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Act_3 昼休み後半その1
昼休みも半ばを過ぎ、食べ終えた生徒が少しずつ学食内から数を減らしていく。
jokerのメンバー達、そして風紀委員もまた、この状況の中でそれぞれが残された時間の中で一斉に行動を開始していく。
【中庭・噴水前 PM1:00】
屋内と比べ、順調だと思われていた瓢と仄のイタズラは、ここに来て異常な気配を見せる。
「……なんか、おかしくないですかい?」
瓢が仕掛けた手紙は10枚、宝の地図を除けば、ここに集まる者は既に引っかかった修達を除けば6名前後であるはずであった。
しかし、噴水に集まっている人数は優にその倍を超える。瓢がおかしいと思うのは当然であった。
「ひぃ、ふぅ、みぃ……いやいや、多すぎますよい、これ」
指で数を数えながら、この妙な状況に瓢が対応すべく仄へと声を掛ける。
だが、仄の顔にはしっかりとした笑みが浮かべられ、どちらかといえばこの状況を楽しんでいる風にすら見て取れた。
「ヒトハはん、まさかあんた……」
ここに来て、瓢の頭に一つの予想が浮かび上がる。
テラスにイタズラを仕掛けたのは、あくまで瓢と仄。そして、用意していたのは10枚だけだと、瓢自身が【思い込んで】しまっていたのではないのかと。
「ふはは! そうとも、一体何時私がそれだけしか用意しないと口にした!」
――こうして、仄はようやく瓢に対してのネタ晴らしを行う。
これもまたjokerに対してのイタズラ。仄がずっと狙っていたイタズラであったのだ。
「あっはっは、そりゃ一本取られましたねぇ。すっかり信じ込んでましたわい」
瓢が笑い、そして仄も笑う。
一見すれば、和気藹々とした雰囲気にも見えるだろう。
しかし、仄の声はややトーンが大きく、噴水前に集まった生徒達にもその声は聞こえていたのだ。
「……ありゃ、いけませんね、こりゃ」
頭を掻きつつ、瓢はこちらに気づいた生徒達を見る。
物陰に隠れ、そしてこちらを見る瓢と仄。誰であっても、それが怪しいと思わないわけが無い。
「逃げるぞ、瓢!」
「はいな、さっさと逃げるとしましょ」
素早く立ち上がり、二人はそのまま生徒へと背を向け走り出す。
噴水からやや離れた位置に居た二人にとっては、彼等から逃げる事自体に問題は無い。
だからこそ、中庭から通じるテラス側入り口と校舎側へと通じる扉の前まで、二人は難なく逃げ切っていたのだ。
――だが、学食に通じるテラスの入り口から、一人の生徒が猛然とこちらへと走り寄ってきている事に二人が気づく。
「ほ~ね~そ~ぎぃ~! お前やろ、絶対お前やろ!」
怒りのみを表す形で、柳司が二人の前へと姿を現していた。
「あらら、浅沼はん。なんか用ですかい?」
「用もクソもあるかい! 人の飯になんつーことすんねや!」
柳司が吼え猛るのは、タルトが仕込んだタバスコとチョコである。
チョコはまだ許せる。柳司も、ラッキー程度に思っていたのだ。
だが、その後に残ったからあげを食べた事により、柳司は盛大に噴出す。
怒りのままに周りへと当たったのだが、その直後、中庭を走る瓢の姿を見かけ、こうしてここまで柳司は走ってきていた。
「あー……タルトはんですかぃ……まぁ、ご愁傷様としか」
ガーっと、柳司はテラスのテーブルを挟んだおよそ10メートル程度の位置から一気に瓢へと詰め寄る。
「瓢、こちらは無理だな。あれは止められん」
冷静に、仄は暴走列車並みに突っ走ってくる柳司に対しての判断を行う。
「それにだ、後ろからも来ているぞ」
「あっはっはー、いやはや、逃げ道はこっちしかないって事ですねぃ」
くるりと方向を転換し、瓢と仄は校舎内へと逃げるべく、追いかけてくる柳司と生徒達へと背を向ける。
「では――」
「「サラダバー!」」
手を振りながら、追い立てる生徒に対し、二人が揃ったようにこの言葉を口にし一気に校舎に向けて駆け出す。
「しょうも無いボケすんなや、アホがぁぁぁー!」
それに対し、しっかりと突っ込みを入れつつ、柳司とそれに続く生徒達もまた、校舎へと向かい学食を後にしていく。
【学食屋内・大テーブル1 PM1:05】
騒がしさも少しずつ落ち着き始めたこの時間。
なぎさと千鶴は、ゆっくりと仲良く昼食を取っていた。
「うん、美味しいね、やっぱり」
「はい、美味しいですね」
ちなみに璃人が仕掛けたイタズラには、既に二人共が気づいている。
それぞれに張られた張り紙には、なぎさ側に【↑女装癖】、千鶴側に【↑誰か助けてください】の文字。
なぎさが一瞬固まり、千鶴は確かにと頷く形で、周囲からなんとも言えない慰みの顔が向けられていた。
しかし、それだけである。丁寧に張り紙を剥がした後は、畳んでテーブルに置き、そのまま二人は食事を取る形となっていた。
「でも、今日に限って随分豪華だね。当たりだったかな?」
なぎさが語るのは、千鶴が頼んだB定食である。
蟹を使用した甲殻類中心のメニューは、確かに今日の定食が当たりである事を示していた。
「そうなんですか?」
「普段も美味しいんだけどね、いつもに比べると今日のはすごいよ」
にこやかに交わされる会話。
しかし、千鶴に一つの異変が起こり始める。
――小さく、小さく、しかし服に隠された素肌には赤い発疹が浮き出始めていたのだ。
それに気づく事無く、二人は食事を続けていく。
なぎさ達からやや離れた位置で、黒子は満足そうに歩く。
全ての写真を貼り終え、後は騒ぎが起こるのを待つだけとなっていたのだ。
「さぁて、どうなるかな……」
枚数としてはそれほど多くは無いが、見られれば十分なインパクトを与えられるだろう。
今か今かとそれを見る為に黒子は待っていたのだが――
「なっ――!」
直後、ぐっと胸をつかまれる感覚が体を走る。
むしろ、鷲掴みといっても過言では無いくらいに、突然自身の胸が揉まれたのだ。
「だ、誰だ! いきなり何しやがる!」
体勢から言えば、犯人はおそらくすぐ後ろであろう。
そこに向け、黒子が全力で拳を繰り出す。
――確実な手ごたえ。大きく音を鳴らし、【誰か】は見事に吹き飛ぶ。
「どうだ、ちっとは後悔――」
しかし、黒子の顔に浮かぶのは驚愕の表情であった。
突然胸を揉まれ、なおかつ手ごたえがあったにも関わらず、振り返ったそこには誰も居なかったのだ。
周囲の見渡しても、黒子の行動に驚いている生徒は居るが、ただそれだけである。黒子に近づいている生徒は誰もいない。
「な、なんだ、どういう事だよ、これ……!」
意味なんて分かるはずも無い。
必ずどこかに犯人は居るはずなのだが、その犯人の姿を黒子は捉える事が出来なかったのだ。
「ち、ちくしょう!」
ならば、黒子が取る行動は一つしかない。
――結果を見れないのは悔しいが、さっさと学食から逃げる。
犯人探しをして騒げば、せっかく仕掛けた写真や、自分がjokerである事もバレかねないのだから。
悔しがりながら、黒子は風紀委員に目を付けられる前に、その場を走り去っていく。
「うむ、痛かったでござるが、いいおっぱいでござった」
吹き飛ばされた位置で、殴られた事により倒れこみつつも、姿が見えないまま宗愛は自身の行動による感想を口にする。
これこそが宗愛のろっこん。他人の胸を揉めば揉むだけ、自身の姿を消す事が出来るのだ。
「いや、しかし当たるとは思ってなかったでござるよ」
姿を消した直後、宗愛は即座に回避行動に移ったつもりであった。
だが、黒子の拳はそれを追いかけるように【幸運】にも宗愛の顔を捉えていたのだ。
「……む?」
痛みは残るが、十分に満足した宗愛の視線にちらりと机の下から覗く写真が見える。
「おぉ、これは……」
宗愛がその内の一枚を剥がし、確認を行う。
誰だかは分からない。が、そのスタイルにしっかり宗愛は反応していた。
「うむうむ、誰かは知らないでござるが、中々よい物でござるな!」
机の下を確認する限り、一枚ではなく写真は幾つかの場所に拡散するように貼られている。
これら全ての写真を宗愛は回収し、食事も終わった事も有り、そのままホクホク顔で学食を後にしていく。
結果として、宗愛は見事黒子のイタズラを阻止し、黒子のイタズラは誰にも見られず失敗という形になってしまっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月09日
参加申し込みの期限
2013年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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