this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
黒い羽の宝石泥棒2―忠誠のトパーズ―
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
ニッキーの暴走ろっこんを喰らってがおーの愛らしさに陶酔していた
後木 真央
は、やがてがおーのふかふかお腹を撫でながら幸福感に包まれて一瞬だけ眠りに落ちた。そしてハッと気付けば、ようやく正気に戻ったのだった。
「修ちゃん率いる我ら猫組、リベンジなのだ……!!」
トラブルから立ち直った彼女達は、再び挑むことを決めた。ニッキーはそれほど遠くへ行ってはおらず、真央と
八神 修
、
恵御納 夏朝
の三人はニッキー一味の様子を窺いながら風下に隠れ潜伏していた。
そして夏朝が、ニッキーの装いの変化に気付く。
「頭に刺さってた羽がなくなってる…」
「誰かが羽を抜くのに成功したんだろう。だがトパーズは持ったままだし、油断はできない」
「ってことは、ついに作戦決行なのだ?」
三人は予め立てた計画を今一度確認し、頷いた。
「恵御納、頼む」
「うん…!」
まずは夏朝がろっこんの進化能力を使い、ねこシールを飛ばす。標的は、ニッキーがくわえるトパーズ。しかしそれはあまりに小さく、ニッキーが自然に頭を動かしたことで叶わず、ニッキーの後頭部にぺたりと貼り付いた。
「あ、やっぱりはずれちゃった…」
実際はトパーズかニッキーのどちらかに付けば良いという計画のため、この誤差は想定内なのだが、少しだけしょんぼりする夏朝。
「問題ないのだ。次は真央ちゃん達なのだ!」
「う゛な゛ぁっ」
続いて真央とがおーが表に飛び出し奇襲をかけると、四匹のカラスが宙に羽ばたく。敵の意識が自分とがおーに向いたことを確認した真央は、仲間に振り返る。
「夏朝ちゃん! 今なのだ!」
「はい! 目一杯重くするよ…っ!」
夏朝はろっこん【重く軽く】を発動。ねこシールが貼られたニッキーに、到底抗えぬ重力がかかる。
「カァッ!?」
ニッキーは訳も分からず地面に墜落した。その衝撃で、嘴からトパーズが転がり落ちる。
騒ぎの原因がニッキーのろっこんならば、発動条件である宝石を破壊してしまえばいい――
修が考えたのは、そんな大胆な計画だった。そしてそれは、岩をも砕く修のろっこん【分解】を使えば可能だ。
「インペリアルトパーズでも数万円程度だし砕いても良いだろ」
(数万円……)
(程度……!)
宝石を分解する計画は聞いていたが、何気無く放たれた修の一言に、戦闘中ながら思わず驚いてしまう二人。その価格帯も彼の感覚では手頃な部類のようだ。
修は地に転がったトパーズを見据え、息を止める。そして精神集中をしようとした、その時。
「ぎゃー!? また蜂が来たのだー!?」
「……ッ!」
取り巻きカラスを相手にしていた真央に、別方向から飛んできた蜂が群がり始めたのだ。夏朝は真央の補助を行おうと、殺虫スプレーを両手に一本ずつ携えて駆け出した。
突然の仲間の危機に気を取られ、その僅かな時間で地に転がったトパーズは一匹の手下カラスに回収されてしまう。
「……! しまった……!」
大切な仲間を見過ごせぬ優しさが、彼の判断を一瞬遅らせた。
すると身体の重量で動けずにいるニッキーが、手下カラスが運ぶトパーズを、目だけで追う。
その時。夏朝と真央の脳裏に、金色の閃光が瞬いた。
「えっ…!?」
「ま、またなのだ……」
突如動きをとめてしまった彼女達を見て、修はニッキーのろっこんが再び発動したことを悟る。
「くっ、あの羽が無くなっても、暴走し続けているのか…!」
しばし頭や顔を押さえていた二人だが、やがてスッと顔を上げ、修の前へ駆けてくるとピシッと敬礼ポーズを取った。
「八神君、あなたが僕のご主人様です!」
「なんでもお命じ下さいなのだマイマスター!」
「なっ…!? お、俺か……!?」
目まぐるしく変化する状況に困惑を隠せない修。しかし持ち前の冷静な頭脳は、それに対応して最善手を導くことができた。
最初の標的であったトパーズは、敵のろっこん発動に必要なものだ。その破壊が困難ならば、ろっこん発動者であるニッキーを捕獲すれば良い。
(慌てることはない。やることは同じだ)
跪いて指示を待つ二人に対し、修は優しく語りかける。
「ニッキーを無傷で捕まえたい。協力してくれるか」
その姿はどこか高貴な凛々しさを感じさせ、二人は修の願いに真っ直ぐ頷いた。
動きを封じられているニッキーを守るように、蜂とカラスは警戒態勢を取っている。
「周りのカラスと、蜂の注意を引いてくれ!」
「はい! えっと、えっと…! ……あっ! のるうぇーじゃん・ふぉれすと・にゃんこぉぉぉ!」
修からの指示を受けた夏朝は、まず咄嗟に頭に浮かんだ猫種の名前を全力で叫んだ!
続けて真央も、内に秘めた思いの丈を大声に乗せる!
「クローネのバカー、あほー、まぬけー、お前の母ちゃんでべそなのだー!!」
張り上げられた二人の声に反応し、蜂とカラスは彼女達に襲いかかってきた。
毅然として前線に立つ真央が手に持つのは、コンビニで購入してきたライターと殺虫剤。
「今の真央ちゃん達に近付くと、火傷するのだッ!」
スプレーを噴霧しながらその先にライターの火を近付けると、簡易火炎放射器に早変わり。少々危険も伴うが、敵除けには絶大な効果があった。
「八神君の邪魔は…させない!」
夏朝は真央と背中を合わせ、彼女の死角を殺虫スプレーで補った。
勇敢な二人が時間を稼いでくれている間に、修はニッキーへ飛び掛かって捕獲する。
「ガァ! ガァー!」
「絶対離さない、ぞ…ッ!」
いくら羽ばたいても夏朝のろっこんで身体が持ち上がらないニッキー。修は彼に怪我をさせないよう抱きしめつつ、ニッキーの顔を手で覆う。鳥は、こうすると大人しくなる習性があるのだ。
「大丈夫だ、落ち着いてくれ……」
優しく声をかけ続けていると、やがてニッキーの羽ばたきも強引さが無くなってくる。
しかし、その直後。
「八神君!!」
「危ないのだッ!」
全くの別の方向からの奇襲に気付いた真央と夏朝は、咄嗟に二人掛かりで修を突き飛ばし、突如やってきた黒い鳥の爪から彼を守った。
『だぁれ~? さっき、私のことを悪く言った不届き者はぁ……』
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
黒い羽の宝石泥棒2―忠誠のトパーズ―
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
イルミネート
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月29日
参加申し込みの期限
2015年10月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!