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Ms.jokerの挑戦状
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【学食屋内・大テーブル付近2 PM0:50】
カウンターから料理を受け取り終えたなぎさと千鶴の姿は、大テーブル側へとあった。
本当ならば小テーブル側へと座ろうとしていたのだが、受け取った時には既に席が埋まってしまっていた為である。
「とりあえずここにしようか。上穗木君はここでいい?」
千鶴は頷く形で肯定をなぎさへと伝える。
同じ芸術科の先輩と後輩、つい先ほど交わした会話でこの事を知った二人は、どうせならと一緒に食事を食べようとしていたのだ。
位置としては大テーブルのやや端に近い位置。
それなりに目立つ位置ではあったが、別にどこで食べても同じだろうと、なぎさがここへと千鶴ときていたのだ。
「これはここに置けばいい?」
「そうだね。先に水かお茶を取って来ないと」
こくこくと千鶴が頷き、席へと料理を置いた上で、二人はそのまま姿を消す。
――当然、このチャンスを逃すjokerでは無い。
「ん、ここでいいですかねー」
ペタリと、なぎさと千鶴の席へと紙と目立たない位置に璃人特製の魔法使い柄のjokerカードを貼り付け、そのまま璃人は何食わぬ顔でその場を後にしようとする。
しかし、妙な視線に気づき、その歩みを止める事となる。
「……誰かに見られてる気がしますねー。まぁ、見るだけで止めないのなら別にいいですが」
視線は感じるが、直接こちらに向かってくる生徒は璃人の視界には存在しない。
ならば、これは風紀委員ではないのだろう。そう判断し、璃人は余計な手間が増える前に足早にその場を後にしていた。
璃人が感じた視線。
それはなぎさ達と同じ列、そして周りを見渡せる位置に居た刀による物であった。
『なんかフウキイインのヒトまできたね』
少しずつ料理を食べていく海も、周りが騒がしくなっている事には気づいている。
刀はそんな海に対し、軽く頷く事で返事を返していた。
「笑える程度なら、別にどうこうするつもりは無い。だが、食事に何かをされたのなら別だ。その時は俺も動く」
刀が璃人のイタズラを見逃したのは、あくまでこの思考によるもの。
何かを椅子に貼り付けてはいたが、周りを見る限り椅子を見る生徒は軽く笑う程度でその場を後にしている。
ならば、それほど困る代物ではないのだろうという結論に至っていたのだ。
しかし、料理に仕掛けをするのであれば、それは許さない。食事は楽しむべきものであり、何より美味しく食べるものなのだ。
『そうだね。きょうのごはん、おいしいもんね』
「あぁ、美味い。これを台無しにするような奴は許さん」
周りの騒ぎの中で、jokerカードの発見によりMs.jokerが絡んでいるといった話は刀と海にも届いている。
その中で、風紀委員も登場しているのだ。もし、食事に何かを仕込んでいる所を見かけたら、そちらに連行しようと刀は考えていた。
だからこそであろう。萌が席を離れた後、葵が何かを仕掛けている事に刀は気がつく。
『あれ、どうかした?』
「少し席を離れる。小山内は食べていてくれ」
海は刀の言葉に縦に頷く事で返し、刀は席を離れ、葵の動向を見るべく行動を開始していた。
そしてもう一人、この璃人の動きに気づいた生徒が居る。
それこそ誰あろう、下心であった。
「Ms.joker……それにイタズラってことは、あれがそうって事……?」
こちらもMs.jokerの話は周りから聞こえており、その上で食事をすべき場所での璃人の行動は明らかにおかしさを伴っている。
何しろ、時間的にはもう食事を食べ始めてもいい時間だというのに、色々な場所を所狭しと歩き、食事をするそぶりすら今の所見せてはいない。
人に紛れているとはいえ、こうした行動を取る者は気にする者にとっては自ずと目立つ物となっていた。
「なら……これっきゃない!」
自身の目的の為、今は一秒でも時間が惜しい。
食事もそこそこに、トレイを持ち上げ下心は食器の返却口へと急ぐ。
【学食屋内・大テーブル付近3 PM0:50】
「ミスジョーカー? さぁ、知らへんなぁ」
柳司の座る大テーブルの席には、貴子と優の姿があった。
鼻眼鏡を撤去したとは言え、学食内では様々なイタズラの被害にあったという報告を受けており、こうして優達は各生徒へと聞き取り調査を行っていたのだ。
「そう、ありがとう。協力感謝するわ」
柳司への聞き取りを終え、優達はそのまま大テーブルの聞き取りを再開する。
この間にも、優によるろっこんの使用により、というよりも目立った位置にある椅子への張り紙の撤去や、不満を口にした食事の取替えなどを行っていたのだ。
「まったく、本当に面倒な事をするわね。初島君、疲れてない?」
「はい、大丈夫です。でも、一番の獲物がまだ……」
優が口にするのは、自身が義弘に報告した揺が未だに姿を見せていない事である。
あのイタズラ好きがここまで姿を現さない事に何か意味があるのか、優はその点を気にしていた。
「初島君が心配しなくても、その内嫌でも現れるわよ。野々さんといい、どうしてこう面倒ばかり……」
呆れたようにため息をつく貴子の言葉の中に、一人の生徒の名前が混ざる。
「野々って、
野々 ののこ
さんですか?」
「えぇ、そうよ。学食に遅れたのも、アドニスさんと一緒に彼女を追いかけていたせいだしね」
貴子が語るのは、学食に向かう前にののこを発見したという話であった。
どうもののこも学食に向かおうとしていた為に、厄介事に巻き込まれる可能性があった為に止めようとしたのだ。
しかし、ののこはそれに気づき逃げる。それを追いかけているうちに、学食への到着が遅れてしまったというわけであった。
「でも野々さん、学食には居ませんよね?」
「えぇ。途中で見失ったからどこへ行ったかは分からないけれど、本当にどこに行ったのかしら……」
ののこの消息を気にはしていたが、貴子には今やるべき事がある。
それは優にしても同様であり、これ以上ののこを探す事は貴子も諦めていた。
「あの、ちょっといいですか?」
ののこの話題が終わりを迎えた頃、不意に貴子へと声が掛けられる。
「あなたは確か……伊賀さんでよかったわよね?」
貴子がその声に気づき、声の方向へと顔を向けると、そこには解理の姿があった。
「はい、そうです。えぇっと……」
どこか妙におどおどとした態度を解理は貴子に取るが、これには一つ理由があった。
以前に行った貴子への行為、それを貴子が覚えているかどうか、解理にとっての悩みの種であったのだ。
「何か用事でも? 今は少し忙しいのだけれど」
しかし、解理を前に貴子の態度は変わらない。
と言う事は、おそらくその行為自体を貴子が覚えていないのだろう。
ならば、解理は気にする必要などない、と即座に判断していた。
「学食の中、騒がしいですよね? それで、少しでも手伝えればと思いまして」
判断した以上、わざわざそうした態度を取る必要はない。
解理はいつも通りの自分へと切り替え、貴子へと向き直っていた。
「そう? そうしてくれると私たちも助かるわ。初島君も、異論は無いわね?」
「僕は特に。手伝ってくれる人が増えるのは嬉しい事ですから」
ニコニコと、優は解理に向け笑顔を送る。
「もちろんです。北風先輩の手伝いですからね、しっかり揉みますよ!」
「……はい?」
微妙に言葉の最後がおかしくなる解理に、貴子が妙な顔をする。
「あ、あぁ、違った。僕も頑張ります!」
「え、えぇ。よろしくね」
なんとも言えない表情のまま、何かを思い出しそうになる貴子へ無理矢理納得させるように解理が返答を行う。
こうして、風紀委員を含めた四人で、優達は大テーブルのイタズラ解除とjoker捜索を再開させていた。
優達と離れた後、柳司はその様子を眺めていた。
「なんやねん、一体……」
風紀委員に声を掛けられた事により、若干動揺を見せた柳司ではあったが、結果として自分に被害は及んではいなかった。
「なぁ、ベントス――っておらへんやんか!」
声を掛けたはずの隣の席は、トレイごと見事に片付けられており、既にその場には誰もいない。
よくよく考えれば、自分も聞き取りされたのだから、宗愛もされなければおかしい。
それに気づいたのは、今この時であった。
「あの野郎、気づいてとっとと逃げたっちゅーんかい!」
その事実に気づき、宗愛に対する不満を口にするが、居ないものは居ないのだ。
しょうがないとばかりに、空になったコップを手に、柳司はドリンクディスペンサーへと向かう。
――風紀委員が離れ、そして席を開けたタイミング。
このタイミングに、近くに座り食事を取っていたタルトが、待ちわびていたようにタバスコの小瓶を開ける。
「最後の一個だもんねー。おいしく食べなきゃね♪」
タルトもまた、貴子に聞き取りを行われてはいたが、現在の段階では疑われてはいなかった為、お咎めは無かった。
その為に、から揚げにタバスコをふりかけ、ついでに隣にチョコレートを添えた後、タルトはトレイを持ち席を立ち上がる。
既に近隣の席の数人に仕掛けを行っており、これ以上ここでのイタズラは困難だと判断した上であった。
「桐島先生も来たみたいだし、怪しまれる前に動かなきゃね」
軽い足取りで、タルトはそのままその場を後にする。
残された柳司の皿に、明らかに不自然な赤と黒を残し、さらに柳司の椅子に自身のカードである黒猫が模されたjokerを置きながら。
一方、柳司から離れた宗愛の姿は、大テーブル付近を歩く黒子の近くにあった。
「うむ、間違いなく今回の獲物でござるな」
手早く食事を済ませた宗愛は、周囲を確認し、黒子の姿を発見していた。
それも、獲物とは聞き捨てならぬ台詞と共に。
「逃がさぬでござるよ。必ず、仕留めるでござる!」
一つ息を整え、人の影に隠れるように宗愛は黒子へと接近していく。
それに気づくそぶりすらなく、黒子は順調に仕掛けを進めていく。
「葛城が仕掛けたのはこの辺か? ……あぁ、あったあった」
水をこぼしたらしいその周辺は、綺麗に磨かれたように床を光らせている。
だが、それは当然水だけではない。ローションを垂らした特製の滑る床であるのだ。
「丁度いい。引っかかってる奴も居るようだし、さっさと済ませるとするか」
璃人が仕掛けたその床に、生徒が滑る形で転んだ際、その場にいる生徒の視線はほとんどそちらに向く事となる。
その隙を見つつ、黒子は机の下のやや見えやすい位置に、運よく誰にも見られずに写真を貼り付けていた。
「くく、風紀委員の奴等の驚く顔が目に浮かぶぜ」
写真の内容は以前黒子が撮った【風紀委員の誰かの秘密のコスプレ画像】である。
しっかり目線は入れられている辺り、黒子なりの気遣いは感じられるが、あくまで黒子なりであり、見る者が見ればそれが誰だかはすぐに分かるだろう。
これを仕掛けた上で、黒子はさっさと学食から退散する算段であった。
――しかし、それを許すはずも無く、背後より迫る宗愛の姿は、黒子へと徐々に近づいていた。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月09日
参加申し込みの期限
2013年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月16日 11時00分
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