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Ms.jokerの挑戦状
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【学食屋内・大テーブル付近2 PM1:05】
黒子が学食を退避し終えた辺りで、同じ大テーブルでは、萌がひとしきり声を上げていた。
「誰だ、あたしのスタミナ丼にレモンっぽいの入れた奴は!」
葵が仕掛けたレモン汁により、スタミナ丼の味に柑橘系のすっぱさが加味されたことに萌は憤慨していた。
とはいえ、当然の如く丼は空になっていたが。
「レモンとか合う訳ないだろ! なんてことしやがる!」
だが、せっかくの楽しみである最後の一口を邪魔されたという事実は変わらない。
だからこそ、こうして萌は騒いでいたのだ。
「あっはっは、萌くんしっかり嵌ったようだねぇ」
そんな萌を、葵は楽しげに見る。
せっかくだからと、そんな萌の姿を写真を撮るべくデジカメを構えるが――その背後に迫る一人の生徒の姿に葵が気づく。
「……そこまでだ。一部始終は見させてもらったぞ」
葵がその声に向き直り、近づいてきた生徒――刀の姿を確認する。
刀は葵が萌以外にもイタズラを仕掛けていた事を、既に葵をつける事で確認していた。
「あ、あはは、見つかっちゃったってわけか」
jokerとして行動していた葵の姿に気づいたのは、現時点で刀だけである。
その為に、刀は葵を捕らえ、そのまま風紀委員に突き出すつもりでいた。
「年貢の納め時だな。楽しい食事の場で、料理に何かを仕掛けるなど、許される事じゃないぞ」
「でもほら、別に皆それほど困ってるわけじゃないし……ねぇ!」
即座に、葵が萌へと向けていたデジカメを刀へと向け、シャッターを切る。
「そんな子供だましが俺に――くっ!?」
刀に向けられたのは、あくまでデジカメの光のみ。
だが、刀は自身の体が妙に重くなる事を感じていた。
「残念、捕まるわけにはいかないからねー。じゃね!」
それは、葵が放った自身のろっこん。
対象を意識した上でシャッターを切る事により、わずかながらもその体力を奪う事が出来るのだ。
当然、刀はそれをまともに受けた事により、体力の一部を奪われ、膝を付く形となっていた。
「逃がすか! そこの、そいつが犯人だ!」
しかし、刀とて葵が逃げるのを黙ってみているつもりは無い。
騒いでいた萌に対し、刀は大きく声をあげ、葵の存在を伝える。
「葵ちゃん、あんたが犯人かー!」
「あぁ、もう、余計な事をー!」
同クラスであるのだ、当然萌は葵の事を知っている。
萌は標的を葵へと絞り、そのまま狙いを定める形で一気に葵へと駆け出していく。
「待てコラー! 昼食返せー!」
「ちゃんと食べてたじゃなーい! 返しませんー!」
大騒ぎしつつ、葵と萌はそのまま学食から飛び出すように出て行く。
刀もまた、その様子を見ながら少し休んだ事により奪われた体力を取り戻していた。
「……ふぅ。まぁ、これで少しは静かになってくれるといいんだがな」
捕らえる事は出来なかったが、結果としてjokerの一人を追い出す事に刀は成功していたのだ。
刀は立ち上がり、そのまま海の元へと戻る為に歩き出していた。
【学食屋内・小テーブル付近1 PM1:05】
姿を消した骸から標的を変更したアネモネと礼二は、そのまま鋼成へと尋問を行っていた。
真央の姿は既にない。無害だと判断した上で、二人はそのまま真央を行かせていたのだ。
「……で、俺がなんかしたか?」
不遜を顔に出しながら、鋼成はアネモネの尋問へと答える。
「いえ、何かする、というよりは既になさったのでは?」
「はっ、なるほどな。だが、証拠はねぇだろ?」
鋼成が語る通り、実を言えば、アネモネと礼二には鋼成を追い詰めるだけの証拠は無い。
どちらかといえば、アネモネからカマを賭けた状態であったのだ。
「あぁ、ちなみにそっちの一年は近寄らせねぇぞ。さっきの一件は見せてもらったからな」
鋼成が語るのは、先ほど礼二が骸に対して行った一連の行動である。
真央と鋼成がぶつかったのは、これを鋼成が目撃した為であり、さらに言えば、鋼成には逃げなければならない【理由】があったのだ。
「あら、おかしいですわね。何もなさっていないのであれば、加瀬様に警戒する必要などないのでは?」
――しかし、この言葉はアネモネの不審を買う。
「と、当然だろ? 何言ってやがる、アネモネ元同級生」
「ふふ、随分とうろたえておりますわね。いえいえ、もちろんいいのですよ、私は」
いつも通りの笑みだというのに、アネモネの笑顔にはどこか威圧が伴われた物が含まれる。
それに気圧されるように、鋼成はたじろいでしまっていた。
――そして、それにあわせるように、一人の生徒が鋼成へと近づいてくる。
「な、なんでそれを持ってる! 渡したんじゃねぇのか!?」
鋼成に近づいてきた一人の生徒の手には、一つの紙コップが握られている。
これこそが鋼成が逃げなければならない理由であり、絶対にアネモネと礼二に知られるわけには行かない代物であった。
「少し拝借します」
生徒より、礼二が紙コップを受け取り、生徒はそのまま逃げるようにその場を離れていく。
「アドニスさん、俺が力を使う必要はないでしょう。鈍蔵さん、これ、飲めますよねぇ?」
礼二の顔には、今までに無いほどの冷酷とも言える笑みが含められる。
――こうなってしまえば、鋼成といえど観念するしかない。
「わかった、わかったよ!」
ほぼ諦める形で、鋼成はアネモネと礼二に対して自分が行った事を話していく。
一つはネコッターによる情報拡散。そして、もう一つは紙コップに仕掛けられた下剤である。
「これだけだ、俺がやった事は」
「なるほど……では、先ほどの騒ぎはそれだったのですね」
テラス側でやや騒ぎがあった事はアネモネも礼二も気づいており、その中で鋼成が語った瓢の姿は礼二が確認していた。
ならば、後は一人。義弘が尋問を行っている揺がjoker側となる。
「しかし、どこでこの情報を?」
この疑問を、礼二が口にする。
「偶々だ、空き教室辺りを歩いていたら、そんな話が聞こえてきたんでな。まぁ、その二人以外は顔がよく見えなかったから分からなかったが」
揺と瓢、この二人だけは容姿だけで鋼成も判断できていた。
だが、それ以外の者については、鋼成も気づけず、ネコッターに広まった情報は断片的な物となっていたのだ。
「なるほど……わかりましたわ。とりあえず、加瀬様」
「はい」
アネモネの声に礼二が反応し、鋼成の手を取る。
「おい、何しやがる! ちゃんと言っただろ!?」
「えぇ、証言はいただきました。後はそれ相応の罰を受けていただくだけですよ」
にっこり笑顔で、アネモネは鋼成にその言葉を言い放つ。
こうして鋼成は捕まる形となり、アネモネと礼二の連行の元、義弘が待つ入り口へと向かう事となってしまっていた。
同様に、三人から離れた位置に座る信彦は、未だ梢に解放されずにその場で待機を余儀なくされていた。
「キノコ、もういいだろ? ほら、ちゃんともてなしたぞ」
「まだですよー。というか、どうせなら、昼休み終わるまでいいんじゃないですか?」
予定していた五分から、既に十分以上が経過している。
アネモネ達も、鋼成を捕まえ、今まさに移動を行おうとしていたのだ。
このままではほとんど手柄を礼二に取られ、尚且つ自分はまったく役に立たないのではないか。
当然と言った焦りが信彦に生まれていた。
「だーかーらー、手伝うって言ったろ?」
「まぁまぁ、もう少し――」
――そんな折、大テーブル側で一つの悲鳴が上がる。
その声の中に混ぜられた名前に、信彦はいち早く反応していた。
「ちーちゃん……? まさか!」
聞こえた名前は千鶴の物。
ほとんど反射的に立ち上がる形で、信彦は席を立っていた。
「悪いキノコ、ちょっと行って来る!」
「どうも様子がおかしいようですねー。私も行きますよー」
互いに頷きあい、二人は席を離れて、声が聞こえた場所へと駆け出していく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月09日
参加申し込みの期限
2013年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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