this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
紫陽花屋敷の噂
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
19
つぎへ >>
*
志波 武道
は雨に濡れる
「どうもこんにちは! 雨も滴るいい男、
志波 武道
です!」
「誰に挨拶してんだよ志波兄」
「いや、ここはアピールしとこうかなって」
ビニール傘片手にキメポーズの武道に水色の雨合羽を着た
桜井 ラッセル
がつっこみをいれていた。
エヴァ・ブランシェ
と
桃川 圭花
の2人はそんなやり取りを見ながら何とも言えない複雑な表情を浮かべている。
「ていうか本当に紫陽花屋敷に行くのかよ。やめとこうぜ、なんか出るって噂だし」
「だから行くんだろうラッセルくん。こんなところ放っておいたらたー坊が気になっちゃうだろー」
ラッセルは猫鳴館で遊んでいた帰りに偶然、武道は弟の拓郎に被害が及ばないようにと、それぞれ紫陽花屋敷への道を歩いていたところたまたまこの4人がそろったのだった。
「いや、でもさあ、女の子があんな危険なところに行くの?」
「あたしの楽しみを奪うつもりかしら?」
ラッセルの問いかけにエヴァはふふん、と笑いながら返す。
「せっかく突き止めてここまで来たのに、帰れなんて言わないわよね?」
「好奇心に素直な女性は素敵だよ! でも危ないじゃん!」
「危ないのはあなたもでしょ、桜井くん」
圭花も不敵に笑ってみせる。
意思の強い2人の回答に、ラッセルは少し困ったような表情を浮かべた。
刹那、
屋敷の方向から叫び声が響いてきた。
その後を追うように「俺は幸運だからな!」という言葉も聞き取れたような気がする。
少なくとも、屋敷から聞こえる叫び声に、ラッセルは顔を青くした。
「ほら、やっぱりここやばいって! 帰ろうぜ、な?」
ラッセルの静止もむなしく、エヴァと圭花は瞳を輝かせながら屋敷の方へ歩き出す。
「お前は帰れ。変なことに首つっこむ必要はないだろ」
「ちょ、志波兄!?」
屋敷に向かって歩いていく3人。
ラッセルは一瞬どうすべきかを考えていたが、まだ青い顔を両手で叩くと
「俺も行く!」
と言って3人の後を追って行った。
*
三ヶ島 葵
は好奇心のままに
屋敷の玄関口で葵は靴下を絞っていた。
「ううー……靴下ぐしょぐしょだー」
着ていた上着もぐっしょりと濡れ、髪からは雫が滴っていた。
九夜山にある、という情報だけで紫陽花屋敷を見つけ出した葵だったが、道中穏やかではなかったようだ。
「おやー、誰か来たみたいだねー♪」
ハンカチで髪の水分を拭き取りながら、紫陽花屋敷の敷地内に入ってくる人物に手を振る。
程なくしてラッセルと武道、エヴァと圭花の4人が葵のいる玄関ポーチまで入ってきた。
「やあやあ探究者たちーこんにちはー♪」
「あなた、3組の三ヶ島さんかしら。あなたも噂に興味があったの?」
「んーと、見たことあるよー。4組の人だっけ? そうーちょっとこういうホラーチックなのが好きでねー」
薄暗い空に、降り続く雨。時折雲の影から雷が光る。そして、噂の絶えない洋館。
「ホラーゲームなんかに絶好の条件じゃないかなー?」
そう言って葵はにやにやと笑った。
「私はこれだけたくさんの紫陽花って見たことがなかったから。ついでだし、散策するならついていくわ」
圭花は屋敷の庭先に咲き乱れる紫陽花を見ながら、その花弁の雨粒を小さくはじいてみせた。
「よければ同伴してくださらないかしら? 思っていた以上に、不気味なお屋敷ね」
エヴァの申し出に葵と圭花は素直に頷く。
1人で行くよりも3人の方が心強いと感じたのだろう。
「きみたちはどうするのかなー? 一緒に行くー?」
「出来れば先に庭を回りたいんだが……、その様子だとあまり外には出ない方がよさそうだな」
武道は葵の濡れた髪を見て、持参したフェイスタオルを頭にのせてやる。
「これ以上体を冷やしてもいけないし、あとで合流できるようならしようか」
「んーわかったんだよー。タオルありがとうねー」
圭花が玄関の扉を開け、中を見回す。
「普通のおうちね。でも何があるかわからないし、申し訳ないけど土足で上がらせてもらうわ」
ポーチで自分の靴に付着した土を落とすと、圭花とエヴァ、葵の3人は屋内に入る。
朝から降り続いていた雨は弱まる気配を見せず、壁越しに雨音を響かせていた。
「さて、それじゃあまずは1部屋ずつ回ってみる?」
エヴァは床に薄らと積もった埃に眉をしかめながら、開いたセンスで口元を隠す。
「そうだねー。2階にもし寝室とかがあればそっちから回ってみよっかー」
「とは言っても、私あんまり調べ事とか得意じゃないから期待しないでね」
圭花はそう言って肩をすくめた。
「じゃあ2階に行きましょうか。噂の人影がいつ現れるともわからないから、1列で行きましょう。桃川さん、後ろ任せるわ」
「はーい」
エヴァ、葵、圭花の順に並んでお屋敷の2階を目指す。
ちょうどエヴァが階段を上りきろうとしたところで、ぴたりと足を止める。
「ごめんなさい、少し待って。できるだけ頭を下げておいて」
エヴァの言葉に従う2人。
息を殺して耳をそばだてると、話声と共に足音が近づいてきた。
「こんなところで龍ちゃんに会えるとは思わなかったよ。君も美乳の噂につられたのかい?」
「美乳……がメインじゃないな。加瀬の話を聞いて気になっただけだ」
「うんうん、それでこそ我らが桃色破廉恥小隊の参謀だね!」
「……話聞いてたか、下心」
ちょうど階段手前の部屋に入ったのか、足音はそれ以上近づいて来なかった。
草薙 龍八
と
横嶋 下心
の会話に女子3人は黙って呆れ顔を見合わせると、深く追及しないように2人とは逆の部屋にそっと入り込んだ。
「ここは、子供部屋みたいね」
3人がまず入ったのは、どうやら噂の弟、彼我花陽の自室のようだった。
壁にかけられた寝子島中学校のバスケットボールユニフォームから推測する限り、そう考えて間違いはないのだろう。
「彼我花陽、のお部屋かしら。人の住んでいる気配はしないけど」
「そうだねー。というか、面白いぐらいに使用感のない部屋だねー」
「そうね、まるで用意されたホテルの一室みたい」
葵はユニフォームをハンガーから外し、細部まで観察してみる。
「寝子島中学のロゴと、4番ってことはキャプテンだったのかなー? でもほとんど使われてないみたいー……」
んー、と首をかしげると、おもむろに携帯電話を取り出してメールを打ち始めた。
「どうかしたのかしら?」
「んー、ちょっと調べ事をお願いしようかなーって。興味あるみたいだったし」
ユニフォームの写真を添付したメールを送り終えたところで、葵は再度部屋を見渡す。
「なにか出てくればいいんだけどねー」
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
19
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
紫陽花屋敷の噂
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月05日
参加申し込みの期限
2013年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!