう、何するのよ~。せっかく二十ちゃんが喜ぶかと思って金髪芸者でサービスしてあげたのにぃ」
どうやら夢の中なのをいいことに、自分の姿を変えていたらしい。確かに、濃い目の自称フランス人のオトコに言い寄られるよりは金髪美女芸者に接待してもらったほうが酒は美味いかもしれない。
「……芸者っつーかゲイ者でしたってオチか」
だが、天利は火のついた煙草を灰皿でもみ消して、軽く笑った。赤い着物を纏ったミッシェルに、もう一度酒を注ぐ。
「偽りの姿で接してもらっても嬉しかねぇよ」
「あらぁ、嬉しいこと言ってくれるじゃない~い?
なら、今夜はありのままのアタシでたっぷりサービスしてあげちゃうわよ~ん♪」
天利の態度に気を良くしたミッシェルは、ここぞとばかりに天利を押し倒そうとした。だが、天利はそれを軽く避けて立ち上がる。
「焦るなよ、夜はまだ長いんだ。今度は温泉でも楽しもうぜ」
肩透かしを食らったミッシェルは、それでも気を取り直して天利の腕を取る。
「あら、だったらお背中流してあげるわね~ん♪ 泡の国で勉強したテクでくまなく綺麗にしてあげるわん♪」
部屋を出る二人。天利は脳裏に浮かんだ疑問を誰にも聞こえないように口の中で呟いた。
「……そういやあ男湯に入る気なのか……? いや女湯じゃマズいよな……でも男湯でももっとマズい気が……う~ん……」
「あら二十ちゃん、何か言った?」
「いや、何でもない」
☆
そんなわけで、男湯では殺人事件が起きていた。
「どんなわけだよ」
新江 天懸
は呟いた。温泉に来ていた彼は、男湯に入った瞬間、この事件に巻き込まれていたのである。
そこにいたのは服を着たままの
ブリジット・アーチャー
。そして
新井 すばる
。
「おいおい、温泉なんだから服着たまま入ってんじゃねぇよ」
天懸の軽口などもはやブリジットの耳には届かない。そう、そんなことは問題ではないのだ。
ここでの問題は、すばるが男湯のド真ん中で逆さに突き刺さっていることであろう。
これにはさすがの天懸も驚いた。
「おいおい、何だよありゃあ? マジで殺人事件だってぇのか!?」
天懸の驚きをよそに、ブリジットは冷静に言い放った。
「違うわ……他のお客さんもいる中で人ひとりを殺害して温泉の中に垂直に立てるなんてできる筈がない」
確かに、周囲を見ると自分たちの他にも温泉客はいる。見つからずに死体を温泉に突き刺すことは不可能だ。ブリジットは続ける。
「それに、あのすばるの刺さり具合……あそこまで深く突き刺すには相当の腕力がいる筈だわ……人間業じゃない」
「そ、それじゃあ……アレは一体……?」
「そう……私の目をごまかすことはできないわ。これは殺人事件にみせかけた巧妙な罠だったのよ!
彼は更衣室からダッシュで男湯の淵までやってきて、超人的なジャンプ力で温泉の中心まで飛び上がり、そのまま温泉の底に自ら垂直に突き刺さったのよ!!」
ビシィッ! と、ブリジットの形のいい指がすばるの死体に突きつけられる。
「な、なんだってー!? それじゃあこれは……!!」
突然の急展開に戸惑いを隠せない天懸。ブリジットは、力強く彼女の結論を叩きつけた。
「そう、これは……」
「エクストリーム自殺よ!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月07日
参加申し込みの期限
2015年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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