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鳥さんとのひととき
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全国に少しずつ増えてきているとはいえ、小鳥カフェはまだまだ数が少ない。珍しい店なので興味がそそられ、
八神 修
は『TABE=TYA=DAME』によく来店していた。宿題を片づける時によく利用する。
今日も、宿題をしようと修は店を訪れた。
「いらっしゃいませ~」
迎えてくれた風羽に、彼は親しげに話しかけた。
「こんにちは。今、メガネ指名できますか?」
「はい、できますよ~」
ヨウムのメガネは、店の壁に取り付けられた止まり木で寛いでいた。
「メガネ!」
近付いて名前を呼び、腕を上げる。数を重ねた来店で顔見知りになっていたメガネは、彼の手に片方ずつ足を乗せた。
「いつものコーヒーでいいですか~」
「はい、いつもので」
答え、空いているテーブル席に移動する。鞄を膝に置いて数学の教科書とノートを出し、それぞれのページを開く。
早速1問目の問題を解いていると、風羽が傍らにノンカフェインのブラックコーヒーを置いた。
「お待たせしました~」
「ありがとう」
笑顔で礼を言い、ブラックコーヒーを飲みながら宿題を進めていく。コーヒーにはカフェインが入っていないのだが、何だか頭が冴えていてするすると問題が解ける。メガネは、退屈そうに彼と、というか彼「で」遊んでいた。頭に乗ったり、肩に乗って髪の毛を引っ張ったり(と見えて実は髪繕いなのだが)、筆記用具をひっぱりだして、テーブルの下に落としたりしている。
多少悪戯をされても、動物が好きな修は(今までに猫タワーになったり、羊に埋もれたりもしている)気を悪くしたりはしない。勉強が好きだから宿題も苦にならないし、うきうきとした気分で彼は時を過ごした。
宿題が終わる頃には、1杯目のコーヒーは飲み切っていた。2杯目を注文し、これからはメガネと積極的に遊ぼうと目を合わせる。
「メガネ、すっかり俺を覚えたな」
頭を撫でると、メガネは目を細めて「ぎゃ」と鳴く。文字にすると悲鳴のようだが、デフォである。
注文した小松菜を上げると、メガネは美味しそうに菜っ葉を食べる。水が飲みたそうだったのでお冷をあげると、ごくごくと飲んだ。
「メガネ! メガネ! かわいい!」
言葉を喋れば、褒めてあげるのも大切だ。
「よくできたな。偉いぞ」
「えらい! えらい! メガネ、えらい!」
……覚えてしまったらしい。
その頃、
ジェレミア・ベルトーニ
は『TABE=TYA=DAME』に行く道を1人、歩いていた。足取りは軽い。
(獣医として、是非リサーチしに行かなきゃ! 急患で来た時、普段の状態を知っておきたいからね)
ジェレミアは、猫を3匹飼っている。だから、自宅で鳥を飼うのは難しい。
だが、いつ急患で遭遇するか分からない、と彼は思っていた。それで、どんな子がいるのか一度見ておかないとと考えた。
(どんな子がいるのかなー)
店内に入り、ガラス壁の向こうにいる鳥達や、客と遊んでいる鳥達を眺める。そこで、彼は修の姿を見つけて歩み寄った。
「来てたんだ。こんにちは、一緒に遊んでも良いかな?」
修と、そしてヨウムに向けて話しかける。修は「ええ」と軽く返事をして、ヨウムは「あそびましょう~」と言った。口調は、店主の声真似だろう。
「ヨウムがいるなんて、珍しいね」
ジェレミアは、修の向かいの席に座り、紅茶を注文する。
「だろ? ここには、こういう珍しい鳥もいるんだ」
「ヨウムは、とても賢い子だよね。飼いたいと思ったこともあるんだけど……」
とても寿命が長いからジェレミアは断念したのだ。ヨウムの寿命は、40~50年だ。うっかりすると自分が先に天に召されるかもしれないし、結婚するのと同じ覚悟が必要だ。加えて、結婚する覚悟も必要かもしれない。子供が出来れば、自分がいなくなった後も子供が世話をしてくれるから。
「今は猫を飼っているから、小型の鳥はますます飼えなくて。こういうお店があるのは、とても良いことだね」
「うん、そう思うよ。俺も色々動物は飼ってるけど鳥は飼ってないから」
そう答えて、修は苦笑する。
「猫がいるからねえ……」
修の家には、猫が15匹いる。猫がいるから鳥を飼えないという点において、この2人は共通していた。
「お待たせしました~」
風羽が紅茶を持ってくる。
「はじめましてですね~」
彼女はジェレミアに微笑んだ。
「どんな子がいるのか興味があって。俺は獣医なんだ」
「獣医さんなんですか~。鳥さんも診てもらえるんですか~?」
「今は専門外なんだけど、急患が来た時に対応できるようにと思っているよ」
「そうですか~。それじゃあ、鳥類のことを勉強されて、専門の1つに加えられた時は、助けてもらうこともあるかもしれませんね~。今、うちは近くの鳥専門病院に通ってるんです~」
風羽は、近くに鳥専門の病院があって助かっている、と話した。鳥が診られる病院は、まだまだ少ない。多少診られても、詳しくないと誤診してしまうこともある。その為、鳥飼いは、常に鳥OKの病院をチェックして、何かあった時は電話連絡をしてから行くのだという。
「その時は、よろしくお願いしますね~」
そう言って、風羽は業務に戻っていった。2人が話している間に、メガネはまたもやフンをしていた。今度はカップの中に落とさず、修の服に落としている。
「仕方ないなあ」
修は怒らず、トイレットペーパーでフンを拭きとった。汚れてもいい服を着てきているし、気にしない。
「ゴメンネ!」
メガネが喋った。
「謝れるんだ。すごいね」
「えらい! えらい! メガネ、えらい!」
ジェレミアは感心して、メガネに話しかけてみた。
「暖かくて良い日だね」
「ソウダネ!」
「受け答えもできるのか。賢いね、良い子だね」
褒めると、ヨウムは色々と喋り始めた。国民的アニメのオープニングなんかを、陽気に歌う。音程も合っているし、発音もなめらかだ。
ヨウムとのひとときを、ジェレミアと修は大満足で過ごした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月30日
参加申し込みの期限
2015年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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