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寝子島☆飛行船の浪漫譚?!
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――操縦室。
資産家・
中沢 リッカルド
と飛行船の製作者・
五十嵐 尚輝
は飛行船が下りていくのを感じながらも、窃盗団に屈しないという意思を見せていた。
「失礼します」
牡丹が、葉月と遥斗を連れて入ってきた。同時にどこから迷い込んだのか、雀が入り込んで五十嵐博士の肩に止まる。
「そろそろ、お答えを聞きたく存じます」
牡丹が2人を見る。が、リッカルドは哀れみの混じった眼差しを向ける。彼は緩んだ猿轡をどうにか壁でずらし、息を吸った。
「貴女がたには、賛同しかねます」
「っ! こんな状況になって、まだそんなことが言えるの?」
牡丹が、ヒステリックな声を上げる。だが、リッカルドは揺るがない。彼は悲し気な顔で牡丹を見た。それが、牡丹を刺激する。
――礼美様のご意思に、逆らう愚か者め。
彼女は前回の失敗もあり焦っていた。それに、今回は礼美もいない。
(礼美様――、牡丹は、貴女様に命を捧げます)
包帯に緩みがない事を確かめた牡丹は、無造作に遥斗を引きずり出すと、どこからともなく取り出したメスを一閃させた。
――それが、冒頭につながるのである。
牡丹のろっこん『傷移し』は自分自身と対象に包帯を巻きつけ集中する事で対象の傷(もしくは病気)を
包帯を通して自分もしくは包帯を巻きつけた他者になすりつける
事が可能である。その上、進化したそれは
包帯を巻きつけた『物』にも効果を及ぼす。
故に、飛行船は今、窮地に立たされた。
(やってくれるな……)
痛みで意識を失いそうになった遥斗は、リッカルドを見つめる。だが、彼は首を横に振った。
「責任を感じることはない。私がまいた種だ」
「しかし……」
遥斗が顔を伏せていると、牡丹がくすくす笑って遥斗を足で小突き、通信機を手に取り、放送を始めた。
*:*:*
その時、最初の放送以後、今まで沈黙を続けていたスピーカーから、美しい女性の声がした。しかし、それはどこか狂気に満ちていた。
――これより、我々【ファルコ窃盗団】に仇なす行為が見られた場合、見せしめに乗客を無差別に一人殺害します。ただし、密告した者は助けましょう。
――そして、島岡雪乃を連れてきた者も命の保証をしましょう。
――飛行船・廊下
「あぁ……牡丹お姉さまが……」
修と雪乃を追いかけ、機関室に入ったあやめは地を這うようなうめき声を小さく上げた。彼女は牡丹の暴走を悟り、作戦を変えなくてはならないと判断したのだ。修は燃料とエンジンを繋ぐ弁を閉鎖し、船が徐々に降下し始める。それを止めたかったあやめだったが、彼女にはまだ秘策がある。
「修さん、放送、聞こえました?」
「あぁ、聞こえた。……それで、どうするつもりなんだい、国枝嬢」
あやめの問いに、修が警戒心ばりばりに問う。あやめは、無造作に雪乃の手を取ると、にっこり笑った。
「さぁ、
雪乃さん
、囮として行ってくださいますよね?」
「ええ。参りましょう」
「!?」
あやめの言葉に、雪乃が頷く。修は何かを悟り雪乃の手を取ろうとしたがあやめに魅了された雪乃はその手をほどいて雪乃についていってしまう。
「雪!」
「安心してください、八神様。島岡様は丁重に扱います故に」
あやめはにっこり、と修の手をとってほほ笑む。だが、5秒もしないのはろっこんを使わない為。今、あやめの手には雪乃が落ちている。今は逃げの一手なのである。
雪乃は落ちていた発煙筒の筒を修の顔面に投げつけると、雪乃の手をとって走り出した。修は素早く追いかけるも、現れた窃盗団員に阻まれる。
「くっ、このままじゃ島岡さんが……」
拳闘の要領で立ち回る修。そこに出くわしたのが焔と由貴奈だった。
「いったん退却した方がいい! 早く」
由貴奈に手を引かれ、機関室に引っ張られる修。そんな中、焔はため息交じりに彼らを見た。
「高度がどんどん下がっているけど、だれがやったか解る?」
「あ、それは俺がやったんだ。人質解放のチャンスを作るためにね」
「ふぅん。実はうちらもちょいと色々やっている最中だったんだよね」
由貴奈はそう言って彼に機関室の内部を見せた。修が見たものは、修理がすぐにできる場所のパーツがなくなった姿。そして、焔が白衣を脱ぎ捨てつなぎ姿で腰に命綱をつけていた。急にできた傷に対しては、すでに応急処置が施されている。だが、油断はできないだろう。
「被害状況を把握したいけれど、それよりも今は安全に着陸させることが最優先かもしれない」
焔はきしむ飛行船の音を聞きながらぽつり、と呟く。
「何を……」
「一か八か、舵を乗っ取ってみる。舵はフライ・バイ・ケーブルで操作されているのだけど、外にあるケーブルや舵そのものにアクセスすればできるから!」
そういうと、焔は命綱を頑丈な柱につなぎ、非常用のドアを開けた。強風が入り込み、様々な物が舞う。
「本気か?! 俺が」
「私がやらなきゃ、だれがやるの?」
修が手を伸ばそうとするのを、焔は首を振って非常用ドアへと歩み寄る。音を立てて吹く風にたじろいだが、今は非常時だ。
(女は度胸っていうじゃないっ!)
焔は、修と由貴奈に手を振った。
「いってくる! 舵は任せて!」
「! ……気をつけろよ」
修の言葉に、焔は頷いて外へと出たのだった。
雅樹が莉鳥と共に機関室を訪れようとした時、窃盗団の団員と何者かが揉めているのが見えた。しかし、彼らは機関室へと入っていく。雅樹は彼らの顔をなんとなく覚えており、ぱちっ、と指を鳴らす。
「入っていったのは、乗客みたいだったな」
「なら、やる事は1つだわ」
莉鳥は瞳を閉ざし、指先に意識を集中させる。目を閉ざしていても、敵の位置ぐらい音と気配で感じ取れた彼女はそのまま指先から真っ白い電撃を放出した。莉鳥のろっこん『スタンハンド』が発動した瞬間だ。
「ほいじゃま、相手してもらおっかな~」
手をごきごき鳴らした雅樹が、襲い掛かってくる窃盗団団員たちを次々に仕留めていく。その隙に、莉鳥はそっと提督代理の
永田 孝文
に現状報告を行った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
寝子島☆蒸気と帝都の浪漫譚!
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月14日
参加申し込みの期限
2018年08月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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