this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
白いハコニワ~温泉旅館にようこそ~
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
羽生 碧南
と女将が廊下を歩いている。
「どうぞ、お部屋にご案内いたしますわ」
丁寧な態度の女将は年齢不詳で、全体に白い印象だ。その肌は透き通るように白くて、物静かな所作が現実味を感じさせない。
「あ、はい。あの、私……」
お金ないですよ。そんなことを告げようとした碧南だが、女将は軽く微笑んだままそれを遮る。
「お気になさらないでくださいまし。お代は一切いただいておりませんので、お客さまのお気の済むまで逗留していただいて構いません」
仲居と違って、温かみのある声。
「あ、そうなんだ。じゃあ、遠慮なく!」
明るく返す碧南。まぁ、どうせ夢だし都合良くできているのだろう、と軽く流す。
その足元を、
水 カジカ
が勢い良く走っていった。もとより180cmの長身の碧南に対して、子供のカジカはとても小さく見える。
「わっ!」
背後のカジカに気付いていなかった碧南はつい声を上げてしまった。
それに気付いたカジカは振り向いて、軽く碧南に頭を下げる。
「あ……大きいお姉ちゃん、ごめんなさい」
「あ、ううん。いいのよ、ちょっとびっくりしちゃっただけだから」
軽いやりとり。カジカはそのまま周囲を眺めた。
「『りょかん』はじめて……お泊りするところ、だよね?」
はしゃいだ様子のカジカは、物珍しそうに旅館をきょろきょろと見渡している。女将はゆっくりと頷いた。
「俺、ひとりでもいいの?」
なるほど普通であれば小学2年生をひとりで泊める旅館などあろう筈もない。だが、女将は優しく微笑むと軽くカジカの頭を撫でた。
「もちろんですよ。何しろここは夢の中ですからね。時間もお金も気にせずゆっくりしていって。
おったかいお風呂も、おいしいごはんも用意してありますからね」
その言葉に、カジカの瞳が少年らしい輝きを放つ。興奮冷めやらぬ様子で、旅館の中を探検し始めた。
「ほ、本当にいいのかな……? で、でも……!!」
結局は好奇心が勝ってしまったようだ。カジカは白いシャツにサスペンダーの後姿を残して、旅館の奥へと駆けて行く。
その背中を眺めながら、碧南はポツリと呟いた。
「うん、やっぱり夢よね。あんな小さな子がひとりで旅館にいる筈ないし」
☆
「そうか、そういうことか……!」
新井 すばる
は叫んだ。手には旅館のパンフレット。
到達したのは旅館の奥の温泉――男湯の前に立ち、すばるは叫ぶ。
「白いこねこなんかであるものか、貴様の正体は!!」
☆
「……何か、自信満々なちくわの声を聞いた気がする……」
ブリジット・アーチャー
は耳を撫でる秋風に乗って、聞き覚えのある声を聞いた気がした。
すばるとこの温泉旅館の前で待ち合わせをしている――夢だということは、すぐに分かった。
「夢に決まっているわ。だって、私とすばるがふたりっきりで温泉に来る筈ないもの」
旅館の入り口で待っていると、やがてすばるが現れる。この温泉において大発見をした彼は、満足気な表情でブリジットに近づいた。
『やぁ、来たねブリジットさん』
「……?」
だが、どうしたことだろう。同じ
ミステリ研
の仲間である筈のすばるの挨拶をブリジットはまったく無視してしまったではないか。
『あれ? おーい、ブリジットさーん』
「……」
聞こえなかったのだろうか、反応がない。
『おーい、見えてますかー?』
ぶんぶんと手を振ってみても、まったくの無反応。
『ブリジットさん……?』
すばるはブリジットの肩を叩いて意思の疎通を図った、しかし、すぐにそれが徒労に終わることを知る。
『!?』
どうしたことだろうか、すばるの手はブリジットの身体をすかっとすり抜けてしまったのだ。
「どうしたのかしら……来ないわね」
すばるが現れないことを不審に思ったブリジットは、先に旅館に入ってしまった。後には、呆然とした表情のすばるだけが残される。
『ど、どうしたことだ……よく見るとボクの身体が透けてるじゃないか……。
そういえば、ボクはさっき温泉に行った筈なのに、どうしてここに……』
冷静になると、記憶の一部がおかしい。
『ま、まさかボクは死んでしまったのか? せっかく大発見をしたっていうのに……ブリジットさん、聞いてくれ!!』
しかし幽霊になってしまったすばるの声はブリジットには届かない。
『ダメか……どうやら幽霊になっているうちは声が届かないようだ……どうりでさっきからセリフが『』で括られてると……おかしいと思ったんだ……』
そういうメタなこと言わないで下さい。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
白いハコニワ~温泉旅館にようこそ~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月07日
参加申し込みの期限
2015年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!