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Ms.jokerの挑戦状
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【学食屋内・北校舎入り口 PM1:25】
チャイムが鳴るまでの時間は後五分。
その間に、入り口では盛大なまでの変化があった。
「待て、この!」
アネモネへと合流した信彦と解理、そして貴子と風紀委員の四人はどこからか侵入した猫の対応に追われていたのだ。
「伊賀ちゃん、そっち!」
「分かってる。八十八旗君も、猫に舐められないようにね」
信彦に貼られたjokerカードには全員気づいたが、それが誰に貼られたのかは結局分からずじまいとなっていた。
しかし、信彦はめげる事無く、最後まで貴子達を手伝うとし、身軽に飛び回る猫――タルトを追いかける為、貴子達はそのまま誘導されるようにテラス側の入り口へと向かい走っていく。
「……もう少し、か」
呟くように、揺が誰にも聞こえないように口にする。
揺についている生徒は、捕まえた生徒を見張る風紀委員を除けば残り五名。
このままここに居たとしても、おそらく理由無しで義弘は自分を捕まえるであろう。
だからこそ後一手、逃げ出す為のチャンスを揺は辛抱強く待っていた。
「猫が紛れ込むとはな。まぁ、ほとんど解放しているようなものだ、仕方が無い」
一つため息をつく形で、義弘は貴子達が去ったテラスの入り口を見る。
義弘と優、そして米太郎は常に揺の側に付いており、修はアネモネにやや制される形で捕まった生徒への尋問を行っている。
この中でどうすれば逃げ切れるか、揺は一気に思考を走らせ――そしてようやく、揺にとっての好機が訪れていた。
「呼んでいる…? 宮殿が俺を呼んでいる…!?」
示し合わせていたわけではない。
胸に光るバッキンガム宮殿の文字をさらけ出し、骸は揺に対して援護をする形で姿を現していた。
「あれは先ほどの……八神様!」
「えぇ、きっちりと」
即座に反応したのは、取り逃がしたアネモネと側に居た修。
この二人が骸を再度取り押さえるべく、骸の元へ向かい、その身柄を確保していた。
――これで残るは三人。
確率はおよそ五分五分ではあるが、揺がここで初めて行動を起こす。
「桐島先生、背中に何か付いてる!」
義弘の背中へと指を指し、揺がそちらへと全員の視線を向けさせる。
「む、なんだと?」
一瞬、ほんの一瞬の隙が生まれた事を確認し、揺は一気に三人へと背を向ける――が。
「あ、逃げた!」
その揺の様子に、即座に優が反応する。
「僕から逃げられるとでも!」
弾かれるように、優の言葉に米太郎が反応し、ほぼドロップキックをかます形で揺へと迫る。
「甘い! 甘いぞ正義の味方(偽)!」
だが、それをきっちりと横に避け、揺はそのまま走り去ろうと試みる。
――だが、そうは問屋が卸さない。
「ようやく足を出したな、行梨」
がっちりと揺の腕は義弘に掴まれ、入り口まで残り数メートルの時点で揺は足を止める結果となる。
米太郎のドロップキックを避ける為の時間、それは義弘が揺に迫るのに十分な時間であったのだ。
「……ダメ?」
「ダメだな。逃げようとしたのであれば、何かやましい事があるのだろう。挑戦状の件も含めて、きっちり絞らせてもらうぞ」
眼鏡の奥に光る、厳しすぎる義弘の視線。
こうなってしまえば、揺も諦めるしか他に無かった。
「やった、やったよ、新井君!」
「あぁ、正義の勝利だね、初島君!」
揺が捕まった事に、人一倍二人は喜ぶ。
これで少しは溜飲が下げられた、そんな気持ちを胸にしながら。
最後の騒ぎを見届ける形で、刀と海は北校舎入り口から学食を後にする為に二人で歩いていた。
『きょうのがくしょく、おもしろかったね』
「まぁ、面白いといえば面白かったな。いつもこれでは疲れそうだが」
刀の手には、最後に学食で買ったたこ焼きが持たれており、それを海に食べさせるように一つ差し出す。
『いいの?』
「あぁ、いいよ」
ぱっと笑顔を作り、海はそれを口にする。
『……つめたい』
だが、その表情は一瞬で曇る。
たこ焼きである以上、暖かいと思っていたのだが、美味しい甘さと共に冷たさも同時に口の中に広がっていたのだ。
「はは、そうだろう。さっき学食のおばさんに作ってもらった、特製のたこ焼きアイスだからな」
刀なりの可愛いイタズラ、それを海が最後にされながら、そのまま二人は学食を後にしていた。
――そして、校舎全体にチャイムが鳴り響き、昼休み終了の知らせが全員へと伝えられていく。
「ここまでだ。捕まった者は全員指導室に連れて行く。それと、手伝ってくれた者達には、私から感謝を述べよう」
学食内には既に生徒の姿はなく、残っている生徒は今回風紀委員を手伝った者達と、逮捕された数名だけが残っていた。
「未然に防げたイタズラもあったが、実行されたものもある。奴等はこの程度では諦めないだろう。風紀委員の各員は次の対応の模範とするように」
義弘から、最後に全員へと今回のまとめとして伝えられ、授業に遅れた者は自分の名前を出した上で、遅れた理由を述べる事を伝えられる。
「では、解散!」
義弘から、最後の号令が全員へと下され、それに従い全員がそれぞれ自身の教室へと戻っていく――
【その後】
結果として、jokerメンバーの内、捕まった生徒は揺のみとなり、それ以外はただの愉快犯として義弘に絞られる事となる。
璃人と瓢に関しては、名前こそ挙がったものの、後日の呼び出しでは証拠不十分という形で解放されていた。
Ms.jokerの挑戦状から始まったイタズラは、こうして全てを終え、一旦幕を閉じる。
だが、彼等は諦めていない。次なる手を考えつつ、また愉快でくだらないイタズラを行う為に、Ms.jokerは更なる活動を続けていく。
「フツウなんて、君達もつまらないでしょ?」
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あとがき
担当マスター:
御神桜
ファンレターはマスターページから!
Ms.jokerの挑戦状にご参加いただき、真にありがとうございます。
今回のシナリオはいかがだったでしょうか?
未だつたない文章ではありますが、少しでも皆様に楽しんでいただければ幸いです。
jokerの方々のイタズラ、そしてそれを阻止すべく頑張った風紀委員の方々、そして巻き込まれた方々、全てのご参加いただいた方に私から感謝を述べさせていただきます。
それでは、また次回のシナリオにてご参加をお待ちしております。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月09日
参加申し込みの期限
2013年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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