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Ms.jokerの挑戦状
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【中庭・噴水前 PM0:50】
手紙取得より5分後、修の姿は噴水へとあった。
一件すれば修は冷静とも見える状態ではあるが、その内心はやや動揺の色が見えていた。
「……まずは一組目、ですかねぇ」
そんな様子を、瓢と仄は修の位置から見えない噴水前の植え込みから眺める。
情報提供者からのメールと合わせ、揺から送られてきたネコッターの情報は既に瓢も目を通してはいるが、瓢はこうしてイタズラの成功を確認する為に残る事を選択していた。
「うむ。しかし、あれは確か一年の八神では……?」
同学年であり、何度かその姿を見た事のある仄としてみれば、まさか修がこんな単純な罠に引っかかるとは思えなかった。
「そのようで。時間的にも掛かったのはラブレターでしょうが……いやはや、予想外の人物が釣れたもんだ」
指定した時間を考える限り、仄が別途仕掛けた手紙ではなく、瓢が仕掛けた手紙の可能性が高い。
となれば、釣れたもう一人は誰になるか。二人は期待しつつ、もう一人の到着を待っていた。
――そして、時刻は50分を向かえる。
それとあわせるように、修の下に一人の【生徒】が小走りで駆け寄ってくる。
「おっと、来たようで――って、あちゃぁ……」
瓢の顔に浮かぶのは、笑いとも残念とも言いがたい微妙な表情。
そして、仄に至っては、既に噴出しそうになるのを押さえている。
植え込み側では、そんな状況が作りだされているのだが、修はまだその生徒に気づいていない。
「す、すみません、待たせましたか?」
不意に修に掛けられる声。
こうして、修はついにラブレターを送った【らしい】生徒と対面を果す事となっていた。
「い、いや、俺は全然待っては――」
返答に現れる隠しきれていない動揺を前面に、修はその生徒を目の当たりにする。
――あぁ、そうだろう。だからこそ、瓢と仄は笑ったのだ。
「な、な……!」
修の前に立つ生徒は、筋骨隆々の、それこそ武道でもたしなんでそうな、まさしく肉食系の【男子】だったのだから。
「まぁ、あの御仁なら問題ないでしょうが……いや、確かにヒトハはんの気持ちはわかるわ」
修の動揺は、それこそ隠れて笑う仄と合わせ、瓢から見ても面白すぎる光景であった。
「あ、あの、それで……」
それに輪を掛けるように、男子生徒は頬を赤らめている。
この男が修に惚れており、尚且つ、今にも告白しそうな表情で。
「ない、ない! 絶対無い!」
口にする言葉は、全て否定の言葉。
当然であろう。修にそのような性癖は無い。あるはずも無い。
「え、でも、これに……」
否定を受け、男子生徒が修が拾った封筒と同じ形の物を修へと差し出す。
「見せろ!」
修は男子生徒が差し出した封筒を奪い取り、その中身を開く。
――それと同時に、手紙と共に一枚のカードが地面へと落ちていた。
「これは……トランプのjokerカード……か?」
修が落ちたカードを拾い、その柄を確認する。
「もしかして、これってMs.jokerの……」
修もその名前は聞いた事がある。
Ms.joker、くだらないイタズラで一時学校を騒がせた生徒の名前を。
「どういう事だ? なぜ、俺がMs.jokerのイタズラに巻き込まれるんだ!」
慌てる男子生徒に詰め寄る形で、修はそれを問いただす。
男子生徒の口からは、今現在、学食内でMs.jokerのイタズラが行われており、それに合わせるように風紀委員も学食に出張ってきている事が修へと伝えられていく。
「く……まさか、俺がだと……!」
動揺から一変、まさかイタズラとは考えもせずに、見事に引っかかった修には徐々に怒りが湧き上がっていた。
「それで、その……」
「違う、これはイタズラだ! お前の事を俺は好きじゃない! 知らないから嫌いでもないがな!」
動揺面の微妙なツンデレ加減を残しつつ、修は風紀委員へと合流すべく、男子生徒へと背を向ける。
その後ろで、残念そうに見つめる男子生徒へは一切視線を向ける事なく、修は学食屋内へと向かい走りだしていた。
【学食屋内・大テーブル付近1 PM0:50】
テラス側で一騒ぎあった頃、学食屋内でも鼻眼鏡以外の騒ぎが起こり始める。
「やっぱ、腹が減ってたらこれだね!」
男子さながらにガッツリとスタミナ丼をかき込む萌に少々驚きつつも、天野は付近で少しずつ騒ぎ始めている状況に気がつく。
「Ms.joker……あぁ、そういえばそんなの聞いた事もあったっけ」
何かをされた後に、生徒が発見しているjokerカードの話は天野の耳にも入っており、それがMs.jokerの手によるものだ、という話が学食内に広がりつつあったのだ。
「あれ、逆巻君――って、早! もう食べ終わってるし!」
「君のとは量が違うから。というか、食べすぎ」
量の多いスタミナ丼に比べ、天野が頼んだうどんは既に器を空にしていた。
「いいけどね、別に。それじゃ、僕はちょっと用事が出来たから」
食べ終えた食器が乗せられたトレイを手に、天野は立ち上がる。
それは、この騒ぎに合わせて登場した風紀委員の姿を天野が確認出来ていた為である。
天野はこれを手伝おうとした為に、萌に用事があると口にしていた。
「相変わらずつれないなー。じゃ、あたしもちょっと水汲んでこよ」
流石に食べ終えた後に用事となれば、萌も天野を止める事は出来ない。
水を汲むために立ち上がり、萌はそのまま返却口へと向かう天野と別れ、ドリンクディスペンサーへと向かう。
――そこへ、席を離れた萌の姿を確認し、葵がこっそりと萌の席へと忍び寄る。
「珍しい組み合わせを見ちゃったねぇ……いやー、しっかし今日はスタミナ丼かー。相変わらずよく食べるね、萌くんは」
同クラスである萌と天野の姿を葵が見かけたのは偶々であったが、萌であれば仕掛けやすいと踏んだ葵はこうして萌が席を離れるまで隠れていたのだ。
それに、スタミナ丼であれば、ちょっとくらいすっぱくなった所で気づくか気づかないかの瀬戸際程度であろう、という予想も含めて。
「ではでは、ぱっぱっぱーっと――って、あら」
レモン汁の容器は、通常振ることで数滴程度を落とす仕組みとなっている。
が、やや力が入りすぎたのか、レモン汁は勢いよく丼へと注がれ、油と混ざる形で丼の中で光る形となっていた。
「ん~……ま、いっか。ガンバレ、萌くん!」
レッツ・ポジティブシンキング。
常に前向きに考え、葵はしっかり丼の下へとjokerカードを忍ばせ、その場を後にする。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月09日
参加申し込みの期限
2013年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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