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Ms.jokerの挑戦状
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【学食屋内・北校舎入り口付近 PM1:20】
昼休み終了まで、残り10分。
騒がしかった学食は、食べ終えた生徒が出て行った事により静けさを取り戻しつつあった。
だが、ここではその静けさは許されず、三人に囲まれた揺がやや焦りを感じつつも、それを表情に出さずにのらりくらりと質問をかわしていた。
「だから言ってるじゃないですかー。なにも知りませんってー」
「嘘をつくんじゃないよ、揺君!」
隙を見て逃げ出すはずだった揺であったが、幾つかの騒ぎの中でも、必ず誰か一人はこちらを確認していたのだ。
そのせいで、揺は完全に逃げ出すタイミングを失っていた。
「桐島先生、理由など必要ありません。疑わしきは悪です」
修に至っては、揺に何かされたのかと言いたいほど、辛辣な言葉と共に義弘へと進言を行っている。
義弘も、何も吐かない揺に対しての決め手を探してはいたのだが、尻尾を出さない揺に対し、その機会を探すだけとなっていたのだ。
――そんな中、アネモネがこの場へと戻ってくる。
「アドニス、それはどうした?」
アネモネが引き連れている鋼成に対し、義弘が問いかける。
「イタズラをしようとしていた生徒ですわ。こちらで預かっていただければ助かります」
「分かった。ではそちらに」
騒ぐ鋼成をそのまま風紀委員へと引渡し、アネモネが義弘との合流を果たす。
続いて、貴子と解理、そして優も下心を連れて義弘の下へと戻っていた。
「見回る限り、大分騒ぎも収まってきているようです。それと、情報にあった葛城は既に学食内には居ないようです」
鋼成同様、下心も風紀委員と引き渡され、三人もアネモネ同様に義弘へと合流していた。
「ほらー、委員長もこう言ってるじゃないですかー」
流石にここまで集まってしまっては、揺がどうこう出来る手段は無い。
それに加え、情報提供者からの情報も既に途絶えており、逃げ出す為の術も奪われていたのだ。
だからこそ、どうにか自力でのチャンスを掴むべく、揺は軽口を口にする。
「絶対嘘でしょ! 新井君、分かってるもんね!」
優に促され、米太郎が全力で肯定の頷きを返す。
――この二人が復讐しようとしているのは、そもそも揺が二人を含めた大勢に対して過去に行った事が原因である。
その為に、優は風紀委員へと情報を流していたのだから。
「知りませんー。俺は関係ありませんー」
が、揺は一切我関せずで言い逃れを始める。
優と米太郎がそれに反応し騒ぐが、これで揺を追い詰められるわけではないのだ。
どちらも手を下せないまま、刻々と時間は過ぎていく。
しかし、その状況を打破しようとする者がまだ学食には残っていたのだ。
「ん~、あれじゃ流石に行梨先輩逃げられないよねー」
おそらく唯一人、現時点で誰からも疑われていないタルトが、そんな揺の様子を見ていた。
揺が全員に下した目標は、【誰も捕まらないように頑張る】である。
情報提供者からの情報が無い以上、このまま手をこまねいていては、最終的には揺が連れて行かれる可能性の方が大きいとタルトは考えていた。
「それじゃ、僕が一肌脱ぐしかないよね!」
学食に添えつけられた消火用のバケツを見つけ出し、タルトは即座に蛇口がある場所へと向かう。
何をする気なのか、と問われれば、タルトは迷う事無くバケツに水を大量に入れ、頭から被る事で水に【浸って】いた。
――誰が見ても不可思議な行為。
だが、タルトはその直後姿を消し、先ほどまでタルトが居た筈の場所では、小さな猫が一つ鳴き声を上げていた。
そして、もう一人、揺の様子を見ていた者がいた。
アネモネと礼二から逃げ延び、さっさと学食から逃げおおせようとしていた骸の姿が。
「……しょうがねぇ。借りだぜ、梨」
一つ、気合を入れるように声をだし、骸は制服の上着へと手を掛け、風紀委員の前に躍り出る為にその機会をうかがっていた。
Act_Last 昼休み後半その2
【学食屋内・大テーブル付近 PM1:20】
携帯を見られたことにより、礼二が信彦に追い詰められていた状況だった――はずなのだが、その状況はやや変貌を見せていた。
「えぇ、その通りですよ。八十八旗君」
本来あるべき焦りは、礼二は無い。
これが貴子やアネモネであれば騙しとおせるかどうかは難しい所であったが、ここに居たのが信彦であった事が礼二に未だツキを残す結果となっていた。
「やっぱりそうだよな! まさか、加瀬っちが俺を騙すなんてないもんなー!」
上手く言いくるめられる形で、礼二は無事に信彦へと嘘を信じさせる事に成功する。
――そう、礼二こそがjokerへと情報を流し続けた情報提供者であり、彼もまたjokerの一人であった。
「んじゃ、俺達もあっちに合流しよう。まだ残ってるみたいだからな、ちーちゃんの敵は絶対とる!」
「そうですね。ですが、少し先に行っておいてください。俺はちょっと用事がありますので」
おう、と信彦は一声礼二へと返し、そのまま走り去ろうとする。
――すっと、その背中に貼られた一枚のjokerカードに気づく事無く。
「チェックメイト。残念ですが、あなたはいい鴨でしたよ」
走り去る信彦を見送りながら、礼二はようやく素の笑顔を見せる。
「しかし、これ以上の援護は難しいでしょうね。行梨先輩、自力での脱出を期待しています」
このまま信彦に従い、あちらに合流したとしても、何かの拍子に信彦が余計な事を口にするかもしれない。
その可能性が考えられた以上、礼二のイタズラはここまでとなっていたのだ。
最後に一つ、学食内に残っている揺と、そして離脱の報告がまだ無かったタルトへとメールを打ち、礼二は静かにテラス側の入り口へと向かい学食を後にする。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月09日
参加申し込みの期限
2013年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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