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寝子島☆飛行船の浪漫譚?!
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(気は進まないけれど、この2人も魅了するべきかしら)
なんて思っていると、轟がいつの間にか傍にいた。
「見張りは俺が変わろう。椿さんも休んでいてくれ」
「でも」
「俺は、腕っぷしと体力には自信があるから」
轟がさわやかな笑顔であやめの背中を押し、修と雪乃に出迎えられる。その時、あやめの目に入ったのは、何かの図のようなものだった。実は飛行船の設計図で、修と轟はあやめが見張りにいた際、その内容を頭に叩き込んでいたのだ。
(隙さえ狙えれば)
あやめは、内心でほくそえむ。だが、この時、後ろから声がした。振り返ると、陸軍の制服をまとった青年がそこに立っていた。
「どうした?」
「い、いえ……。あの、その、どちらさまでしょうか?」
訝しんで問いかけると、修がその青年に「久しいな」と笑いかける。そして、あやめに「知人の
御剣 刀
中尉だ」と紹介した。刀は通信機など連絡手段を確保した後飛行船の内部を知りたくて雪乃を探していたのだ。事情を話すと、修は(あやめには見えぬよう背中で隠しながら)図を刀に見せた。
「御剣、ちょっと……」
轟は設計図を見た刀を呼び寄せると、ちらり、とあやめを見て問いかける。
「なぁ、国枝嬢に関してお前はどう思う?」
「……正直何とも言えない。しかし、設計図は見せない方が無難だろう」
修と轟、刀は前回の設計図争奪戦で見知っている故、信頼しあっていた。だが、この椿という娘はいまいち信用していいのか判断しかねる状態なのであった。
(窃盗団のメンバーが、乗客に紛れ込んでいる、とも聞いているからな)
修はちらり、と椿(と名乗っているあやめ)を見、わずかに警戒していた。
「さて、ここまでくれば大丈夫か? 国崎さんはここに隠れていた方がいい。ここは船員の休憩室だ。奥の方にいけば目立たず過ごせるんじゃないか?」
「ありがとうございます」
轟の提案に、あやめは内心で(余計なお世話です)と悪態を吐きながらも表面上は感謝する。
「俺は、ちょっと野暮用があるから済ませてくる。また迎えに行くから」
轟はそれだけ言い、休憩室を離れる。彼は倉庫近くで亮とサキリが戦っていることも知らず、その方へと向かう。これはあやめたちがあずかり知らぬところだが、轟は自分にぴったり合う衣服を着た窃盗団員が気絶しているのを発見し、その衣服を奪って健創に潜り込む。
残されたあやめに、修が語り掛ける。その後ろで刀が何かしているが雪乃が邪魔でよく見えない。
「風雲児の言うとおりだ。君はここで休んでいた方がいい」
それだけ言うと雪乃と頷きあってその場を離れる。そして、刀もまた「忝い」と言って休憩所を後にした。あとに残されたあやめは……ふっ、と笑った。
「ようやく、人を減らすことができたわ。さぁ、雪乃さん。時間ですわよ」
あやめはそういってこっそり修と雪乃の後を追いはじめた。
――騒がしい。
うとうとしていた
三宅 葉月
は、何者かに肩をたたかれて目を覚ました。メイド服姿の
添木 牡丹
が食事の用意をしていた。
「両手を縛られているのに、食事の用意……?」
「その点については大丈夫です」
そう言って、彼女は葉月の口にサンドウィッチを運ぶ。葉月は、ほかの人質に悪い気がしてためらったが、作業員の若者は未だ気絶しているし、
優木 遥斗
は食べるように頷いていた。彼もまた牡丹に食べさせてもらった、らしい。葉月は僅かに恥ずかしさを覚えつつも食べさせてもらう事にした。
「貴女様と、そちらの整備員には、操縦室に来ていただきます。まだ、利用価値がありますから」
そういいながらサンドウィッチを食べさせる牡丹。葉月はぼんやりとした目で倉庫内部を見、やっぱりスケッチブックが欲しいな、と場違いにもそう思ってしまっていた。
(けれど……、まだ終わりじゃない)
葉月はちらり、と外を見る。時折、ここへ向かおうとする影が見える。どうにか自分の得た情報を伝えられないだろうか。葉月はサンドウィッチを飲み込みながら、悟られぬように外を見た。
その様子を、伺っている者がいた。通気口を通る円である。彼女は牡丹の話を聞いており、ふぅ、とため息を吐いた。
(この調子だと、操縦室までいったほうがよさそうだね。隙を見て解放しなくちゃ)
円は物音を立てないよう息を潜め、牡丹の様子を見る。そうしているうちに葉月の食事が終わり、牡丹は遥斗と葉月を伴って倉庫を出た。あとに残された青年は、目覚めないままで、牡丹は食事の用意をして放置していた。
「……恐ろしいまでに俺たちフリーだな」
「そうね。とりあえず偽情報でも流しておこうかしら」
そういいあうのは、飛行船内を慎重に移動し、敵の各個撃破を狙っていた
北里 雅樹
と
椎井 莉鳥
の二人である。
亮が部下を率いて暴れ、陽太と蒼志が窃盗団の団員との入れ替わりを決行し(バレているが)、サキリが守りを固めるよう指示をした故である。また、途中で出くわした焔と由貴奈と情報交換を行い、それとなく倒れていた窃盗団の通信機を使って船の不調を報告した。
「この飛行船、小笠原諸島方面に向かっているな。燃料になにか懸念があれば、まずいことになるな」
雅樹がぽつり、と呟くと徐々に船が下へと降りていくような感覚を覚えた。嫌な予感がした莉鳥はくいっ、と雅樹の服を引っ張る。
「機関室に、行った方がいいかも」
「! あぁ……なるほど」
彼女が言わんとしたことを悟り、雅樹は莉鳥と共に機関室へと向かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
寝子島☆蒸気と帝都の浪漫譚!
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月14日
参加申し込みの期限
2018年08月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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