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深林 真瞭
が
寝子島へ亡命(?)してから
1ヶ月、そして
深倉 理紗子
が
療養生活に入ってから
そろそろ1ヶ月というこの日、理紗子は身を寄せている真瞭の部屋でぼんやりとしていた。3週間の予定だった療養期間が1週間伸び、職場復帰まであと僅か。残りの日々をどう過ごそうかと考えている彼女を見て、真瞭は「いいところ」に連れていこうと声を掛ける。
少しでも、親友に穏やかな時間を過ごしてほしくて。
「ねえ、りさちん。鳥さんと一緒に遊びましょ」
「鳥さんと?」
真瞭は、はっきりとどこに行くとは言わなかった。理紗子はきょとんとしながら外出の準備をし、頭に疑問符を浮かべたまま真瞭についていく。
「まーちゃん、どこ行くの?」
「まあまあ、ついてきて」
公園にでも行くのかと思ったが、真瞭はまず星ヶ丘駅へと向かった。ねこでんに乗って寝子島シーサイドタウンで降りて歩き出し、到着したのは『TABE=TYA=DAME』という謎な看板が出ている店。
(……?)
店に入るまでの数秒間、理紗子の疑問符は先の数倍になった。店内に足を踏み入れると、たくさんの鳥の姿に驚く。
「……ペットショップ?」
それにしては、テーブルと椅子が多い。食事をしている人々もいる。
「じゃなくて、ここは小鳥カフェなのよ!」
「小鳥カフェ?」
真瞭は勝手知ったる様子で店内を歩き、窓際のテーブルを選んで腰を下ろした。穏やかに日の光が入ってくる、ぽかぽかとした席だ。理紗子は店内をゆっくりと見回す。
「こんな店があったのね……」
研修医として寝子島へ来て、そのまま研修先で勤務医として働くようになってから3年が経つ。だが、早朝から深夜までの激務の日々で理紗子は寝子島のことを殆ど知らなかった。同じ東京出身で、寝子島に来てからも1ヶ月前まで不在がちだった真瞭の方がよほど寝子島について詳しいのだと気付き、どれだけ忙し過ぎたのやらと理紗子は改めて自分のオーバーワークさを自覚する。
「いらっしゃいませ~。今日はお友達も一緒なんですね~」
銀トレーを持った風羽が近付いてくる。
「こんにちは。あ、りさちん、こちらは店主の
小鳥遊 風羽
さん。肩にいるボタンインコはぼたもちよ。風羽さん、彼女は私の親友の
深倉 理紗子
さん」
「はじめまして~」
「は、はじめまして」
真瞭に紹介されて、理紗子は少し緊張気味に挨拶する。
「ご注文はどうしますか~?」
「そうね、今日は……」
真瞭が言いかけた時、青いセキセイインコが彼女の肩に着地した。「ぴよっ」と一声無く。
「あら、わたげ!」
インコを見ると、真瞭は嬉しそうに顔を綻ばせた。わたげの着地先を見た少女の2人連れが、「あっちに飛んでいったノ!」「仲が良さそうだね」と会話しながらレジを済ませて店を出ていく。
「じゃあ、指名はわたげで。後、ノンカフェインコーヒーと青菜をお願いします」
「指名? 小鳥の指名ができるの?」
注文を聞いて、理紗子は驚く。
「できますよ~。理紗子さんはどうしますか~?」
「わたしは……」
カラス壁の向こうにいるインコ達の中から、理紗子は顔の前面だけが赤い緑色のインコにすることにした。セキセイよりもずんぐりとしていて、尻尾が短い。特に、綺麗な緑色に彼女は惹かれた。
「コザクラインコですね~」
コザクラインコというらしい。
「あと、注文は麦茶と……」
理紗子はインコをちらりと見た。『お約束』を読んだけれど、フルーツなら一緒に食べられる。
「フルーツの盛り合わせを頼もうかな……まーちゃんも食べる?」
「食べる食べる!」
「ええと……以上でお願いします」
やがて、テーブルに注文の品が揃った。わたげとコザクラインコは食べ物だけではなく飲み物も欲しがった。理紗子は急いで麦茶を飲ませないように手を翳すが、そこで風羽が声を掛けてきた。
「麦茶もそのコーヒーもカフェインなしですから、あげても大丈夫ですよー」
「そうなんですか」
人の身体について詳しい理紗子も、鳥には詳しくない。間接キスに抵抗がなかったら死守しなくてもいいと言われ、彼女はコザクラインコに麦茶をあげた。それから、フルーツを口元に持っていってみる。インコは迷わずにフルーツを食べ始めた。
(インコ、かわいいなあ……)
自然と、そう思ってしまう。
「綺麗な色してるね……それにかわいい。癒されてくるのを感じるわ」
「そう、良かった」
こんなに穏やかな気持ちになったのはいつぶりだろう。そう思いながら言うと、真瞭は明るい笑顔を向けてくる。真瞭は、手に乗せたわたげの頭をなでなでしている。「かわいいね」と話しかけたり名前を呼んでみたり、思いつく限りに可愛がっていた。こうしていると、所属楽団内部のいざこざなんてつまらなくなってくる。
理紗子にもインコの癒し効果があったことが、真瞭には嬉しかった。
――すっかり楽しんでくれているようで、何よりだわ。
目の前の親友は、本当に無茶をする。
彼女に必要なのは、こうした時間なのだ。
笑顔を向けると、理紗子も笑った。
2人で笑い合っていると、コザクラインコが理紗子の服に大きめのフンをした。
「わっ」
テーブルにはぬかりなくトイレットペーパーが置かれていて、それで慌ててフンを拭く。こんな小さな驚きも楽しく感じる。テーブルの下にはやはりぬかりなくゴミ箱が置かれていて、そこにゴミを捨てた。
理紗子はインコ達と遊びながら、真瞭と適当な会話を楽しんだ。
こんな穏やかな時間も――あと数日で終わり。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月30日
参加申し込みの期限
2015年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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