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アルバイト店員の
鴇波 羽衣
は、友人の
八神 修
と共にミルクホールを訪れていた。
二人で話し合って出した候補は、『クリスマスマカロン』と『フルーツヨーグルトクッキー』の二種類の菓子だ。
「やっぱりクリスマスにはお菓子を食べたいな~」と言い、甘いものはなんでも好きだからと、あれもこれもと思い浮かべてしまう羽衣の中からその二つを引き出したのは修である。
そして修自身は、『クリスマスマカロンケーキ』なるものを提案する。
色つきの菓子はどちらもプレゼンだけでは完成系分かりづらいものなので、二人は店内で早速試作品作りにかかった。
羽衣はまずヨーグルトクッキーから手をつける。
作り方は通常のクッキーと同じで、生地に水けを切ったヨーグルトを混ぜ、皮付きの林檎とキウイのドライフルーツを入れて焼いた。
「赤と緑だし、クリスマスっぽいよね!」
形は寝子島を意識して、猫の形だ。
次にマカロンの方だが、こちらは少々技術力がいる。作り方はメモしてきたものの、上手に出来るか不安だった。
メレンゲに粉をふるって薄いピンクや緑のクリスマスカラーにしたものを、ヘラで混ぜ、すくいながら羽衣は大きな黒目を隣へ動かして修の様子を観察する。
先にマカロンを焼いていた修は、もう洋梨の緑と苺の赤の果汁入りのクリームを挟み込んでいる作業中だ。
「可愛いプチケーキの出来上がりだ!」
ふうっ満足げに息を吐いている様といい、なんと言い——。
「……修くん、女子力高い」
羨望が形になってでた羽衣の思わずの台詞を聞いて、修はハッと動きを止め真っ赤になる。甘いものが好きなのは、彼にとって『男として恥ずかしい』ことで、隠したいことだったのかもしれない。
「女子力って言うなあ!」
慌てる様は逆に相手を煽る結果になると言うのに、修は必死だ。
「照れることないのに~、男の人が甘いもの好きでも全然いいと思うよ!」
「甘くないのも好きだぞ」
「うふふー」
羽衣はにこにこ笑って返して、自分の作業に戻る。生地を絞り袋に移動させた後は、これをクッキングペーパーの上に、等間隔に絞り出していくだけだ。
しかし、簡単に見えてこれが難しい。
マカロンは生地が薄く感想が速いから、この作業も素早く行わなければならないが、緊張するとどうしても手元が震えてしまう。
「うぅっ、これじゃ修くんのみたいに綺麗に焼けないよ……」
生まれたての子鹿状態でぷるぷる震える指先だけはどうにもならず、羽衣が眉を下げていると、左右から手元が覗き込まれた。
「綺麗な色だね」
「女の子っぽい」
エリセイとレナートが褒めたのはお世辞ではなかったが、羽衣は上手くいくか不安で仕方ないと言った様子だ。
「せ、せんぱい〜……、あたし、手が震えて!」
手元というより崩れかけている彼女の表情を見て、レナートは微笑ましいものをみるように眉を下げる。
「大丈夫だよ羽衣さん、緊張しないで力抜いて」
レナートがそうアドバイスする間に羽衣の背後に立ったエリセイが、緊張しきった彼女の手の上からやんわり袋を抑え、一緒に一つ、二つと生地を絞り出した。
「とろーってする感じで。ぎゅうぎゅうやっちゃダメだよ。
さっきから見てたけど、これマカロナージュもちゃんと出来てるから」
見本に四つ終わらせてエリセイが横に退くと、レナートが軽く拍手した。
「そうやって間隔しっかり空けてればピエも綺麗に出るよ」
頑張って、と二人の先輩に声援を送られ、羽衣は深呼吸をしてもう一度、最後まで生地を作っていった。
そして丁度終わったところで、「ほら鴇波」と目の前に何かが出された。
それは修がこっそり作っていた、型抜きサブレだ。羽衣の好きなモモンガが、手足を広げて飛ぶ様に、サンタっぽい飾りがつけられている。
「サンタももんが」
「わーっ! かわいい!!」
満面の笑みで大喜びをしている彼女を見て、作った自分も報われる気分だと修は笑顔でいる。すると羽衣はくるっと向き直って——、
「修くん上手! やっぱりお菓子が好きなんだねっ」
「べっ別にスイーツ好きって訳じゃないよ!」
言い訳をする程深みにはまっていく修だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月23日
参加申し込みの期限
2015年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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