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岡野 丸美
は小鳥カフェ&ホテル『TABE=TYA=DAME』に入ると、きょろきょろと店内を見回した。初めて来た彼女は、ここにどんな鳥がいるのかを知らない。ガラスの内壁には『MIN=NA=NAKAYOKU』と書かれたプラスチック板が貼ってあって、内壁を隔てた先では色々な鳥が寛いでいた。セキセイインコ、ボタンインコ、コザクラインコ、オカメインコ――
「あれ?」
インコ達を見て、丸美は小さく首を傾げた。あのインコさんが見当たらない。
「どうしました~?」
風羽が、ふわふわした笑顔で近付いてくる。
「あっ、あの~」
動物が好きで、鳥も好き。でも寮では飼えないから会いに来た丸美には、触れ合ってみたい鳥がいた。この間動物園にスケッチに行った時、大きなフライングケージに入っていたインコ。
姿も大きいし、声もすごく大きいから普通の家で飼うのは大変だろう。でも、とっても綺麗だし、大きな声もよく聞いたらかわいいと思う。
前から気になっていた店だし、小鳥カフェなら会えるかな、と思ったのだけど。
「コンゴウインコはいますか?」
「コンゴウインコ? いますよ~。まずはお席にご案内しますね~」
風羽は、大きめのテーブル席に案内した。席には、太い止まり木が用意されている。テーブルを挟む2人用の席に座ると、お冷を出して風羽は奥へと入っていく。ちょっと待っていると、彼女は肩の上に赤に近い朱色のインコを乗せていた。羽には、黄と青の色が入っている。インコは低め太めの声で「イラッシャイ!」と言った。
「わあ~~」
「声が大きいから、普段は別の部屋にいるんですよ~」
コンゴウインコは風羽の肩から止まり木に移る。
「ゴチュウモンハ!」
「ご注文? あ、ええとね……」
丸美はテーブルに置いてあるメニューを広げる。それから、グレープフルーツジュースとパンケーキを注文した。
「以上ですね。少々お待ちください~」
風羽がキッチンに入っていくと、入れ替わるように店のエプロンをつけた男性が出てきて溌剌とした笑顔で挨拶してくる。
「いらっしゃいませ!」
彼女がいない間、彼がホール係をするらしい。丸美はすぐ目の前にいるコンゴウインコと向かい合う。インコは「何?」と言うような顔でじっと見つめてきている。羽の色合いが、純粋に美しい。それに、おなかも背中も触ってみたくなる程につやつやすべすべとしている。
綺麗なコンゴウインコが目の前にいて、こっちをのぞき込んでくれている。
そのことに、丸美はちょっと感激した。
(ささっとスケッチしようかな……)
鞄からスケッチブックと筆記用具を出してテーブルに置く。鉛筆を手に持ったところで、コンゴウインコは丸美の効き腕に乗ってきた。
「わっ」
インコは鉛筆の後ろをつんっつんっとつっつき、気に入ったのか徐々に激しくつんつんとし始めた。つんつんされると鉛筆の先にまで衝撃が伝わり、うまく絵が描けない。
「わっ、わっ」
慌てているうちに、コンゴウインコは鉛筆を咥えて丸美から奪取し、テーブルの端まで持っていってしまった。
「あっ、鉛筆もってっちゃだめだよ~。あ、スケッチブックも破いちゃダメ……」
なんとか防ごうとするが、インコはスケッチブックをくちばしでやぶいては捨て、やぶいては捨てをしている。夢中になっていて、手を出したら思いっきり噛まれそうだ。
「どうしよう……ああ、でもとっても楽しそう」
紙を破いて捨ててているインコを見て、丸美は止めるのを諦めた。
「お待たせしました~」
風羽が注文品を持ってくる。コップと皿をテーブルに置いた彼女は、周りに紙吹雪が舞っていても気にしていないようだ。
「あとで掃除しておきますから、気にしないで遊んであげてくださいね~」
そう言って、風羽はテーブルから離れていった。
丸美はグレープフルーツジュースを一口飲む。すると、コンゴウインコがパンケーキに首を伸ばしているのに気が付いた。
「あ、パンケーキは食べちゃダメだよ~」
急いでインコの前に手をかざす。鳥にあげる用の食べ物はないのだろうか。
「ひまわりの種があるか聞いてくるからちょっと待って……ああー、待ってってば~!」
インコはパンケーキを食べようと、あまつさえ上に乗っかろうとさえしている。ばさばさばさばさ痛たたた、と攻防戦が繰り広げられる。大きなインコだから、噛まれるとかなり痛い。店で放していた大きめの鳥達もそこに加わり、大変なことになってくる。
「ひまわりの種ならありますよ! 別料金になりますが!」
必死になっていると、男性店員が助け船を出してきた。お皿にたっぷり入ったひまわりの種を持っている。
種を上げると、コンゴウインコ達はそれをぽりぽりと食べ始めた。丸美はほっとしてパンケーキに口をつける。しばらく平和な時間が流れ、今度はコンゴウインコはグレープフルーツジュースに興味を持ったようだった。
「欲しいの? 果汁だし、ちょっとならいいかな?」
飲みやすそうな位置にコップを持って行くと、インコは美味しそうにジュースを飲んだ。
「きみたちって、とっても頭いいんでしょ? この紙玉で遊ぼうよ」
丸美はスケッチブックの紙片を集めて丸めた紙玉を、インコの足元に投げてみる。インコは足で紙玉を転がしたり、つっついたりしている。
そして、ぽいーんと投げた。
「あっ!」
ぽいーん、ぽいーん、とインコは次々に紙玉を投げる。
1人と1羽はしばらく、紙玉を投げ合って楽しく遊んだ。
(仕草が面白いし、大きな鳥さんと一緒に遊ぶのって楽しいよね)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月30日
参加申し込みの期限
2015年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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