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紫陽花屋敷の噂
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*ルシフェルさま御降誕
「鋏を持つ輩、か。フン、強大な力を持つこの我が、人間界の怪異如きに怯むわけなかろうが」
葦原 忍穂
、もといルシフェル様(片翼の堕天使、15歳、属性:中二病)は雨合羽を羽織って屋敷の前に仁王立ちしていた。
「しかし安易に敵意を引きだす必要もあるまい……ならば庭を回って裏に出るべきか」
ぶつぶつと呟くルシフェル様のすぐ後ろで、小さく携帯電話のシャッター音がなる。
「本日11時、紫陽花屋敷前にて、と……」
片手で器用に携帯電話を操作すると、
新井 米太郎
はルシフェル様に声をかけた。
「えっと、君もお屋敷の散策に来たの? よかったら一緒にいかないかな」
「……そうだ。我は怪異などに屈しはせんからな」
怪異、という単語に一瞬きょとんとする米太郎だったが、いい笑顔で聞き流すとすっと右手を差し出した。
「僕、
新井 米太郎
っていうんだ。よろしく」
「我は偉大なるルシフェルだ」
ルシフェル様の自己紹介に表情をこわばらせる米太郎。
なんだかやばい人と手を組む羽目になりそうだという予感がよぎる。
「例え非力な愚民とて、このルシフェルが共に歩むのだ。大船と言わず宝船に乗ったつもりで揚々と身構えておればよい!」
予感が確信となり、米太郎に壮絶なまでの後悔を呼ぶ。
ものすごく濃い人に声をかけてしまったと、米太郎は後に語ったという。
「ルシ様はなんでこの紫陽花屋敷に来たの?」
ルシフェル様のキャラの濃さに一度は引いた米太郎だったが、開き直ったのか雑談を持ちかけていた。
「愚問だな。我が行かねば誰が行くのだ」
「えー、危ないとか思わなかったの?」
「……我は強いからな。我は危険に晒されてもいい。だが、お前たちのように脆く、儚い人間たちが危険に晒されているのに、我だけ高みの見物はできんだろう」
その言葉に米太郎は小さな笑みをこぼす。
言っていることははっきりいって痛い。しかし、その考え方には共感できた。
「ルシ様はツンデレなんだね」
「なにを!?」
「あはは、言ってることはよくわかんないけど、他の人が危ない目にあうのは見てられない、ってことでしょ?」
「フン、貴様の言っていることはよくわからぬが、我に不可能などないという事だけはっきり言っておこう」
ふい、とそっぽを向くルシフェル様。
和やかな空気に包まれていた2人の間に、小さく緊張が走る。
雨音に交じって聞こえる、高い電子音のような耳障りな音。
それは悲痛な叫び声のようでもあり、柔らかな呼び声のようでもあった。
「……何かいるな」
ルシフェル様の言葉に頷く米太郎。
紫陽花の影で見えないが、この先には確実に何かが“いる”
「貴様はここで隠れていろ。我が先に行く」
「ちょ、ルシ様!」
米太郎の静止もむなしく、ルシフェル様は紫陽花を越えて何かの前に躍り出る。
「ッ! やはり、怪異か!」
ルシフェル様の目の前にいたのは真っ暗な影。
影が直立した状態で大きな剪定はさみを下げている。
「――――!」
周りに紫煙のような影をくゆらせながら、一際甲高い音を響かせはさみを振り上げた。
「我が相手をしよう! 来るなら来い、汚れた者よ!」
対象を自分に引き付けようとわざと大きな声で挑発するルシフェル様。
振りかぶったはさみが肩をかすめて振り下ろされる。
「おっと、意外とスピードがあるようだな。結構結構。それでこそ我が出るに値する怪異だ」
こともなげに唇の端を歪めると次の攻撃に対峙する姿勢をとった。
「お前の本気はこんなものか? 我に傷一つ負わせることもできないのか!」
ルシフェル様の挑発が聞こえているのかいないのか。
影はぐらぐらと揺れながら再度、はさみを振りかざした。
「ははっ、さあ来い!」
「ルシ様危ないからぁあああっ!」
ずしん、と影の持つ剪定はさみが地面にたたきつけられる。
米太郎のろっこん「似非ヒロイズム」が発動し、剪定はさみにかかる重力が倍増したのだ。
影は取り落としたはさみを持ち上げようと手を伸ばすが、重力が大きすぎるのか上手く引きあげれずにいた。
「ルシ様、こっち!」
今のうちに、と米太郎はルシフェル様をひっぱって玄関から屋内へ入る。
「なんだ今のは! 我に新しい力が目覚めたか!」
「あ、えっと……」
とっさにろっこんを発動させた米太郎だったが、ルシフェル様の反応を見て自分のろっこんという力が常識から脱したものだという事を思い出した。
「そんなことより、怪我ない? どうして1人で向かって行っちゃうかな……」
傷らしきものが見当たらないことにほっと一息つく米太郎。
ろっこんの説明はしないでおこうと心に決め、話をそらす目的もあった。
「フン……我はそう簡単にやられはしない。が、貴様の心遣いに敬意を表してできるだけ特攻しないように気を付けよう」
米太郎の様子を見てルシフェル様はそんな言葉を口にした。
「しかし、だ」
屋敷内1階の一室に入り込んだ2人は、扉から離れた場所で座り込んでいた。
「事前に聞いていた噂は本当のようだな。刃物を持った人影、というのは」
「そうみたいだね。まさか襲ってくるとまでは思わなかったけど」
米太郎は屋敷の写真を撮った時と同じようにねこったーに情報をあげている。
最初にあげた紫陽花屋敷の写真は、すでに何人かの手によってねこったー上に流れ、知らない人も含め何人かから返信がきている。
「紫陽花屋敷の真相を知りたいっていう人結構いるみたいだね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月05日
参加申し込みの期限
2013年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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