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Ms.jokerの挑戦状
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【学食屋内・小テーブル付近1 PM0:55】
義弘達と別れた後、アネモネ達の姿は小テーブルにあった。
「どうかな、何か見たり聞いたりしてない?」
手に持ったカードを見せながら、信彦は女子生徒中心に声を掛ける。
この動作こそが信彦のろっこん発動の条件であり、多少の安心を対象者へと与える事の出来る代物だったのだ。
「そう、ありがとう」
女性に対しては、信彦は至って紳士的な態度で接する。
それが信彦なりのポリシーであり、信念なのだ。
「頑張ってますわね、八十八旗様」
「女性に対してのみ、ですけどね。俺達は男子生徒を中心に周るとしましょう」
アネモネと礼二は、信彦へと女子生徒の聞き込みを任せる形で、少し距離が開いた地点で聞き込みを行っていた。
「あー、ひこにゃんが居ましたー!」
そんな中、梢の声が小テーブル側で響き渡る。
「キノコ? なんでお前がここに?」
不思議そうに、声を掛けられた信彦が梢へと声を掛ける。
「学食にご飯を食べに来るのは当然だと思いますけどー。まぁまぁ、こちらへこちらへ」
梢の手招きにより、信彦はやや渋々ながらそちらへと向かう。
この行動はアネモネと礼二も見ており、知り合いならば仕方が無い、と言った形で黙認していた。
「何の用だ、キノコ。今忙しいんだぞ、俺は」
梢とは幼馴染という関係もあり、信彦の態度はそれ相応になっている。
当然、梢もそれを理解している為に、気にも留めずに信彦を呼んでいたのだ。
「忙しいって、アネモネ先輩のお手伝いですかー? ポイント稼ぎにいそしんでますねー」
「はいはい、どうとでも行ってくれ。とにかく、今はMs.joker探しで忙しいんだ」
信彦の聞き込みは、イタズラを事前に止める事ではなく、あくまでjokerを捕まえる事に徹する形で情報を集めていた。
だが、その意図は振るわず、未だこれといった確たる情報は掴めていなかったのだ。
「みすじょーかー? あぁ、それなら知ってますよ、私」
「……は?」
不意に放たれる梢の一言に、信彦が妙な顔つきになる。
「だから、知ってますって。あの白髪の人とりぃちゃんですよね?」
「り、りぃちゃんて……あのりぃちゃんだよな?」
「そうですよー。なんだ、ひこにゃんも知ってるんじゃないですかー」
突然の情報に、信彦の整理が追いつかない。
揺が何かを行おうとしている、という情報は優から風紀委員へと伝えられている。
だが、璃人の情報は未だ風紀委員には知られていないのだ。
「おっと、ダメですよー」
即座にアネモネへとこの情報を伝えるべく、その場を離れようとした信彦に梢がストップを掛ける。
「おま、今忙しいって――」
「レディーのお誘いを断るつもりですかー? ひこにゃんのポリシーはどうしたんでしょうねー」
ニコニコと、どこかイタズラ気に梢は信彦に笑顔を見せる。
これを言われてしまえば、信彦とて引き下がるわけには行かない。
「く……分かった、お茶だけだぞ!」
「えぇ、もちろんですよー」
諦めるように、信彦はどっかりと梢と対面するように小テーブルに設置されている椅子に腰掛ける。
この声は、当然アネモネ達には聞こえていない。
だからこそ、信彦は焦るように梢とのティータイムを過ごす羽目となっていた。
信彦が梢に捕まった頃、アネモネ達はそこからやや離れる位置で一人の生徒へと聞き込みを行っていた。
「いや、俺は何にもしらねぇな」
とぼけるように、骸は声を掛けてきたアネモネと礼二に対して返答を返す。
「では、俺が確かめましょう。何か知っているのであれば、素直にお答えください」
そんな骸に、アネモネに代わり礼二が前に立つ。
本来であれば、アネモネと礼二がここまで骸に関わる理由は無い。
だが、何かを知っているような態度を骸が取った為に、こうして聞き込みを続けていたのだ。
「だから何もしらねぇって言ってるだろ?」
骸が取った行為は、既に知っているMs.jokerのイタズラに対し、見る限り大したイタズラではない事、そして揺が参加している事を加えた事で、風紀委員を足止めしてやろうと考えた結果である。
当然、骸が知っている情報はネコッターのみの情報だけであり、知っているとすればイタズラと揺、そして瓢がjoker側である事しか知らないのだ。
いくらかの情報は得ている骸にとって、礼二の聞き込みは慎重に対応すべき事案であった。
「えぇ、ですからその確認です。申し訳ありませんが、手を出していただいて構わないですか?」
骸に礼二が問い、そして、骸も疑われない為に手を礼二へと差し出す。
「では、【あなたはMs.jokerについて知っています】ね?」
「だから知らないって――ぬぁ!?」
差し出された手を、礼二は骸を見ながら躊躇無く【舐める】。
当然、骸はその行為により手を引き、礼二から一気に距離を取る。
「な、なにしやがる!」
「ご協力ありがとうございます。【嘘】ですね。この方は何か知っているはずですよ、アドニス先輩」
にこやかに、礼二はアネモネに骸が嘘をついていると断定した上で伝える。
「それは、どうして……」
「ろっこんです。アドニス先輩も知っているでしょう?」
礼二の能力、それこそが先ほど骸の手を舐めた行為である。
嘘であれば甘い、真実であれば苦い。そして、骸の手は【甘かった】のだ。
「……分かりました。では屍様、お聞きしたい事が有りますので、しばらくあちらへ――」
アネモネが骸へと手を伸ばした直後、その背後でちょっとした悲鳴が響く。
「うにゃ!」
「おっと!」
礼二とアネモネが声のした方向を見ると、そこには入り口での鼻眼鏡をかなり減らした真央の姿と、鋼成の姿があった。
「あれは、鈍蔵様? なぜここに……」
アネモネと鋼成。
元は同級生である二人は、面識があったのだ。
そして、鋼成がわざわざ学食に足を運んでいる。その状況にアネモネは気をとめる形となる。
「すまんな、大丈夫か?」
鋼成か真央へと手を差し伸べ、その体を起こす。
「真央ちゃんもごめんなさいなのだー」
「いいって事よ。俺も急いでたからな」
大きく頭を下げ、残った鼻眼鏡によりジャラジャラと真央が音を鳴らす。
そんな真央に、鋼成がやや照れくさそうに手を振っていた。
「アドニス先輩、あれがなにか?」
「いえ……何でも有りませんわ。まずはこちらを――っと、あら、屍様は?」
一瞬の隙か、先ほどまでいた骸の姿は、席から消えていた。
「逃げられましたね……やられました」
幾分か悔しそうな顔を礼二がアネモネへと見せる。
「仕方有りませんわ。では、どうせですし今度はあちらにお話を聞きましょうか」
居なくなってしまった者を探すよりも、今は気になる二人に声を掛けるほうが重要である。
それを実行する為に、アネモネは礼二と共に真央と鋼成の元へと歩き出していた。
【学食屋内・小テーブル付近2 PM0:55】
騒ぎの中にあって、小テーブルの一角は奇妙な静けさを伴っていた。
位置する場所は観葉植物により余り人目が届かない、外れた一角――洋志が居た席である。
「…………」
無言のまま、洋志は今まさに絶対のピンチに陥っていた。
「どうかしましたか?」
同じ席に座る由利は、そんな洋志を気遣うような声を掛ける。
そう、由利は狙いを定めた洋志の席へと、声を掛けた後、こうして相席という形で座っていたのだ。
「あ、い、いえ……」
声を掛けられても、洋志はそれに対して上手く反応できない。
年頃の男子らしく、女性に興味はあるのだが、それに一歩踏み込めないシャイボーイ感を全開にしていた。
「ん……でも、今日の定食は少し辛いですね……」
辛さに表情を変え、一口定食へと箸を付けた後、由利は一旦箸をおく。
由利の料理が辛いのは当然である。料理の中にはタルトが入れたタバスコが入っているのだから。
「そ、そうですか」
ここで気の利いた台詞を口に出来るようなら、洋志も苦労はしない。
下を向いたまま、そんな由利の表情を可愛いと思いこそすれ、口に出す事は出来るはずも無かった。
――だが、神はそんな洋志を見放しはしなかったのだ。
「あの……良かったら、少し食べていただけませんか?」
不意に、由利からこの提案が持ち上げられる。
七味唐辛子を持参しているだけ有り、少し程度の辛さであれば洋志も十分食べられるはず。
そして、何よりも今この場で男を上げられるチャンスが洋志に向けられていたのだ。
「え、えぇ。いいですよ」
意を決するように、洋志はどうにか笑顔を作り由利へと返答を返す。
「わぁ、ありがとうございます! では……」
トレイに付属された小皿の中身を一旦別の皿に移し、由利はあえてタバスコがある程度の量掛かっている部分を選り分ける。
量としては、定食のおかずの二口分程度。それを、由利はとてもとても綺麗な笑顔で洋志へと渡していた。
「じゃ、じゃあ、いただきます」
女子が取り分けてくれたおかず、これを食べなければ男ではない。
洋志は自身の箸を取り、一口おかずを口にするが――
「ん、ぐ……」
「どうかしましたか? もしかして、お口に合わなかったでしょうか……?」
下を向いたまま、洋志は辛さに耐える。
まさか、ここまで辛いとは……そんな感情が洋志の中に走っていた。
――その前で、洋志に見られないように、先ほどの素敵な笑顔から、由利の表情はややあくどい笑顔に変わる。
「い、いえ、まさか。大丈夫です!」
辛い、というよりも痛い。
それでも尚、どうにか飲み込み、洋志は由利へと答える。
「よかった。まだ有りますから、お手伝いお願いしますね」
ころころと由利は表情を変えながら、洋志にあえて水を飲ませる事無く、次々とおかずを進めていく。
洋志が今更それを拒めるはずも無い。必死な笑顔を作りながら、洋志は箸を進めていた。
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御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月09日
参加申し込みの期限
2013年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月16日 11時00分
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